詰パラ2019年9月号雑感

ブログに詰パラ雑感を書くのは久しぶりです。
今月号では注目したい作品が多く、1つの記事にするだけのネタがあるなと思ったので。


・大学
自作が入選。私には珍しい簡素形です。こんなのじゃボツになるかもと思って投稿したのですが、ありがたいことに採用してもらえました。解くのは骨が折れるので、腕自慢の方はよろしくお願いします。

・アマ連握り詰
武島作はなんでこんなことが握り詰でできるんだと驚いてしまう作品。馬屋原作はセンスが光る作で、全国大会の会場でこの2作を見て感心していました。

・ちえのわ
太刀岡さんには担当者なら書けるよねと押し付けたような形になってしまいましたが、お願いしてよかったと思いました。
現在、年内は枠が埋まっていますが、それ以降は未定ですのでネタのある方はぜひご連絡ください。

・A級順位戦結果稿
ギリギリのところで降級を回避しました。私としてはかなりよくできた部類だったのですが、やはりこういうものは順位戦では伸びにくいようです。作品の詳細は別記事で。

有吉作。角の最遠移動は去年の看寿賞候補にもなった同氏の中学校の作品が記憶に新しく、いろいろ試した中でこの作品も派生したということでしょう。本作は最遠移動の後にこんなにも捨駒が入るのかという驚きがあって、構成も完璧。よくある表現を使わせてもらうなら、このタイプの最遠移動の決定版といった印象で、今年の看寿賞も有力ではないでしょうか。

・B級順位戦結果稿
解説を担当しました。分かりやすい解説ができたと思って悦に入っているのですが、書きそびれたこともあるのでこの場で補足を。

武作。2手目14桂合は作者自認の変同、と書きましたが、実際のところ作者は「変化中25桂合の逆王手は無駄合グレーゾーンだと思っているが、もし有効合だったとしたら変同でこれはしょうがない」、という判断で投稿されていました。私としては、どこにも無駄合と主張できる要素がないと思いましたので、スペースの都合で深入りすることなく変同という扱いにさせてもらいました。
変同のせいで混乱した解答者が多く、バツにするのは忍びないなあと思う解答もあったのですが、点数をシビアに競う順位戦の場ということで、作意と変同解、変同余詰解以外は誤解と判定しています。

則内作。「初手も最終手も44龍のおまけつき」と解説には書きましたが、投稿用紙に記載はなく作者が意図していたのかどうかは不明です。でも私はこのような形式的なところに詰将棋としての価値を見出すタイプなので、解説で必ず触れておきたいと思ったポイントです。

芹田作と馬屋原作は評点がまったくの同点でしたが、昨年の順位の差で馬屋原さんが昇級。ちなみに、昨年のC級順位戦も私が解説したのですが、ここでもまったくの同点が出て、今回のB級坂田氏が昇級しています。

小林作。解説で引き合いに出した4月号高16石川作は次の通り。
せっかくなので、今回の小林作も並べておきます。




この2作をよく見比べていただきたいと思います。
小林作(下)は収束で飛車が消えないことが不満だと解説に書きましたが、先行の石川作は最遠移動で行って帰ってきた角を収束に消していることが大きな違いです。
また、石川作は「作意中で歩を打たない」ことも見逃してはいけません。

「持駒に歩がない状態での打歩関連手筋」は打歩詰作品の一大テーマだと私は考えていて、
(1)打歩詰になるという未来が見えていない段階での攻防なので、意外性・深みが増す。
のはもちろん、
(2)歩を打つ手およびその前後の緩みを変化に隠すことができ、作意手順を濃密にできる。
という利点があります。
特に(2)の利点は短編においては重要で、第n回裏短コンで優勝した「欺きの一角獣」が好例ですし、今回のB級順位戦でも則内作がそれにあてはまります。
石川作と小林作を比べてみても、歩と桂を単に打って収束する小林作に対し、石川作は歩を打つ手を省略することによって同じ13手という中で捨合、角捨、移動合を詰め込むことに成功しています。

