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第φ回裏短コン 結果稿を更新中です! 出題記事はこちら
⊂(゜Д゜ 2位   castling 10位   tttt41 11位   お尻 23位
大駒である。 18位   大駒です 7位   大駒です☆ 15位   スパイラル 優勝
テーマなき 13位   ビッグ4 4位   ヒューム 6位   ワンオペ 12位
王≠玉 17位   我関せず 15位   偽りの恋 5位   見え見え 20位
出現マジック 3位   サイコロ 25位   灯篭流し 21位   背水の陣 8位
蜂の斑点 24位   飽食 19位   名勢子 9位   命 22位   龍の威光 14位

【ニコニコミュニティ】out of the cube...詰将棋コミュ
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第φ回裏短コン「灯篭流し」

21位
灯篭流し
小林尚樹

点数012345678910
人数34758641420

正解44 誤解0 無解1
得点2.26
人気投票 1位:1人 2位:0人 3位:0人
ベストタイトル投票:8人(首位!)



作者
風情を詰棋にしようとしていた頃。

★昨年に続いての登場、小林さん。いろいろお世話になってます。

★おそらく今回25作中、最も易しい作品。
★開王手で追い詰めていくのは見えていますが、最後だけちょっと変調。これ、どこか途中で横によろけた場合はフラ盤の分岐手順のとおりに早詰となるんですね。
★なお初手97金は94玉で、86金、83玉、75金、72玉で以下81に潜られて失敗。

★タイトルの「灯篭流し」が手順にぴったりマッチしていて、今回のベストタイトル賞に。お見事!
★みなさんやっぱりこういうタイトルが好きなんですね。

有吉弘敏
最初は、金を97に動かしました。

すみしん
難しい作品だらけの中で、この作品には癒されました。ただ、もう少し手順にひねりがあると嬉しいですね。タイトルと手順は最高にマッチしてます!

奥鳥羽生
最後に破調。

EOG
当然最初は7手で詰めた。

梶谷和宏
二艘の小舟が盤上を漂うというイメージですかね。

松尾 裕
楽しい詰将棋。。

kisy
趣深い・・・。

占魚亭
いい……とてもいい。いいとしか言いようがない。

★うっとりされた方続出ですが、厳しめ評もあります。まず第一に、

馬屋原剛
最終手余詰は痛い。

★最後53金、51玉、62飛成の最終手余詰。狙いが濁るという意味で気になるところ。

まつきち
7手詰かと思った…。本作の最終手余詰は痛いのでは?

ほっと
情景が浮かぶ手順。しかし最終手余詰は発生しないように作ってほしい。

園川彼方
変化や紛れを考えてみると奥が深い。欲を言えば3手以上の最終手余詰は消したい所。

園城寺怜
最終手余詰がかなり気になる。駒の移動が一直線でないのも減価事項。

黄楊一輝
不思議な感覚。最終手余詰残念。

後藤 満
狙いは簡明、手順は単調。収束のキズ(?)も気になる

不透明人間
最終手余詰が気になる。

久保紀貴
この手順は今更という感じ。最終手余詰もこの場合は気になる。作者予想は小林さん。

★的中!
★それにしてもこんなに最終手余詰をツッコまれるものなんですね……。寛容派は次のお2人。

金少桂
今回の裏短コンの癒し枠。配置もすっきりだし、こういうくるくるが1作あると非常にほっとする。変化もくるくるで楽しい。
最終手余詰が少し気になるが、配置を汚してまで消すほどではないと思うのでこの図を支持。

ミーナ
静かに流れる灯籠の後を追いかける。最後は、しがらみにかかって回収。ゴミになっちゃうからね。
5枚目の香(飛車)はこの位置が絶対で、どの香と取り替えても余詰みます。最終手余詰は問題ありません。
作者は奥鳥羽生さん。

★飛車の位置が限定(笑)なのはちょっとおもしろいですね。
★しかし、実はそういうのを覆す指摘が。

江市 滋
左に一路寄せて、小駒図式にしてはいけない理由が分からなかった。

★これなんですよね。作者によれば推敲したら盤面駒数が10枚になってしまったので、わざわざ9筋を追加して2枚増やしたとのこと。そこまで無理しなくても……と。

三輪勝昭
最後53玉は52玉にしたいけど、変化を割り切るのが難しいのかな。この作意は3枚の桂配置で上手く変化が割切れている。
作者予想=divD作。あれっ、いない(笑)。
まあ、divD作なら最後53玉は52玉にするはずなので、氏とは予想はしないけど。

