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第n回裏短コンまとめ

第n回裏短コンのまとめ記事です。

順位

優勝 2.78
馬屋原剛作 欺きの一角獣
uran-12-azamuki.png

2位 2.73
鈴川優希作 ケルビン卿の原理
uran-8-kerubin.png

3位 2.68
名無し名人作 10点つけないと呪われます
uran-14-juttentsuke.png

4位 2.67
村人A作 潜在シェルター
uran-18-senzaisheruta.png

5位 2.66
彼方作 カルマン渦
uran-1-karuman.png

6位 2.56
小林尚樹作 必殺技
uran-7-hissatsu.png

7位 2.5554
青木裕一作 duplication
uran-5-duplication.png

8位 2.48
齋藤光寿作 悲しげな駒たち
uran-3-kanashige.png

9位 2.47
奥鳥羽生作 好きなんです
uran-15-sukinandesu.png

10位 2.45
不透明人間作 貧乏人の子沢山
uran-11-binbounin.png

11位 2.40
オオサキ作 大生小生
uran-6-onamako.png

12位 2.38
金少桂作 明けの明星
uran-16-akenomyou.png

13位 2.338
divD作 折れた槍
uran-17-oretayari.png

14位 2.29
さわやか風太郎作 笙の笛
uran-13-shounofue.png

15位 2.03
みつかづ作 主役と名脇役
uran-10-shuyakuto.png

対象外 (2.5553)
ikiron作 この中に一人、成香がおる
uran-4-kononakani.png

対象外 (2.334)
すみしん作 作意なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。
uran-9-sakuinante.png


ベストタイトル賞

1位:明けの明星(9票)
2位:10点つけないと呪われます(6票)
3位:この中に一人、成香がおる(5票)


解答者

長谷川、有吉弘敏、桂花、三輪勝昭、オオサキ、冬眠蛙、夏風、もーたー、孫の手、divD、まつきち、山下誠、金少桂、松尾 裕、名無し名人、中村雅哉、EOG、奥鳥羽生、肉饂飩子、kaga、さわやか風太郎、青木裕一、園城寺怜、馬屋原剛、後藤 満、たくぼん、みつかづ、h160se、柳原裕司、河童生、ほっと、ほい、齋藤光寿、小林尚樹、ikiron、hiro、不透明人間、ミーナ、すみしん、3時のおやつ、彼方、tsumegaeru、竹中健一、占魚亭、村人A 以上45名


順位予想的中者

三連単(1~3位順番)
的中者なし

三連複(1~3位組合せ)
青木裕一、園城寺怜

馬単(1~2位順番)
ikiron

ワイド(1~3位から2作組合せ)
オオサキ、冬眠蛙、夏風、孫の手、山下誠、名無し名人、中村雅哉、奥鳥羽生、さわやか風太郎、後藤 満、ほっと、ほい、齋藤光寿、ミーナ、彼方、tsumegaeru、竹中健一、占魚亭


順位発表生関連



















その他記事リンク

開催打診
作品募集
出題予告
出題
順位発表生予告
総評


というわけで、これにて第n回裏短コン、幕引きとなります!
出品者の方、解答者の方はもちろん、生放送を見に来てくれた方、ブログにコメントくれた方、会合でお声掛けくださった方、感謝、感謝です。
当初の予定よりはるかに盛り上がり、企画は大成功となったと思います。
来年も開催するかどうかは……微妙だ!