では、小林作が優れているところはどこか?と考えますと、やはり配置の良さが挙げられるでしょう。
使用駒数で比較するとほとんど違いはありませんが、小林作は6×6に収まっている状況から最遠移動が出るというところがミソで、舞台装置が優秀といえます。このあたりの作図感覚は、数々の名作短編を生み出してきた小林氏ならではといったところ。
4月号で出題された石川作を解いて、これは飛にしたらおもしろいのではと考え、ひと月で作って即座に投稿。そんな小林氏の瞬発力を見習いたいです。

・C級順位戦
まず柳澤作がすごい。打ち捨てで馬をこの軌跡で3/4回転させるものは図巧75番や詰パラ2015年2月中学校の三輪作くらいしか前例がなかったはずで、私も作ってみようとして挫折したくらいには難しい条件です。今回の柳澤作は最後の馬捨てが素晴らしい。実現させただけで拍手喝采の手順です。
配置が嫌われて降級してしまいましたが、私としてはこの手順をやるならこれくらいの配置は必要だろうなと思ってしまいます。

天内作。これはいい逆算で、金合を出せたのが素晴らしい。31銀さえなければ。

三輪作。最遠移動からこんな収束につながるなんて。逆算で作っているのでしょうが、よくこんな初手が入ると思ったものです。

・同人室
三輪作。


作者コメントによれば、「取歩駒を発生させてそれを捨てさせて持駒にするのが構想」とのこと。「この構想は初めてとは思いませんが見た事はありません」ともありますが、これはついこの前武島さんが発表したばかり。


さすが武島さんという感じで、最低限の配置で狙いだけをスマートに表現しています。
あんなに駒を置いてやっと成立させた三輪さんの感想を聞いてみたいのである。笑

おそらく三輪さんは作者コメントにもある通り、構想よりも演出にこだわって仕上げたのだと思われますが、同じ構想で演出がもっとおもしろい作品もすでにあります。


攻方が森田手筋を目論んだところ移動合で取歩駒に逃げられるところまでは同じ。本作はその後もう一度森田手筋をやって、龍のアンピン(55龍捨)で森田手筋が成就するというストーリー。さすが本職の構想作家は違いますね。三輪作・武島作と違って移動合した角を取らずに構想に再利用するところが巧いです。

ところで、武島作と井上・久保作は詰パラの同じ号のデパートで同時に発表されています。担当者は「新構想(恐らく)ゆえ、発表順で不利にならないよう同時選題とした」とのこと。
この2作は『この詰将棋がすごい!2019』でも紹介されていて、久保さんの解説が読めるのでぜひご覧ください。
その久保さんは、今回の三輪作に対して「森田手筋に対して取歩駒を逃す移動合で受ける構想を歩がない局面で実現したのが主張点でしょうか」と結果稿でコメントしていて、確かにこれは武島作や井上・久保作には見られないポイント。先ほど私が小林作・石川作のところでも考察したように、持駒に歩がない状態で打歩をめぐる攻防をすることにはそれなりの価値があると思っています。
しかし、2つの価値
(1)打歩詰になるという未来が見えていない段階での攻防なので、意外性・深みが増す。
(2)歩を打つ手およびその前後の緩みを変化に隠すことができ、作意手順を濃密にできる。
に対して、三輪作は結局作意で歩を入手して打つことになるので、主張できるのは(1)だけでしょうか。
もっとも、作者コメントでは「歩がない状態で」ということに関してそもそも触れられていないため、三輪さんよりも久保さんのほうが作品を正確に分析できているような気がするのである。笑

金子作。これはブルータス手筋が構想というよりも、バッテリーのフロントピースの位置を変える構想と考えたほうがよさそう。今までありそうでなかったアイディアで、今後どんどんおもしろい作品が出てくるのではないかと思います。本作は馬が邪魔駒という意外性の演出が巧く、ぜひとも記憶にとどめたい作品。