★あれ、三輪さん、3枚の桂配置に完全にだまされていらっしゃる 笑。

名無し名人
今回のくるくる枠。意外と作図難易度高そう。6手目の破調をどう見るか…。
作者予想=おかもとさん。「香龍会で最終手余詰をダメ出しされた」とツイートしていたから。

虹色のルモ
金の動きが川の流れのように一瞬揺らぐところが可愛い。

おかもと
できれば最後まで斜めに流したかった。

★破調の捉え方が人それぞれ。

野々村禎彦
玉が後退せず寄れる地点を探す2手延ばしパズル。骨組みだけだが解後感は良い。

まっつぁんこ
何か出るのかと思ったが(笑)

景山英貴
この手順好き。青木裕一さん。

tsumegaeru
印象的な初形。玉の動きと金の動きが、どことなく対称っぽい。

山下誠
灯篭の流れが最後に少々淀むのは残念。

大瀬戸
川面を流れる2つの灯篭が触れ合い、別れていくさまが目に浮かぶようだ。

原田椅子
タイトルはいいけど、手順はそうでもない。

青木裕一
裏短コンというよりくるくる。
不透明人間さんが毎年、これくらいのを作ってくるイメージ。

太刀岡甫
発想は安易かもしれないが、飛車の位置によって手順が完全限定されている点は面白い。

桂花
捨合でも出そうで、出ない。

Pathfinder
金の流れゆくさまはまさに灯篭流しにふさわしい。

河童生
上部に逃げる王。6手目、53王と逃げるのが小賢しい。

齋藤光寿
ひたすら癒された。下の桂馬3枚がいい働きをしてますね。

竹中健一
見た瞬間解ける配置!

オオサキ
変化おもしろい。

前田康熙
狙いがよく分からず。最終3手?

もラン
やや物足りない。

ぶじょー部長
どのタイミングで玉が横にスライドするか。それだけの問題?

hiro
灯籠の金が斜めに動いていく、楽しい手順。呉一郎氏作「セント・ヴィタス・ダンス」(詰将棋パラダイス1990年12月号)を連想しました。最後の方に破調があり、正解の自信はありません。

★呉一郎は「新たなる殺意」でおなじみの片山さんのペンネームのうちのひとつ。
★たまたま当時の詰パラが手元にあったので繙きました。



呉一郎作
「セント・ヴィタス・ダンス」
詰パラ1990年12月

★短編競作展は現在の短コンの前身。23作中4位の成績です。
★いい作品ですねえ……。


第φ回裏短コン「神はサイコロを振らない」

2月末までは連日更新です。(目標)

25位
神はサイコロを振らない
すみしん

点数012345678910
人数510665200001

正解35 誤解8 無解2
得点1.95
人気投票 なし
ベストタイトル投票:2人



作者
1年ぶりになります。「すみしん」と申します。昨年の裏短コンでは盤面10枚で失格となってしまいましたが、今回は盤面12枚ですので大丈夫だと思います。
さて、前回は飛車で行った「打診中合による逃れ」及び「成不成が確定の状態>不確定の状態」を角で実現しました。
できれば71角不成からの手順は歩合のみで逃れるようにしたかったのですが、桂合でも逃れるのが心残りです。
タイトルは、量子の重ね合わせの状態を否定したアインシュタインの名言から引用しました。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

★今回の問題作のうちの1つです。
★ひとまず去年のすみしんさんの作品をご覧ください。→作意なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。

★この狙いを角でやったのが本作。初手71角生に対し、27玉は17角成、38玉、37龍、29玉、39龍迄。15玉は16歩、24玉、35角成迄です。
★そこで35歩合とすれば、同角生は27玉で逃れ、同角成は15玉で打歩詰に誘致できます。
★ここの紛れ、ニコ生では勘違いをしていて失礼しました。「44歩合として同角生なら27玉で、また同角成なら35歩合、同馬、15玉で逃れ」と解説してしまったのですが、35歩合の時37龍、15玉、33馬以下詰んでしまいます。この44歩合、打診モノではよく見かける手なのでこれだろうと思いこんでいましたが、実は44歩合は玉方の自殺であるというオチ。僕だけ勝手に間違えていただけで、お恥ずかしい限りです。

★ともかく初手71角生は35歩合で詰まないので、一転48角成から攻めてみるとあっけなく詰み、これが正解です。
★……が。8手目39合は38龍迄の筋があるので金合限定なことに注意。8人も落ちるとは。