今後ともmy cubeをよろしくお願いいたします。

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第n回裏短コン総評

★まだ裏短コンは終わったわけではありません 笑。

★総評のコーナーです。適当に抜粋したものもあり。
★掲載にあたり体裁を勝手に整えたものもありますがご了承ください。

有吉弘敏
やはり配置駒数制限が無いとバリエーションが広がって楽しいですね。1980年前後の短編競作展の時代を思い出します。

桂花
盤に並べないと解けない人なので、駒数が多いのはありがたくない。半期賞クラスはないと思うんだけど。点数の選択肢が多すぎて、整合性が取れてない気がするけれど、まぁ仕方ない。

三輪勝昭
大変楽しめました。
題名義務は面白い趣向でしたが、半分はこの作品にはこりゃいらないなと感じました。
だけど作品ナンバーがないのは解答を書く際に面倒。
作者予想とか順位予想とかしていると、ナンバーがないとかなり大変です。

冬眠蛙
もうちょい捻ったタイトルがあっても良かったかなあ。いや、自分には思いつきませんけど。

夏風
10点=看寿賞、9点=半期賞、5点=パラで2.5、くらいのイメージで評価しました。
駒数が多いと、何かを狙っているような初形が多いですね。
暗算なので落とし穴に嵌っていそうで怖いです。

まつきち
☆タイトルには「なるほど」というものが欲しい。意味を考えて笑みのこぼれるようなものや、難解な専門用語であっても解説を聞くと納得できるもの、そういうものが好ましいと思います。
ところで①や④の作者は理系の方でしょうか?
☆使用駒数の条件は、駒数が多くても許されるというものではなく、効率や機能などよく練られたものかどうかが問われると思う。またいずれの作品も様々な課題に取り組まれているところは素晴らしいと感じるが、形と手順のバランスが取れているものは多くはなかった。
☆全体に辛口の短評になったかもしれません。名前がわかると書きにくいことも作者名が伏せられていると遠慮なく書けてしまうという面があったかもしれません(したがって作者予想はしません)。

山下誠
どの作品も持ち味があって、楽しめました。採点方法に慣れないので、そちらでは悩みました。

名無し名人
評価はかなり甘めに付けたつもりです(笑)
ルール違反の作品を除いて1点以上は付けましたから。

中村雅哉
私の解図中に、娘が解いているのを覗き込んで題名を面白がっていたので、家内と娘(どちらも詰将棋は全く分からない)に面白い題名を選んでもらいました。両方の票が入ったのは「この中に一人、成香がおる」「10点つけないと呪われます」「好きなんです」の3つでした。自分の好みとは合いませんでした(笑)。
作品はどれも個性的なもので楽しめました。手数も一桁なら取り組みやすいですね。ただ、「盤面11枚以上」のせいか、配置が練られていないという印象を受ける作品が多かったです。駒数を減らすことが常に良い事とは言い切れませんが、ベストの配置を追及する姿勢は大切だと思います。

奥鳥羽生
中にはこの配置が必要か?(笑)というものもあるが、課題のこともありそれは言わぬが花。

kaga
飾り駒は減点。単なる壁駒は減点。他の駒でも良い場合も減点。題名と作品がマッチしてないものは減点。狙いのあること。既成手筋は減点。
解く身になって、駒数が多すぎます。

たくぼん
さすがに知らない作者が多いので作者予想は難しい。11枚以上ではあるがややこしく難解な作品が無かったので十分楽しめました。本家より面白いのは間違いないです。

みつかづ
「出題局面が11枚以上の7手詰」という制約の中、作家様が工夫を凝らした作品達に出会える事ができ、主催者様と作家様方には感謝の念が絶えません。
次の機会があれば、その時にも素晴らしい出会いがあるものと楽しみにしております。又、もっと質を高めて、解答者の方々に満足して頂ける様な作品をお届けしたいと思います。
ありがとうございました。

h160se
作者名の豪華メンバーに比べると、作品で感銘を受けたものは少なかった。次回は作品で参加できればなあ。

河童生
10点満点の採点を今迄したことがない。
で、今回の採点は5点方式。
6=これはチョット良いな。
5=気に入った。好作。
4=パラ誌でも入選可能。
3=私がパラ誌の選者なら没か否かで迷います。
2=これは入選はとてもムリ。
こんな基準の採点。流石に好作が17題。2、3点は無しで良かったな、です。
全作品を通して思うことは、詰将棋は創れても、その作品に題名を付けるのは難しい。
作者、皆さん、苦労したのでしょうが、その表題は総て今一です。
この解答書を作成している29日に、詰パラ12月号が到着。
その中に7手詰コンク-ル50題が載っている。
さて、この50題と本コンク-ル17題のいづれが勝るか。興味は津々。