鈴川作。心理的な難しさがあって無解者が多かったですが、解けた方には狙いが伝わったようで何よりです。また別記事で。

ところで話は変わりますが、私は結果稿に自分の作者コメントをできるだけ載せてほしくないというのが本音です。今月は順位戦でも同人室でも私のコメントが長々と載ってしまっていますが……。
私が投稿用紙にコメントを書いているのは、自作を採用してくださいと担当者にアピールするためというのが一点、そして作品の狙いを担当者に正しく伝えるためというのがもう一点です。
担当者に向けて書いたメッセージのはずなのにそれを誌上で長々と公開されてしまうと、作者が自分の作品について求められてもいないのにペラペラと饒舌をふるっているようで、私としては非常に気恥ずかしいのです。
作品の狙いを正しく理解した上で、それを読者に対して客観的に伝えて批評をするのが担当者の役割だと思っています。そのため私が結果稿を書く側に回った際は、できるだけ作者コメントの引用を避けて自分の言葉で解説しているつもりです。
もちろん解説のやり方は人それぞれ、自由なのですが、自作に対して自分があれこれ語っている結果稿を読んでも作者はちっともおもしろくないのです……。
そんなに嫌ならあらかじめ投稿用紙に引用するなと書いておけばいいじゃないか、と言われるかと思います。一時期そういう但し書きをしていたこともあったのですが、それはそれで採用されることを前提にした傲慢な態度である気がしてやめてしまいました。せっかく自作を解説してくれる方に対して、こちらから事前に解説の仕方に注文を付けるというのは、なんだか気が引けるのです。
身勝手な悩みだとは思いますが、どうするのがベストなのでしょうか……。

話を同人室に戻して、海老原作。


解説では禁じられた遊び手筋だと書かれているので、このブログの禁じられた遊び手筋リストにまた新たな作品が加わった……かと思ったのですが、本作、本当に禁じられた遊び手筋ですか?
まず短評にある「『禁じられた遊び』テーマとするため59角~39飛で焦点を8段目に持ってゆく」という解釈は誤りで、59角はただ単に攻方飛の縦の王手を遮らないため(かつ、77に活用できる)、という意味付けだと思います。作意手順中の48桂成も、焦点へ中合して角の利きをブロックするのが目的ではなく、単に飛車を近づけるためのものです。
また解説には「10手目単に46桂合だと45歩、34玉、39飛に対し38桂と打てないので銀を合駒せざるを得ず詰む。そこで48桂成~46桂合として45歩なら34玉のとき38飛を取ってしまうわけだ」とありますが、10手目46桂合の変化で38桂合が打てないのは八段目だからという以前に桂馬が売り切れだからです。
百歩譲って、桂馬を玉方がもう1枚持っていたとしたら確かに八段目のおかげで打てなくなるのですが、それはただ単純に「変化の一つで八段目桂合禁止のため詰むようになっている」だけであって、桂合の可否を巡って攻方・玉方が何か策を講じるわけではないので、禁じられた遊び手筋とは言えないような気がします。(直接の38桂合がダメなので46桂合から38桂成の移動合で八段目桂合を可能にする、などといったストーリーなら禁じられた遊び手筋に間違いないのですが)
もっとも、作者は何か一つの構想を狙って作っているわけではなさそうなので、禁じられた遊び手筋になっていないからといって本作の価値が落ちるとは思いません。ただ、作品に対する誤った理解は避けるべきだという話でした。

・創棋会作品展
谷本作。これがおもしろいです。最初と金を27に誘導するために、わざわざ角1枚捨てて26→27と迂回させるのが不思議な手順です。先月号の久保作「モーメンと」と並んで、好みど真ん中。

・表紙(結果稿)
ここ数年の表紙で一番好きです。額に入れて飾っておきたいような美しさ。


……以上です。思いついたことを片っ端から書いていたら、かつてないくらい長くなってしまいました。読みにくい部分もありますが、雑感ということでお許しください。

詰パラ2017年10月号雑感

お久しぶりです。とりあえずブログ更新を。

学校……今月の入選は短大1作。これはおすすめですのでぜひ解いてみてください。短大は他にもおもしろそうな作品が揃っていますね。

完全版看寿賞作品集……僕も1冊入手しました。そこらへんの辞書より厚い。柳田さん1人で書いたというのがほんとにすごいと思わされる書籍です。

半期賞……どれも妥当な受賞ですかね。高23はこれぞ武島流という感じで素晴らしい作品だと思います。

ちえのわ雑文集……会合紹介編です。45周年とのことで創棋会。ほかの会合のPRもぜひぜひ。それ以外にもぜひ原稿お寄せください。(常に書き手不足なので……)