齋藤光寿
初手の紛れが命。最後金合で余詰まないのはちょっとびっくりしました。

黄楊一輝
紛れに打診合が狙いかな? すみしんさんと思います。

金少桂
×71角生(角の成生は観測前には決まっていない)
○48角成(角が成生は最初から確定している)
という題意かな。収束にもう一捻り欲しい。

名無し名人
これはあれですね、作意なんて飾りですってやつですね。最後金合限定なのか、あっぶねぇ(笑)
作者予想=すみしんさん。流石に当たっているでしょう。

虹色のルモ
上から王手したくなるけど合駒で詰まないんですね、初手の紛れが強烈でした。

おかもと
この手の作品は、紛れにどれだけハマったかで評価が変わりそう。

景山英貴
前回の作意なんて飾りです、と似た雰囲気。すみしんさん。

山下誠
二択問題。7一に角を成らなければ大丈夫。

太刀岡甫
サイコロ(打診中合)を紛れに隠し、ド素人みたいな手順で詰ませる新感覚。神の見る世界は意外にも平易ということだろうか。なんにしても、私の常識を超越した作である。

★とまあ、好意的な評はここまで並んだものくらいで、あとはイマイチ評のオンパレードとなってしまいます。いくらなんでもこの作意はないでしょ、ということですね。
★金合限定はしているものの、最後38銀でも18銀でもいいというのもなかなかマイナスが大きい点。
★偽作意モノでは「偽作意よりも作意のほうがもっといい」というパターンが理想、もしくは「偽作意と真作意が表裏一体」という演出が求められます。

★去年の「作意なんて飾り~」を見てみましょう。初手59飛生でも33飛生でも、ゴール地点は同じ45角迄です。この二択のうち、「成る余地を残していて一見有利そうに見える33飛生が詰まない」という不利感こそが、あの作品を価値あるものにしていたわけです。
★しかし「神はサイコロを振らない」は、偽作意と真作意が完全に分裂。偽作意が35合で逃れる、ということに真作意がまったく関係しないんですよね。つまり「単なる逃れ図に詰む筋を付け加えた」に終わってしまっているのです。
★前回作のおもしろい点を作者自身が解釈し間違えてたのではないかな?と思うわけで、そこが主催者としては残念なところでした。

★それでも狙いのある作品を出したいという作者の意図は強く伝わってきたので、これからもぜひこの路線で作っていただきたいと思います。

EOG
71角のミセ手と一応の限定合が狙いだろうが…

梶谷和宏
詰む将棋?

三輪勝昭
これが作意なら詰将棋とは言えないが。
初手71角生から読んだけど、35歩合で詰まない形は直ぐ見えるし。
作者予想=青木裕一作。
理由はいかにもと言う手を紛れにする作品がいくつかあるからなんだけど……。

奥鳥羽生
71角の残像で一瞬37合と思ったが……、1手詰。

kisy
僕は詰キストではないので、いきなり48角成としてしまいました。詰んで、一瞬焦りました(笑)

まつきち
初手71角生の紛れがすべて?それとも余詰?

まっつぁんこ
無言

ほっと
作意順が先に見えてしまい、誤図だと思ったが、いつまで経っても訂正されない。
71角生の紛れが狙いなのだろうが、肝心の作意がこれでは駄目です。

tsumegaeru
初手71角成の紛れが狙い?そうだとしても35歩合で逃れるのは平凡すぎる気がします。

大瀬戸
題意が分からない……

原田椅子
何が面白いのかわかりません。

桂花
最終手余詰はあるし、一目でこちらが見えてしまうと辛い。

★今回71角生よりも48角成のほうが先に指せてしまうのも痛いですよね。15とに紐つけたいですもんね。

Pathfinder
絶連が狙い?

後藤 満
手なりで詰むのはチョット…

不透明人間
詰将棋らしい手が見えない。

青木裕一
タイトルは8手目の合駒が限定されているという意味ですか?

★おぉ……。

竹中健一
狙いもタイトルの意味も不明…

オオサキ
初手71角生ではない、ということ? しかしこの作意では。

前田康熙
初手71角生44歩みたいな感じかと思ったら違いました……。作為の順はあまり気に入らない……。

もラン
71から行くと捨合で不詰が主題?48角成がどうしても詰むようにみえて作意がわからず。

園城寺怜
草生える(草生えない)

ぶじょー部長
特にひねりがないような(間違っってたらごめんなさい

久保紀貴
打診中合で逃れる紛れが狙いとは思うが、流石にこれが作意というのはどうか。狙いに合致したタイトルは凄くよい。作者予想は斎藤さん。

河童生
難しい。アイ君の理論は有名だが、僕には理解が出来ません。

★理系の人にだけわかるタイトル? タイトル単体でのセンスのよさではピカイチだと思います。

小林尚樹
タイトルが意味不明……

占魚亭
素直。何か見落としている?