ほっと
バラエティに富んだ作品群で、何だかんだで楽しめました。
作者はほとんど予想がつきませんが。
改めて見ると評価は辛すぎたかも。
ちなみに本家のパラ短コンもなかなかレベルが高いですね。
中合を動かしておけばいいんでしょ、という風潮に拍車がかかっているのは気になりますが。

齋藤光寿
作者予想は見当もつきませんでした……。

小林尚樹
全てソフト解答です。ごめんなさい。評点はすべて作品のみでつけています。
図らずも平均点は6点ぐらいになりました。とは言っても、低い点数が低すぎるだけですが……。
短評は、どうせなので、すべてタイトル関係に絞りました。(笑)

ikiron
評点平均は5.125でやや辛めかもしれませんが、上位作への評価を優先したため差を1点にはできませんでした。
「欺きの一角獣」などは本誌に出ていれば半期賞も確実と思います。M谷さんはさぞかし悔しがっていることでしょう。

Hiro
解答者数の途中経過を見る限り盛況のようで、何よりです。
解図力不足のため作意にたどり着けなかった作品が多かったですが、いずれの日にかリベンジということで……。
鈴川さんの行動力に、敬意を表したいと思います。
来年はプレ短コンか裏短コンか、はたまた両方開催か分かりませんが、行われるのであれば解答者として参加したいですね。

ミーナ
☆目標は0点~10点のグラデーションをつけるのと、鈴川作を当てること。

☆今回、通常の10段階ではなく、0点がある。これはなんだろう? 0は序数じゃなく、特異点なんだ。0点は他と比較できないような、特別な作品につけよう。∞と0が隣り合わせみたいな……キングよりエースが強いみたいな……いや、ちょっと違うような……。

☆採点式の競技ですごい点数がでると、名前で贔屓したなっておもう。フィギュアスケートも覆面をかぶってすべったらどうさ。

☆最終手余詰は許容範囲って思っている人は多いんですけど、そんなことはない。あくまで、その場、その作品に応じてのことでして、最終手にもウェイトのかかる超短編では、笑って見逃せないこともあるんです。

☆1位はぶっちぎり。2位以下は混戦でしょう。

☆どうもお疲れ様でした。すばらしい企画。ぜひ続けてください。第○回になるの? タイトル必須は大賛成。いっそ、タイトル当てをやってみようか(^-^)

すみしん
私の力では解くことができなかった作品が3作、誤解した作品が2作ありますが、柿木将棋の力を借りて、解答を作成しました。ほかの作品も、柿木で確認のうえ、解答を記入しましたので、間違いはないかと思います。

普通に評点をつけると、高得点ばかりの作品になってしまうため、今回は採点基準として、点数に差をつけるために、相対的な評価で評点をつけさせて頂きました。
具体的には、評点をつけた中で、最上位の作品を10点とし、最下位の作品を0点とし、その2つを基準に点数を割り振りました。

竹中健一
ちなみに作者は全く分かりません!
以上です!!

占魚亭
評価は甘々かな?