今月の一押しは、中5、詰備会3、うまとり5、デパ2。まあそれ以外にも若手の勢いがすごいですね。完全に世代交代……。
僕は最近は若手じゃなくなっている感じです。ここ3、4か月は1作も作ってないですし。

宣伝。
このブログで2年続けて開催していた裏短コンですが、今年はほっとさんのブログ「詰将棋考察ノート」でやっていただくことになりました。
僕も参加しますので皆さんもぜひ。

詰パラ2017年9月号雑感

ささっと書きます。

学校……今月は久し振りに3作入選。短大のと大学院のは一押しですのでぜひ解答を。

全国大会レポート……去年は僕が書いたやつですが、今年は3ページも増えて詳細になってますね。こんだけ書くのはめっちゃたいへんなので、お疲れ様です。スタッフ側が書くというのも、舞台裏が聞けていいですね。
ところで来年の全国大会は、関東の若手主体で企画しております。会場も決定してこれから企画を詰めていく段階です。
あと、前夜イベントは来年も実行に前向きな方針です。(会場と講師のめどがつけば、ですが……)

ちえのわ雑文集……冒頭に誤植あります。「詰パラ2    0号に特集として……」と不自然な改行になってしまっていますが、「250号」の誤りです。ゲラを確認した時はちゃんとなってなので、原因はよくわかりません。

順位戦……A級は、まあ予想通り。⑥が2位なんじゃないかと思っていましたが、余詰は残念でした。自作は、会心作なれどやはり順位戦では評価されず。
B級は解説をかなりがんばって書きました。文章量も多いし、各作品にちゃんと分析を加える感じで。(失礼にあたってなければいいですけど)
C級は、⑨があまりにも巧い。看寿賞の有力候補でしょうね。よくこんなまとめが思いつくなと。
でも全体を通して、順位戦の低調感は否めないでしょうか……。

同人室……良くも悪くも作品としては同人室らしい内容ですね。近藤さんの解説は良いと思います。課題のこともあり、今後に期待ですかね。
しかし、次回が限定打2回以上でしたっけ……作品集まるんですかね。

毎月恒例、「今月の注目作!」は、C級⑨、詰工房①②、創棋会②④です。



おまけ
名刺制作のご注文を1件いただいたのでご紹介。

yasuda_mockuped_sample.jpg

茶目っ気のあるものに、というコンセプトで、それでいてシックなビンテージ風にデザインさせていただきました。

詰パラ2017年7月号雑感

ブログを1か月も放置してしまったのは初めてです。
トップに広告が表示されてしまい見栄えが悪いので、更新しておきます。

詰パラ7月号の雑感ですが、とりあえずやっぱり看寿賞ですね。
受賞された皆さんおめでとうございます。若手がほとんどを占有することになりました。
今年は、大きな波乱(?)もなく、受賞すべくして受賞した、というラインナップだったように思います。

短編の上谷作。作者ブログのリンクも貼っておきます。→フェアリー時々詰将棋
初めて作品を見た時は、久し振りにきりりと締まった好短編が現れたな、と思ったものでした。文句なしに今年のトップ短編でしょう。
武島作は高水準の平常運転ということで、頭一つ抜け出た作品があった、という印象は今年はありませんでした。9月号高校17手は以前も書きましたが大好きです。
あとは、このブログの裏短コンから、「スパイラル」に何票か入ったことは嬉しかったですね。→結果稿
僕としては、看寿賞としてはやっぱり角生非限定が気になる&もう一押し欲しい、ということで積極的には推せないと思っていたので、これが次点であることに異論はまったくないですが、選考討議の中で、ネット発表であることが受賞を逃した一因であるように書かれているのには些か不満を感じました。
というのも、裏短コンは通常のネット発表どころか、詰パラ本誌よりも魅力ある発表場所だと自負していますので(権威はないですがね)。
ただ、やっぱり自信作は詰パラに出すという風潮は今後も続いていくでしょうね。例えばスマホ詰パラに好作が出たとしても、それは作者が「褒められた作ではない」と感じての投稿である可能性は高そうです。
そうなると、やっぱり看寿賞は作者にとっての自信作を選びたい、という考えにも一理ある気はします。