ミーナ
71角生に打診合とみせて、実は35歩合として、成でも不成でも15玉で逃れ。うっかり44歩合は同角成で詰まされてしまう。味気ない現実(作意)を見下ろす神々のあそび。33桂を不要駒とは言いません。作者はすみしんさん。

★33桂はないと71角生にすぐ15玉で逃れます。つまり紛れを作るための大道棋的配置ですが、これを置くくらいなら構図から見直したいかも。

作者
自作です。昨年同様のテーマで、裏短コンなので変化紛れ(裏)が作意(表)よりも面白い作品を作りました。仕事の関係でおそらくタイムシフト視聴になるのが残念ですが、鈴川さんの解説を楽しみにしています。

★裏短コンの新しい解釈が作者の本当の狙いだった!?

第φ回裏短コン「出現マジック」

ただ今、アリさんマークで引っ越しの真っ最中(のはず)です。下町いいですよね。
※この記事は予約投稿です。

3位
出現マジック
三輪勝昭

点数012345678910
人数000003861167

正解42 誤解0 無解3
得点2.75
人気投票 1位:2人 2位:6人 3位:7人
ベストタイトル投票:0人



作者
狙いはタイトル通り、初形から香筋を止めるために玉方駒53銀を発生させる事です。かなり難易度の高い事をしたつもりです。
角合を売り切れにしているのが不満ですが、角合の方が限定させ易いのですが44同飛成、同玉、34龍、53玉で44角の余詰筋がきつ過ぎます。
この作品のタイトルだと、ワーストタイトル賞は狙えそうにないのが残念です。

★各所でお馴染み三輪さん。もはや紹介不要。

★落ち着いた初形ですが、どこから手を出していいのか迷うところ。例えばちょっとひねって48飛と打ってみても、46歩合とされて継続手が浮かばないというか何をやればいいものやらという感じ。今回の裏短コンの中でも解くのがかなり難しい作品です。
★43飛とこちらから打ってみます。44歩合でさてどうする。ここからの5手1組の手順が見えないと永遠に解けません。26桂が明らかに34に利かせるくらいしか働かないことに注目して、44玉型に34龍までの詰上りを考えると、53を埋める必要があります。そのための54銀~53金の連続尻捨! 53同香となったところで44飛成と食いちぎれば詰んでいます。
★これがわかれば53金を取るために44は銀合に確定。違う迫り方を考えねば……と再び頭を悩ませる羽目になりますが、実は先ほどの手順で最後45飛成という決め手がありました。腹金までの詰上り。

齋藤光寿
筋が見えずに苦労した。作意が閃いた瞬間は詰め将棋をやってて良かったと思いました。

★素晴らしい賛辞。

久保紀貴
8手進んだ局面は初形+53銀。まさに出現マジックだ。それを実現する手順も見事なもので、素晴らしいの一言。作者予想は三輪さん。

馬屋原剛
筋が見えず一番最後に解けた。筋がいい捨駒を連発していたら、マジックのように銀が出現した。うまくできている。

奥鳥羽生
タイトル通り原形から53に香の遮断駒を出現させるマジック。

金少桂
初形と8手目の局面の対比が全て。何度見比べても不思議なものです。

EOG
53金が浮かばず結構苦労した。

松尾 裕
香の効きを止める駒を出現させる。

kisy
「名勢子」と迷ったのですが、三輪さんがこの作を僕にグイグイ勧めるので、三輪さん作だと睨んでいます(笑)
初形に銀が現れるという狙いはわかりやすく、タイトルもピッタリなので好感度up!