★総評らしきものは以上。
★時間がなかったためコメント返信まったくしていないですが……。そのうちやっておきます。

第n回裏短コン「潜在シェルター」

結果稿、ここにきて滞ってしまって申し訳ありません。
とりあえず全作の解説はこれで終了です。
あとは総評とまとめ記事と全記事リンクを作れば完全に終了ですが、年末年始の多忙さに追われ、そちらの更新は1月の中頃になってしまうかも……。
そして年末の詰工房やのんびり会の報告と、その他にも書きたいことがあり、いろいろ大変です。

4位
潜在シェルター
村人A



点数012345678910
人数001234512466

正解43 誤解0 無解2
得点2.67
人気投票 1位:5位 2位:6人 3位:4人
ベストタイトル投票:3人

作者
ただの一発芸。

★忽然と現れた謎の作者、村人Aさん。双玉作品で登場。

★玉の周りを攻駒が取り囲んでいて、すぐに詰んでしまいそうですが、23のと金が浮いているのが都合悪く、14~23と34~23の逃走路が心配です。例えば初手36馬は34玉でどうしても脱出を防げません。
★そこで、36金と寄って、34玉に45馬捨が見えた方は鋭い! 同桂には尻金迄。同龍には腹金……おっと、逆王手がかかっているではないですか。
★というわけで、初手はこの攻方玉を逃がしておく必要があります。
★しかし37玉だと今度は最後に同桂が逆王手。45に桂が来ても龍が来ても逆王手にならない回避地点は……そう、ソッポに離れてしまう38玉、ここしかありません。
★後は予定通り馬を捨てて詰上り。謎が解けてスッキリするタイプの作品でした。

★余計な変化紛れがほとんどなく、とにかく玉の移動位置の違いだけで狙いを簡潔に表現。タイトルの潜在シェルターも解いた後に膝を叩くような巧さでした。

たくぼん
先手王の移動位置がテーマでこれだけきっちり創られているには始めて見た。今回の1番のお気に入り。

長谷川
面白いですね~シンプルな配置がいいです。企画に反する感性(笑)

有吉弘敏
最初は初手37玉で解きました。危ないところでした。(オオサキ氏と予想)

★なんとなく手なりに指していたら最後見落としそうです。

桂花
安騎的に唯一の安全地帯。

★安騎……ちょっと調べてみたら、2種類の駒の利きを合わせ持つフェアリー駒のようです。なるほど。

三輪勝昭
逆王手回避だけど、その理由が最後の同桂か同龍の時だけ。この単純さが良いのか悪いのか?
作者予想=奥村羽生作……とは思えないけどこれが残ったため。

オオサキ
逆王手されないところへの開き王手ならよくある話。それが45馬捨てへの2種類の応手だけでシンプルに仕上げられている。作者の卓越した作図力を感じる。優勝。

冬眠蛙
桂と龍だけでうまく限定できており、ちょっぴり新鮮な感覚。

★そうなんですよね。桂と龍のどちらにも対応できるのが実は一箇所という新鮮さ。

夏風
決め手の馬捨てに好感。16歩は不要では?

中村雅哉
面白い作品。16歩の意味は?

★その意味はこちら。

ミーナ
流れ弾に当たらないところはどこかなっと。16歩はなくてもいいんだけど、初手36金の紛れ用。
作者は愛上夫。四百人一局集で確信しました。

ほっと
逆王手にならないように開く初手が面白い……が、16歩は作意上では不要のようだ。これがないと、初手から36金とする紛れや詰方玉を37・38以外に開く紛れが16玉で逃れのため、狙いが成立しなくなる、というのは理解できる。しかしそれでも個人的には大きな減点事項。

★不要駒といえばそうなのですが、狙いのためには必要駒。僕が初めて本作を見たときはまったく気付かなかったのですが、さすがに解答者はよく見ていますね。
★ミーナさんが触れている愛上夫さんの作品は稿末で紹介します。