それでも世の中には「詰パラには見限りをつけた」と言って大作をネットで発表するようになり、そして実際ネットから看寿賞を獲ってしまった方もいるのでまた悩ましいものです 笑。

中編賞にも異論はありません。相馬作は衝撃的な作品でこれが受賞しないことには……な内容でしたし、山路作も奇跡的な手順です。
もう一歩のところで受賞を逃したのは小林作と梶下作でしたか。発表するタイミングによっては受賞もありえた、という内容だったと思います。
なお、鈴川の選ぶ2016年中編ベストは9月号大学のかめぞうさんです。仕方ないとは言え、半期賞を逃した上に、看寿賞でも一言も触れられないのはさすがに寂しかったです。

長編は、なんといっても馬屋原さんの受賞が嬉しい。「手裏剣」、これこそ究極の知恵の輪の姿です。
馬屋原さんといえば、看寿賞や握り詰や短コンで次点になることが多く、作家としての能力に相応する評価がなされていない印象をずっと抱いていました。
詰パラ2016年5月号で僕がたま研結果稿を書いた時に、馬屋原さんを「看寿賞に最も近い作家」としていますが、その予想が最速で当たりましたね。
あと、久保さんの「LCM」は受賞確実だと思っていたので、特に今コメントすることはないですかね。
2016年の全国大会で、久保さんが一本締めの音頭(たぶん)の時に、「来年は「位置エネルギー」だけの作家じゃなくなってると期待してください」などと喋っていたのを覚えています。これもある意味メタ発言となりました。

さて、看寿賞について書いてきましたが、意外に言いたいことってあるものなんですね 笑。
それ以外の詰パラ雑感を書こうと思っていましたが、実は今月、あんまり触れるような内容がないです。
いつもの、「今月の結果稿お気に入り!」は次の通り。短評形式で。

小20 この詰上りは見飽きたと言いたいところだが、飛の振り子運動を表現できるとは! 構想力と作図力に感嘆。
高20 あまりにきれいすぎる収束だが初めて見た気がする。逆算も適切。

あれ、意外に少ない。
他は、大11がおもしろい構想だと思いました。春霞賞有力候補?

さて、全国大会が4日後ですね。

詰パラ2017年6月号雑感

詰パラ6月号をざっくりと。

表紙……初めて詰パラを手に取った人がこの「表紙の言葉」を読んでどう思うんだろう……嗚呼……。

保育園・幼稚園……久し振りに解いてみたのですがなかなか時間かかりました。解図力の衰え……(もともと低い)。

A級順位戦……優勝はできないと思いますが、自信作での参戦です。ぜひ作者当てを 笑。

同人室……この課題、北村さんの提案だったんですね。納得。在庫から出してきたものですが、悪くはないと思うので。

詰工房作品展……詰工房で課題創作!という、前代未聞(ウソ)の作品展です。ちょうど発表先に困っていた作を出しました。まあ「攻方が歩を打たない打歩詰手筋」と来たら、「そもそも盤面に歩がない」作を出してみたくなります。

門脇賞……Twitterなどでは賛否両論の声を聞きますが、僕は大いに賛成派。詰将棋界に貢献した人、が対象となる賞なので、何らおかしくないはずです。
ところで藤井四段といえば、つい先日の20連勝目の棋譜がすごかったのを思い出します。あそこまで白熱した終盤はなかなか見当たりません。

ちえのわ雑文集……去年もちえのわは解答選手権参加記を載せました。毎年恒例にしていきたいですね。
それと、毎度のことながら原稿募集中です。

会合案内……「たま研」の案内は間違いですね。今年は柿木義一さんが講義をされるそうですよ!