★三輪さん……。

江市 滋
手筋ものだが、54銀の一手がなかなか浮ばず、ちょっと時間がかかった。

名無し名人
今回最も解図に時間がかかった。空中から突如銀が現れる離れ技。森田手筋などとは違った手筋物風味の表現が面白い。不動駒が気になるが、7手目34龍を消すのに19角は絶対。銀合に限定するために角を2枚使う必要があるし、結構ギリギリの配置か。作者予想=三輪勝昭さん。ヒントをもらったのでこれだと思うんだけど(笑)

山下誠
合駒で打った銀を逆用する。1九角の存在が曲者。

★初手から85飛!、65歩!、同飛、55銀合!、44金、同玉、34龍、53玉、54金、同銀、33龍、43銀!、54銀、同玉、「55飛」以下の筋や(19角がいれば最後55飛を取れる)、初手から42飛、44金合!、47龍、「46合」、35金!、同歩、34銀、54玉、44飛成、同玉、43金、54玉、55金の筋(19角がいれば46合のところ46角成!)など、ひじょうに際どいところで働いてきます。

ほっと
19角が苦しいが、手順は素晴らしい。

桂花
合駒制限は気になるが、うまく決まっている。

★角合売り切れに対する唯一の不満。作者も気にしているようですが、むしろ19角は巧く置いたなと思います。前述の通り紛れがおもしろいですし、名無し名人さんの仰るとおり手順構成の上で原理的に必要ですからね。

虹色のルモ
なかったはずの5三の地点に銀が現れあら不思議。
5五金と打って詰むではありませんか、マジックのようです。

おかもと
なるほど、53銀が出現するわけですね。

まつきち
8手進むと、忽然と初形に銀が現れる。タイトルは納得。手順も限定打、限定合に金銀の連捨てで、最後に飛車が消えるのも良い。

野々村禎彦
▲45飛成が盲点になり悩んだが、小ぢんまりした手順の割に余詰消し駒が多すぎる。

まっつぁんこ
気が付けば簡単だけど見えなかったので時間がかかった。

景山英貴
現れたのは銀。名無し名人さん。

tsumegaeru
初形から53銀だけが出現する正にマジック。3手目5手目が焦点打になっているのも良い。

大瀬戸
手際鮮やか。

原田椅子
銀を出現させて香道を止めるマジック。

青木裕一
53に玉形の銀が発生すれば腹金で1手詰。
Pathfinderさんと太刀岡さんで迷いましたが、予想は太刀岡さんで。

太刀岡甫
これが一番難しかった。54銀→53金という見たことのない捨て方で合駒を動かし、初手の飛も捨ててしまう見事な手順。鈴川優希さん作と予想。

★こんなの作りたい……。
★ちなみに裏短コンでは僕も全作に評点をつけて計算にも加味していますが、今回唯一10点をつけたのは本作でした。

ミーナ
出現するのはきっと銀だ。もう何度も見たはずなのに、この新しさはどうだ。
近すぎる飛車に53金。ここに打ちますか。19角が影の主役。よく置いたもの。
作者は有吉さん。

Pathfinder
香利きがなければ55金まで。8手かけて銀を発生させる構想も素晴らしいが、初手に打った飛車を捨てて決めるのも見事。

★僕の大好きな手筋です。

河童生
8手指して、表題の意を知りました。見事な手捌き(手順)に喝采、拍手。

黄楊一輝
まさにマジック。全く自信ないけど、一応青木さんと予想してみます。

後藤 満
34龍を含みに退路を封鎖する手順の完成度は高い。何故か初手の飛車は打ちづらい。

不透明人間
ふつう。

すみしん
すばらしい作品と思います。初形と8手目を比較してみると、まさに銀の出現マジック、作品単体でもすばらしいのに、タイトルと作品も綺麗にマッチして正に傑作かと思います。

竹中健一
タイトルを見て意味が分かった…うまくできていますね!

園川彼方
初手が見えず悩まされた。8手目の盤面を初形と比べると53銀が「出現」している。

オオサキ
タイトル以外良い。もっと気の利いたタイトルがあれば更に高評価だった。

★しかしこの直球タイトルのおかげで9割以上の方には狙いが伝わった感があるので、これは成功していると思います。
★凝るとそれだけ伝わりにくくなるという面もあるので……「王≠玉」「偽りの恋人達」しかり……。

前田康熙
これはいい手筋ものだと思いました。

もラン
初形に53銀が現れているのに後で気づく。

園城寺怜
初形と8手目の局面を比べると、53銀が盤上に出現している。微小変化をスマートに表現。

ぶじょー部長
55金を実現するまでの大変な苦労。

占魚亭
銀の出現マジック。鮮やかな手業です。

有吉弘敏
限定打・限定合・54銀の感触など構成はうまい。

作者
10点!自作は評価から除外なので何点でも付けれます(笑)。
玉方駒原形発生で1手詰になるのは、いまだかつてないはず。
作者予想で三輪勝昭作と沢山の人に当ててもらいたいけど、難しいと思う。