もーたー
王の行き場所の選択肢が広いのがよい。馬屋原氏。

孫の手
竜または桂の逆王手がある。唯一逃れるシェルターが38。面白い。

divD
唯一安全な場所。

まつきち
逆王手の逃れ筋を避ける初手発見がすべてだが、それほど難しくはない。69角を動かして捨てる筋に持っていきたかった。

★38玉、34玉、25角、同玉からの9手詰? 作図は難しそう。

山下誠
逆王手を避ける王の待機場所を探すのがテーマ。

金少桂
36金、34玉、45馬と進めてみて、待ったして初手をみつけました。全ては逆王手の空爆を食わないところへ玉を避難させてから。

松尾 裕
逆王手に注意。

名無し名人
逆王手が掛からない唯一の移動場所が38のソッポ引き。構図にセンスを感じる。青木さんか馬屋原さんかと思ってたけど、「肉ぼんの解図日記」で当初の予想が狂った(笑)  意外とこれがdivDさんかも。スマホ詰パラで最近攻方玉が移動する7手詰発表してたし。

★さすがに名無しさんもこの作者は当たりませんでしたか。

馬屋原剛
単純な36金が見えず少し悩んだ。王の自由度が高いのがよい。

EOG
36金がかなりの盲点だった。

★わかります。

奥鳥羽生
48は偽装シェルター、後に直下弾をくらう。
一手の意味付けという創り方から、青木裕一。

青木裕一
駒2枚で初手を限定できているのがよい。
オオサキさんは双玉じゃないっぽいので、作者はikironさん?

kaga
スリリングな味有り。

さわやか風太郎
タイトルが大きなヒント。45馬の焦点捨てが輝いている。

園城寺怜
45同桂や45同竜が逆王手にならない位置への玉移動。シンプルに表現していて好感が持てた。

後藤 満
シェルターさえ見つかれば……。

みつかづ
6手目以降同桂、33金の手順と解答手順(同龍、24金)のどちらが作意手順なのか分かりませんが、銀だと余詰になる為敢えて双玉にしての初手ソッポ、収束での馬捨てと見所がありました。この様な大駒捨てての収束は鮮やかで良いですね。

★あえて双玉にした、というよりはじめから双玉が狙いにして作っていたのではないかと推測します。

h160se
しばらく考えて38玉の意味づけに気付く。アブナイ逆王手。

河童生
初手、開き王手で王の移動できる場所は5か所。その内、4か所は竜と桂で狙撃されます。何処が安全なシェルタ-でしょうね。

★シェルターは未来を予測しないとわからない。だから潜在ですね。

ほい
5択だけどやっぱり正解は一つ!

齋藤光寿
この配置で玉の移動位置が限定されているのには驚きました。

小林尚樹
これは上手い!玉の移動佇まいをタイトルにしたのだが、紛れの方も意識したタイトル。この辺りがタイトルの難しさの限界だと思う。

ikiron
6手目同桂と同龍の両方に備える初手が面白い。配置もうまくピースが嵌っている。
作者予想は村人Aさん。

★ピースが嵌っているという表現、ぴったり。

不透明人間
タイトルが「位置エネルギー」っぽいので、作者はikironさん。

★位置エネルギーは記憶に新しいikironさんの看寿賞作。「塾で生徒から位置エネルギーという言葉を聞くたびにドキッとします」と言っていたような 笑。

すみしん
詰ますことができませんでした。柿木解答での感想です。45桂による逆王手回避の初手38玉が印象的でした。

3時のおやつ
流れ弾を避ける玉の唯一の地点。

tsumegaeru
初手の限定トリックが巧妙。

★作者は一発芸と言うものの、解答者にはトリックと言われるほどにまで本格志向の作品だったようです。

竹中健一
紛れを考えるとタイトルの意味が分かる仕組みですね!

占魚亭
逆王手に御用心。

彼方
唯一の安全地帯へ避難しておく初手38王が絶妙手。双玉ルールを最大に生かした傑作。

★なんというか、いままで玉という駒の利き自体を狙いにした作品はほとんど記憶に浮かびませんよね。
★先ほどミーナさんが挙げた愛上夫作がその珍しい狙いを含んでいました。



★初手92龍は13玉で逆王手。よって攻方玉を逃がしておく必要がありますが、その瞬間に66に逆王手で中合され、龍の横利きが遮断させられるのが必至。
★そこで65玉と逃げておけば、中合で後ろに利く駒をご馳走になれるというメカニズム。
★攻方による玉方の合駒限定という狙いが新しい上に、最後にも飛車合の逆王手が登場しておもしろい作品ですね。

★まだまだこの狙いは開拓の余地がある?

