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詰パラ 入選129回 高等学校

詰将棋パラダイス2017年5月号
高等学校 第4番

入選129回
東京都 鈴川優希



誤5 無6
A30 B12 C2
平均2.63

池○俊哉―作者にしては珍しい実戦型だが、合駒の香の頭にブチ込む43飛の感触が素晴らしい。



超短編ではお馴染みの焦点打をアレンジした作。
自然な形から最後の決め手として現れる構成が気に入っている。
75馬が難手というか、解く側としては考えたくない類の手で、合駒の変化は難しい。しかし現実問題、ここしか馬の置き場がないので、仕方ないというところか。

詰パラ2017年9月号雑感

ささっと書きます。

学校……今月は久し振りに3作入選。短大のと大学院のは一押しですのでぜひ解答を。

全国大会レポート……去年は僕が書いたやつですが、今年は3ページも増えて詳細になってますね。こんだけ書くのはめっちゃたいへんなので、お疲れ様です。スタッフ側が書くというのも、舞台裏が聞けていいですね。
ところで来年の全国大会は、関東の若手主体で企画しております。会場も決定してこれから企画を詰めていく段階です。
あと、前夜イベントは来年も実行に前向きな方針です。(会場と講師のめどがつけば、ですが……)

ちえのわ雑文集……冒頭に誤植あります。「詰パラ2    0号に特集として……」と不自然な改行になってしまっていますが、「250号」の誤りです。ゲラを確認した時はちゃんとなってなので、原因はよくわかりません。

順位戦……A級は、まあ予想通り。⑥が2位なんじゃないかと思っていましたが、余詰は残念でした。自作は、会心作なれどやはり順位戦では評価されず。
B級は解説をかなりがんばって書きました。文章量も多いし、各作品にちゃんと分析を加える感じで。(失礼にあたってなければいいですけど)
C級は、⑨があまりにも巧い。看寿賞の有力候補でしょうね。よくこんなまとめが思いつくなと。
でも全体を通して、順位戦の低調感は否めないでしょうか……。

同人室……良くも悪くも作品としては同人室らしい内容ですね。近藤さんの解説は良いと思います。課題のこともあり、今後に期待ですかね。
しかし、次回が限定打2回以上でしたっけ……作品集まるんですかね。

毎月恒例、「今月の注目作!」は、C級⑨、詰工房①②、創棋会②④です。



おまけ
名刺制作のご注文を1件いただいたのでご紹介。

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茶目っ気のあるものに、というコンセプトで、それでいてシックなビンテージ風にデザインさせていただきました。

入選128回 詰パラ 中学校

詰将棋パラダイス2017年5月号
中学校 第4番

入選128回
東京都 鈴川優希



誤5 無0
A46 B48 C4
平均2.42

小籠包―これは易しくて見事。後半は精密機械のよう。



創作の出発点は、2手目香合の変化に出てくる間接両王手の詰上り。これは現段階では作意にするのはご法度なので、変化に隠してみた。
作意は、消極的合駒が銀合となる珍しいパターンで、無難にまとまった。

入選126回 詰パラ デパート

詰将棋パラダイス2017年4月号
デパート 第2番

入選126回
東京都 鈴川優希


誤0 無5 正20

○下誠―25に銀を据えるまでの手順が絶妙。手数表示がなければ10手目で誤りそう。

★2手目33玉の変化では25歩が必要駒になっており、また62角も限定打である。この作者なら当然ともいえるが、正当な逆算が施されている。



収束の両王手からの逆算。10手目35玉といったんよろける手順を発見して、これはいけると直感した。
角を限定打で設置することに並々ならぬ苦労をした。最後まで残る駒なので、非限定なようでは発表できない。
2手目の変化がやたら面倒だが、逆算でほとんど駒数を増やさなかったのでこれくらいは仕方ない。

短編名作選 落穂拾い

今さらですが、『現代詰将棋短編名作選1976-2015』。宣伝しておきます。

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古今詰将棋のベスト・オブ・ベスト400局
現代の一流詰将棋作家40人が、これまで発表された数多の短編詰将棋の中から、特に感銘を受けた作品を1人10局ずつ推薦し、解説を加えたベスト・オブ・ベスト400局。
挑戦するもよし、珠玉の芸術作品として盤に並べて鑑賞するもよし。永久保存版です。
(将棋情報局より引用)

ここで言う「現代の一流詰将棋作家」に僕も入っていまして、10作品を解説しています。
解説よりも選題のほうが骨の折れる作業でした。
過去のいろいろな作品を見て、他の人と推薦が被ったりもして、ようやく選んだという感じです。
今回は、候補に上げてはいたものの、収録することが叶わなかった作品をいくつか紹介します。




めちゃくちゃシンプルな図。
しかし限定合を2回動かす手順は、びっくりするくらい味がよく、好みでした。
序に角2枚を設置して穏やかに始まり、12角成を避けられて「おっ?」となる。その直後にダイナミックな飛の突進、そして締めの13角成と、リズムがすこぶるいい。




収録させるべきか最後まで迷った作品。
大駒4枚の積み崩し。ありふれた狙いのようで、相当に作図は難しい。元の場所に戻って頭金まで、という構成が好みのど真ん中だ。
57同桂成もちゃんと成に限定されているし、よくできている。
81桂さえなければ……というところ。おそらくそのあたりが嫌われたか、順位戦では3位という評価だった。




この作品は完璧な短編だと言わせてほしい。
なぜ初手61角ではいけないのか。そして、2手目歩合には46龍で充分だったのに、なぜ桂合には47龍なのか。
合駒を動かし、打った駒を消し去る収束の爽快さもさることながら、変化の作り込みまで、あまりに巧すぎる。
唯一、完璧ではなかった点……それは5手目45龍からの余詰だった。作者による修正図が最近my cubeにコメントされたが、それもあえなく潰れているようで、いつか完全な修正が施され、この作品が再び脚光を浴びる日が待たれる。




これはおまけ。というのは、発表が1973年なので、今回の短編名作選の収録年から外れてしまっているため。
作品のほうは、これまたコミカルな手順。角2枚を積み、銀を不成で往復させ、そして角2枚を崩せば、初形から歩が消えて1手詰。
本当に40年以上前の作品かと信じがたいものがあるが、小城魚太郎は山本民雄のペンネームだと聞けばなんとなく納得できそうな気もする。



以上4作、紹介して参りました。
僕の好みが出ているところもありますが、どれもこれも、胸を張って名作として推薦できる作品です。
逆に言えば、短編名作選はここにある以上のクオリティの作品が目白押しということで、未入手の方はぜひぜひご購入ください。
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About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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