★確かに、初形から出現させて1手詰という作品は記憶にないですね。

★普通、合駒発生という狙いでは玉の退路を埋めるというのが目的になることが多いですが、この作品では香筋を止めるという斬新な意味づけで実現に成功。しかも合駒地点と結果的に出現した地点が違うというのがおもしろい。
★ちょっと考えればわかりますが、この「遮る」+「合駒移動」だと、当然合駒を移動させる手が捨駒になるので、創作難易度はかなり高いですね。

★むしろ、これは狙いが後からついてきたんじゃないかと睨んでいるんですけど。

第φ回裏短コン「見え見えですが、何か?」

20位
見え見えですが、何か?
野々村禎彦

点数012345678910
人数05678834110

正解43 誤解0 無解2
得点2.26
人気投票 1位:0人 2位:0人 3位:0人
ベストタイトル投票:1人



作者
馬筋を避ける▲72 龍から入ると詰まず、馬筋に▲82 龍・▲72 龍と捨てれば詰むという見え見えの狙いですが、初手▲32 桂成の紛れが入って変化も割り切れたので、格好は付いたかな?

★最近詰パラでもよくお名前を見かける野々村さん。

★広い形ですが、下段に凝り固まった大駒や香を使わなければ話になりません。12桂成、同玉は順当なところ。
★ここで82龍が香筋を通すためにやってみたい手。同馬で、22銀成から追い上げていく……のは、36とがいるのでうまくいきませんね。54歩などが見張っているので75龍などの活用もなさそうです。
★注目すべきは69角で、これを世に出すためにはむしろ78龍が邪魔なんですね。これを72龍と捨ててしまえば、同馬で、ちょうど馬筋もそれて78角が実現し詰上りとなります。
★狙いとしては3手目先に72龍とする紛れ。これは23玉で、以下馬を取ったりして手は続くものの逃れます。作意の82龍が先なら、23玉には28龍とこちらで取って詰むというわけ。
★狙い部分は、まあ見え見えですがおもしろいところ。しかし前後の作りがちょっと雑に見えてしまうため、評価は上りませんでした。

有吉弘敏
豪快な手順ですが、3手収束なので印象がぼやけてしまいます。

馬屋原剛
角も捨てる構成にして欲しかった。

三輪勝昭
最後23合は有効合だと思う。変長作なら良くて1点。
手順は見え見え大いに結構。工夫のない初手はいらないな。

★作者は32桂成だとそれが邪魔駒になるという紛れを主張していますが、まあ読まないですからねえ。ここは作り手と解答者の認識のズレがあった気がします。

奥鳥羽生
変化は見え見えではない。

金少桂
初形配置の要請通りだが期待通りの豪快極まる手順。それだけに地味な序の2手の必要性にはやや疑問符。

EOG
狙いはシンプル

梶谷和宏
なるほど、28竜の変化を残さなければならないので82竜が先か。

松尾 裕
これも派手だなあ。

kisy
タイトルは嘘かと思ったら、本当にそのまま(笑)でも、こういうの好きです! ベストタイトル!

江市 滋
見え見えが悪い訳ではないが、8手目の非限定とか、作りが粗い気がする

名無し名人
何か?と言われても何とも言えないような。
作者予想=不透明人間さん。見た瞬間ピンときたのだが、当たっている自信はない(笑)

虹色のルモ
竜を二枚捨てて角を働かせる、手順はすっきり分かりやすい作品だと思います。

おかもと
このタイトルにするなら、いっそ3手目から始めたい。

まつきち
見え見えでも龍捨ては豪快(予定調和もまたよし)。収束はややあっけない。

まっつぁんこ
期待通り(?)そんなに見え見えでもなかったとコメント。

ほっと
形、手順とも未整理感がある。これを完成図と考えてほしくない。あと8手目23合は有効だろう。

景山英貴
見えませんでしたが何か?黄楊一輝さん。

tsumegaeru
龍捨て二連続は見事だが、初手と収束が緩みすぎている感がある。

山下誠
一本道だが、双方の大駒の派手な動きは楽しめる。

大瀬戸
確かに見える。

原田椅子
初手と最後の二手が面白くない。

青木裕一
確かに作意は見え見え。
去年の作品と雰囲気が似ているので、すみしんさんが作者と予想します。

太刀岡甫
呼んできた馬にもう一枚の龍を取らせるストーリーが面白い。仕方ないのでしょうが、龍2連捨てが爽快なだけに収束がやや勿体無い。

★龍消去と馬ずらしの意味づけが被っているので僕はちょっともったいないという考えでした。通常なら仕方なく呼んできた駒にもう1枚取られるというストーリーはいいんですけどね。

ミーナ
玉のいのちは風前の灯火。休眠中の角が世に出るまでのストーリー。
派手な応酬をささえると金の存在感は大駒以上。作者は野々村さん。

★的中!