結果稿……今月の好み!は、たま研①、創棋会⑤、それとデパート全作です。ちえのわ特集はやっぱり最高ですね。その中でもデパ③はほんとうに巧みだと思いました。

詰パラ2017年5月号雑感

半月もブログを放置していたことに気づいてしまいました……。

詰パラ5月号は珍しく早く届きましたね。
今月はそんなに書くことがないのですが、ホットなうちに書かないとますますブログを放置してしまうので……。

ヤン詰解答……課題回に投稿したはずが不採用だったのでボツなのかなと思っていたら、拾ってもらえました。
でもヤン詰って今更僕がたくさん投稿すべきコーナーでない気もしているので、これからは"ヤング"に譲っていく方針で。

中学校……自作はめちゃ簡単なのでお気軽にどうぞ。

高校……自作はちょっと難しめです。というか今月の高校難しそうですね。

短大……斎藤仁士さんは大好きな作家の一人。

ちえのわ雑文集……バックナンバーを取り出してお楽しみください。

全国大会案内……先月のちえのわで、「大駒が22年連続で少なくとも1枚含まれる確率は0.02%、だから調整がなされているに違いない」という「馬屋原率」がありましたが、今回握った人はしっかりちえのわを読んでくださっていたんでしょうね 笑。
在庫に小駒図式はないので投稿はできません。
あと、全国大会前日イベントでは、僕が3人の講師のうち1人として依頼を受けていますので、お楽しみに。

選手権レポート……スタッフ視点でのレポートってありましたっけ? これはこれでおもしろいですね。
次回のちえのわは選手のレポートが載る予定です。まだ原稿きてないんですけどね。

入選回数ランキング……今年も年20作ペースを維持できたらいいですね。
なお、最近創作ペースがガタ落ちだったんですが(それこそ数か月作らなかったり)、でもたまに手がけたものがなかなかいい作品になってくれるので、「量から質」への転換が行われているようです。
まあ、発表するのはほとんど昔の在庫から混ぜて出しているので、表面的には見えませんけどね 笑。

結果稿……いつもなら気に入った作品をここでいっぱい挙げるのですが、今月、低調……。これといった作がない……。

デパート……プロ棋士特集、よく集まりましたね。藤井作が解けないんですが……。

詰パラ2017年4月号雑感

だいがくさんねんせいになりました。

表紙……話題のカロリーナさんですね。久し振りにすぐわかりました 笑。作品のほうも久し振りに暗算でさくっと解けて気分よかったです。

ヤン詰解答……①と③は詰上りに関係ない大駒が残るので否定的評価。原田さんの中合モノは好きなんですが、よく大駒残しちゃってるのが……。一方②と④はきれいな印象。特に②は好作だと思うんですが、評価伸びないんですね。ちなみに短評で指摘されてる改案は僕はナシだと思います。
まあ、ほぼ同一作ありということで来月あたりで入選取消になっちゃうとは思いますが……。→someone like you

半期賞……小学校と高校で同時受賞しました。なんだかんだ最近続いてますね。来季もなにかで受賞できないかな……。(投稿してないのでムリですな)
名無しさんの高校受賞コメントは精読の価値あり。
大学でかめぞうさんの5桂合5桂捨が受賞しなかったことと、馬屋原さんの手裏剣が外されたことは残念でなりません。僕としてはこの2作が2016年中編長編ベストな気がしています。

名局ライブラリー……谷口作は大好きな作品。僕が詰パラを購読しだして間もない頃、リアルタイムで結果稿を読んで従来の詰将棋観が変わるレベルで感動しました。短編名作選にも推しましたが、既に違う方に取られてしまってました 笑。

ちえのわ……「必ず大駒が含まれる確率」のくだりは、実際に馬屋原さんが計算したExcel表を見せられてびっくりしました 笑。高校数学で楽しいですね。

小学校解答……小4はすぐ解けたので変化処理いいなあという感想だったのですが、小5、見事に誤解 笑。暗算では67龍が見えず。

短大解答……自作はちょっと難しかったか……。
短2、短4、短5、どれもいいですね~。

大学解答……大3が作者の過去作の修正図だったことはsomeone like youにある通りですが、修正図の投稿がNGなことって周知されてないんじゃないでしょうか。パラの表紙見返しにある投稿規定にも書いてないですし。
以前ちえのわで三輪さんが「修正室(仮)」を推していましたが、ちゃんと需要はあるように思います。