桂花
確かに見え見えではある。

Pathfinder
意外と見え見えではなかったです。

河童生
3手目に72竜に誘われたが、それはダメ。ミエミエでも大技は楽しいよ。

齋藤光寿
見え見えですがうまくできてますね。

黄楊一輝
見え見えですが、良い作品です。

後藤 満
露出度万点。

すみしん
タイトル通り、初形から手順が透けて見えてますね。馬の筋をずらすためだけに、龍を2枚とも捨てる。なんとも豪快な手順ですね。

竹中健一
確かにミエミエだ!w

園川彼方
攻方の78龍は変化では横に動く。

オオサキ
見え見えというか最後ゆるゆるなので、78角までの詰め上がりにした方がよかったと思う。

前田康熙
大がかりな仕掛けですが、他の作品に比べると見劣りする感が。

もラン
タイトル通り。ちょいと変化で悩む程度。

園城寺怜
題名の通り狙いが見え見え(笑)。変化処理がちょっとオシャレ。できれば角も捌きたかった。

ぶじょー部長
見え見えなまぁありがち感。

久保紀貴
3手目から72龍が詰まないのはうまく差別化ができていると思う。作者予想は不透明人間さん。

小林尚樹
見え見えでもないと思うのですが(^^)

占魚亭
見えみえだが、スカッとする。

不透明人間
63歩の意味は? 名無し名人氏作と予想。

★配置の意味は作者に解説していただきましょう。

作者
表短コンとリンクあり。8手目△23合ならば、どちらで取っても△21玉が生じるが、単に△11玉と逃げた場合と同様に▲22銀成
まで1手詰なので無駄合だと思われる。なお、大半の配置は作意を9手に収めるために必要。純粋に長手数余詰を防止するための配置は△63歩・△54歩のうち1枚のみ(残り1枚は△72馬の筋を遮るために必要)。

★うーんまあこのまま事細かに推敲というより全体の構図を変えたほうがいい気がしますけどね。

★表の作品にも注目。パラ3月号を待ちましょう。

第φ回裏短コン「偽りの恋人達」

解答選手権の運営やら引っ越しやらのことで結果稿が進んでおりません……。来週がんばります。

5位
偽りの恋人達
ほっと

点数012345678910
人数000014841564

正解42 誤解0 無解3
得点2.72
人気投票 1位:0人 2位:3人 3位:9人
ベストタイトル投票:2人



作者
「双方が合駒を2手後に動かす」(2~4手目&3~5手目)が狙い。
しかし、2手目・3手目とも単に逆王手で受けているだけの手。そしてこれらの合駒に見える応手は、相手は決して手に入れることができない(=同○○と取れない。「取ると詰まない」ではなく、王手放置になるためそもそも取る手を指せない)。
これでは本物の合とは呼べない、偽りの合(愛)だ、ということでこのタイトル。(Jeff Beck『哀しみの恋人達』の捩り)
作品の欠点を思わせぶりなタイトルによって誤魔化す、という手筋。
良い子は真似しないように。

★「かえるのうたが」でちえのわ雑文集にも登場していただいたほっとさん。使用駒数11枚は今回の裏短コンの最小ですね。

★初手開王手は思いの外続かないので、53馬として様子を見ます。対して44打合は角筋が止まるので35金、17玉、12龍迄です。
★まあ見え見えですが、44角の移動中合が飛びだします。こちらも35金で逆王手を返すのが派手な応酬。
★飛を抜かれたところでちょっと手が止まります。34金かな?と思っても44歩合でどうしようもない……。
★ここは36金~35馬が一気に収束に導く好手順で、最後はすべての駒が働いての詰上りとなります。こんなにスッキリ決まるのは嬉しいですね。

★作者の真の狙いは上にあるとおりなのですが、これに気づいた人は実質なし……。しかしそれがなくても、「なんかいい」という評が並び、5位はお見事。

有吉弘敏
計算された攻防、無駄の無い配置。

馬屋原剛
とてもきれいな作品。表短コン向き。

三輪勝昭
簡単だけど虚々実々の応酬の好手順。
作者予想=馬屋原 剛作。
理由は去年の作品のタイトルの付け方が似てるから。Pathfinderさんの短編のイメージがないけど、Twitterでタイトルに悩んだようなのでこれを予想してみるか。

奥鳥羽生
いったん53に馬を据えてから。

金少桂
愛なんて信用できないものですね。やはり愛は享受するものではなく、与えるものです。
詰め上がりの36玉は、そのことをよくよくわかっていると思います。

EOG
易しいが上手い組み立て

梶谷和宏
36金がいいですね。これは巧作です。

松尾 裕
派手だなあ。

kisy
ドンドン捌いていく感じが楽しかったです!

江市 滋
シンプルな構造だが、ストーリーが出来ているところがいい。

名無し名人
開き王手に釣られてこの初手は最後に考えた。作意は軽くていい感じ。綺麗に出来ている。
作者予想=齋藤光寿さん。タイトルが前回の『悲しげな駒たち』と似ているから。ただ『たち』がひらがなと漢字の違いがあるのが引っかかる。わからん。

★この予想は納得でした。ほっとさんとはなかなか思わないですよね。

虹色のルモ
駒がどんどん交差して、近付いては離れる、最後の角と竜のカップル成立でめでたしめでたし?

おかもと
丁々発止の攻防。きれいにさばけて気持ちがいい。

まつきち
86馬、33角、46金がそれぞれ二段活用されるのが好印象。洗練された好作。

★二段活用というのが全体を好印象にしている要因かも。

野々村禎彦
逆王手の応酬に続けて、香筋の表裏に連続捨駒。詰め上がりも意外性があり、作意手順は文句なしだが、他に有力な紛れがないのですぐ見えてしまうところが惜しまれる。

まっつぁんこ
ややこしい双玉作が多かったがこれは簡単だった。なぜかはわからない。

景山英貴
恋人の組合せが分からん。オオサキさん。

tsumegaeru
ダイナミックな手順。

山下誠
逆王手、空王手、両王手と多彩な手順を経て、隠れていた龍が最後に働く。

大瀬戸
一番捌けていると思う。

原田椅子
ちょっと外してくるところがいいねえ。美しいねえ。

青木裕一
逆王手のスリルが最後まで続く作品。
内容とタイトルの感じから馬屋原さんが作者だと予想します。

太刀岡甫
2重に塞がれた角筋がすっと通るのが壮観。全ての手が捨て駒なのが良い。

ミーナ
野球のバッテリーではキャッチャーを女房役という。詰棋の世界でふたつのバッテリーを掛け持ちする、偽りの恋人はやはり金だったか。作者は青木さん。

★巧い。

桂花
危なっかしく決まっていて、スリル満点。

Pathfinder
一連の攻防が面白かったです。

河童生
遠くから鉄砲。攻防の妙、双方の王手のやり取りに酔いました。

齋藤光寿
少しずらしていくような手順。最後はピタリと決まる。

黄楊一輝
細部まで巧く出来ていますね。小林さんと予想してみます。

後藤 満
逆王手の応酬に両王手…。虚々実々の駆引きはまるで恋模様?

不透明人間
詰め上がりがスマート。園川彼方氏作と予想。

すみしん
55金、17玉、16飛、同玉、12龍、26玉、59馬、36玉、37馬までピッタリ9手
と思っていたら誤解してました。
2枚大駒を捨てての詰上がりは私も好きな手順です。ただ、タイトルの意味がちょっと分からなかったです。

★それで1作、ものにするという……。

竹中健一
分かりやすい狙いだけど、うまく纏まっている気がしました!

園川彼方
あえて逆王手をかけさせる。

オオサキ
綺麗にできているけどタイトルが謎。角が戻ったらもっとよかったかな。むりかな

前田康熙
スッキリ解けてよかったです。

もラン
いかにもすべての駒がそれぞれ絡みそうな形。無駄がなく11枚あるとは思えないスッキリ感がある。

園城寺怜
何度も並べたくなるような気品のある手順。ごちそうさまでした。

ぶじょー部長
両王手をめぐるギリギリの戦い。

久保紀貴
最小限の配置に面白く綺麗な手順。非の打ちどころがない。作者予想は鈴川さん。

占魚亭
35金のタイミングが肝。手の流れがよくて好みです。

★オール好評でしたね。

★唯一の心残りは、

作者
タイトルが捻りすぎだったためか、狙いが非常に伝わりにくくなってしまったようで反省。

★やっぱりこれか……。
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。東京で学生してます。2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回)。半期賞4回。詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。来夏完成予定です。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答頂き感謝です。順位発表はニコ生で行いました。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰が25作も集まりました。現在、順次結果稿を作成中です。

たのしく、うつくしく。
僕が理想とする、「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いです。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。

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