大学院……ローレライ。超好みです。解けばよかった……。こんなことができるとは。
ちなみに、この作品の趣向の先行例、みなさんご存知ですか? someone like youには載ってないですよ 笑。 僕の独自調査です。見比べてみましょう。





馬の軌跡や双玉配置、香配置など同じですね。
石川英樹氏が三角さんの作品を知っていたかどうかはわかりませんが、もし知っていたとしても2往復からハガシを含む4往復以上に昇華させてしまうあたり、すごいですね~。
石川氏、僕の不勉強によりよく存じ上げない方なのですが、1980年代くらいから作品を発表されているようですね。最近では大学半期賞の「トーチカ」が記憶に新しく、無仕掛など好まれているようで独自の路線ですね。

デパート……今月の入選はこれだけ。⑤の引き立て役ですのでさっくり解いちゃってください。


今月の雑感、長めでした。

詰パラ2016年12月号雑感

裏短コンのニコ生は12/17(土)21:00~の予定です。お楽しみに!
点数集計は今週中にぼちぼちやっていくので、解答まだの方、お早めにどうぞ。(数題だけの解答も歓迎です)

さて詰パラ12月号の雑感です。先月のはまるっきりすっぽかしてしまったので、今月は早めに書いておきます。

表紙……上田吉一・若島正・北村憲一ほどの大物作家になると条件を満たさずとも表紙に載る。作品としては……???

短編コンクール……まだ1作も解いていませんが(厳密には何作か知っていますが)、さて質のほどは? 僕は今年は一応シード権狙いなんですがどうなるでしょうね?

風景……69番で語られている意図はわかりますが、78番。61飛が歩でも構わない……? 変化別詰……? ただの余詰防ぎにしか見えないですが、何を言おうとしているのでしょう。

高校解答……高14、ちょっと見たことない収束。高15、一切の無駄がなくできていて額に入れておきたいですね。

大学解答……大8、いろんなところで触れていますが今年ベストだと思った作品。どうやったらこんなのが作れるんでしょうね。看寿賞にイチオシ。

握り詰解答……優秀作、これも奇しくも桂合5回で奇跡的な作品。もし握り詰の枠を外したらこれ以上の収束があるのかどうかが気になるところです。これも桂をすべて捨てられたら看寿賞級でしょう。解答強豪で丁寧な短評が印象に残っている作者ですが、これから作るほうにも期待。

デパート……コンセプトがいつもおもしろい。1月号の特集も乞うご期待(なぜか僕が言う)。

ところで、先週末の金曜、久保さんと馬屋原さんに焼肉をご馳走になりました。
焼肉であっても将棋盤が出てくるのがいいですね。

詰パラ2016年10月号雑感

大学始まって微妙に忙しい日々です。会合になかなか行けないのがもどかしい……。

ところで10月号の雑感をまだ書いていなかったので今更ですが。

ヤン詰結果稿……意外に格言が伝わっているのがすごい。「馬はスイッチバックさせよ」は笑えますが。

出題……今月の出題作品の中で知っているのは大学のうちの2作。片方は僕が以前の全国大会で酷評したんですが、うまく改作できたようです。
自作の入選はなし。もしかしてかなり久し振りの事態かもしれません。

半期賞……今期の半期賞で好きな作品は小学校の上谷作と中学校の武島作。どちらも描きたいことを無理せずに描ききっている印象です。
自作の受賞は本当に予想外でしたが、まあ幸運。

ちえのわ……ご意見求むと書いてありますが、まだだれからも意見が来ません 笑。

酒井桂史解題……しまった、こういう題材をちえのわに出してもらうんだった 笑。

保育園結果稿……保5、好作です。実際解くのに時間かかりました。

中学校結果稿……いつもどおり正算からの再構成逆算で作っています。いろんな意味で水準的な鈴川作?

短大結果稿……三輪作、易しくてこれは嬉しい。山路作、邪魔駒になる歩を2枚とも打つのがストーリー性があって素晴らしい。今月のベスト。
鈴川作、解説は今月のベスト。嘘です。

詰備会結果稿……はるばる倉敷へ出向いて押し付けてきた作品。非限定は作者の想定外で申し訳ない。

いずれ、結果稿の自作もいつもどおり個別でブログ記事にします。

詰パラ2016年9月号雑感

今月号の到着は早かったですね。
なお8月号結果発表の菅野さんの煙を解きました。易しいので煙詰初解答のチャンス。

小学校……おっと、この作品は2度目のお勤めでしょう。

大学……自作、一目あの手筋かと錯覚するかもしれませんが、いいえ。でも解いてみると楽しいはず。

全国大会レポート……ブログの手抜きレポートを整理し、軽量化。なかなかたいへんな作業でしたが当日の取材などおもしろいお仕事でした。
写真はTESTUさんおよび大会スタッフが撮ったものです。
なおミニ解答選手権最終問題の図面は、持駒の角はありません。

たま研……1番の晃広くんは、今年の解答選手権一般戦でも出題した小学4年生。
4番はたま研にはもったいないと評判の作品。

ちえのわ……全国大会でお会いして、「かえるのうたが」について書いてもらえないかとこちらから依頼しました。
手がけている作家が極端に少ないテーマなので、発表する場所には難儀しそうですね……。

A級順位戦……水上さん直々に解説をお願いされ、書くことになりました。
情報を濃密に詰め込んでおり会心の結果稿です 笑。変化手順の記述方法など気を使っています。短評のチョイスも最適では?
なお短評を書いていただける解答者は予想以上に少ないもので。希望者にはメールで全短評送付しますが、結果稿に載っているぶんでほとんど充分な気もします。
作者予想に挑戦された方が数名いましたが、全員正解はなし。個人的にはこんなに作者予想が簡単な回も珍しいと思うのですが……。見る目のある詰キストなら全員正解は妥当と言ってもいいくらいです 笑。結果稿に含めると収まりが悪くなるし、そこまでおもしろいものもなかったので総評は割愛しました。

B級順位戦……出題作を見ていた時点で、これは1位昇級できそうだなあと思っていましたが、ここまで大差とは。2位以下がすべて3点台なのに対し、4.46の高得点をいただきました。(しかしD級のときに確か4.48を獲得していたりする)
武島作と予想されたのは大いに不満です 笑。
手順のセンスの面では馬屋原作に負けている気がします。収束はこれが記憶に新しいところですけど。

デパート解答……「知恵の輪作品が集まらなかったときにでもお使いください」として投稿した作。いやそれにしても捨合で変同とは参りました。変同手順中に余詰がなかったことがせめてもの救い。
「作者は収束に活用する駒を初手に打つ逆算を好んで行う」、B級順位戦の作品もそうなっています。

入選回数ランキング……2013年23回、2014年23回ときて、2015年は25回で初めてのトップ。創作初期のころに、もったいぶらずにもっと投稿してれば同人入りも早かったのになあと後悔しています。
ちなみに今年は9月号時点で18回。えっ、あと3か月で7作は…… 笑。

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

Author:鈴川優希
主に月刊誌「詰将棋パラダイス」に作品を発表している詰将棋作家。東京在住の学生です。詰将棋は小学生の頃から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回)。小~院すべての詰将棋学校で半期賞受賞経験あり。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任しました。原稿随時募集中です。

裏短編コンクール
2015年(第n回)・2016年(第φ回)に開催。使用駒数11枚以上、タイトル必須という条件で募集した作品を出題し、解答者に評価してもらうという企画です。結果発表はニコ生で行いました。作品の結果稿はブログ右袖のカテゴリーからご覧いただけます。なお、この裏短コンはほっとさんのブログ「詰将棋考察ノート」に受け継がれました。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答していただいた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

解付き出題
自作を解付きで並べていくだけ。現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

詰将棋あるあるbot
Twitterで、詰将棋あるあるネタを5時間に1回ツイートするbotを作ってみました。ツイート内容は700種類用意していて、たまに更新されます。皆さんもハッシュタグ「#詰将棋あるある」でツイートしてみてください。@TsumeAru_bot

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