第n回裏短コン「折れた槍」

詰工房で結果稿作成。

13位
折れた槍
divD



点数012345678910
人数23649454032

正解42 誤解1 無解2
得点2.33
人気投票 1位:0人 2位:1人 3位:1人
ベストタイトル投票:0人

作者
49~41まで一直線15手詰を作りたかった。

★詰パラで揺るぎない人気を獲得中のdivDさん、裏短コンでも狙い明確な作品で登場。

★紛れはほとんどなく、銀をまっすぐ動かしていけば43銀生までで詰んでしまいます。たったそれだけ。なんと単純明快。
★ただ、4手目37玉だけは確認しておきましょう。37飛、同角成、同飛迄駒余り。
★3手目に他の開王手をしてしまうと、この変化が詰まなくなってしまうというわけです。

★タイトル、「折れた槍」。作者が言うには、49から41までを目標としていたものの、それが達成できずに中途半端なところで折れてしまったというわけ。自虐タイトル?
★しかしこのタイトルのせいで、

園城寺怜
「題名を鑑みると3手目は55銀じゃないか?」と勘繰ってしまったが、どうやら違うらしい。

★という方がいて、実際誤解者も出てしまいました。
★タイトルで罠に嵌めるような作品、だれか発表しないかなあ。

占魚亭
単純すぎて、とてもいい。最高!

★最高の褒め言葉。

EOG
銀がノンストップで直進するにはこれだけの仕掛けが必要となるわけか。

夏風
最終手33銀成、同玉、11角以下詰み。狙いを考えると致命的でしょう。

★これまた最終手余詰。評価を大きく落とされた方もいて、やっぱりこういう部分は整えておかないといけないようです。

長谷川
45銀は37玉で第一感不詰だったので悩みました。

有吉弘敏
いいですね。狙いがストレートに実現されています。

桂花
分かるけれども。

三輪勝昭
解答手順は略さずとあったので、これは史上初の解答者による誤答狙いである(笑)。
作者予想=不透明人間作。

★三輪さんの解答は「46銀→43銀生迄」でした 笑。これは作意解だと明らかに判断できるので正解扱いです。

オオサキ
銀歩送りオマージュ。評価は別れるだろうけど、自分はこのセンスは好き。

冬眠蛙
体操とかアイススケートで難度はベラボウに高いけど見た目美しくない技と かあったら、どんな評価になるんですかね。

★見た目美しいかは置いといて、この形は普通は銀歩送り。歩を叩かないと玉を戻す変化を逐一処理しないといけないので、かなり創作難度は高いということです。

もーたー
よくわからんけど村人Aさん。

孫の手
何も考えないで初手35飛車、大ハズレ。

★詰将棋ならありそうです。

まつきち
銀が一直線に進む! コロンブスの卵的作品だが、配置が簡潔で、無理づくりした感じのないところがよい。

山下誠
確か、60年前に観た西部劇のタイトルにあったと思う。

★60年前……。皆さんGoogleで検索してみましょう。

金少桂
まさかの7手くるくるに拍手!玉頭に歩を叩かないでこの方向の銀追いは初めて見た。いかにも折れた槍の先っちょで玉をつっつくような手順が面白かった。個人的にはこれが総合1位。

松尾 裕
とぼけた味だが似たような趣向の詰将棋を見たばかり。

さわやか風太郎
33角の配置に苦心の跡が見えるものの手順は前例がありそう。


★前例があったら見たいものですが……。

名無し名人
銀歩送り、ではなく銀送り(笑) 消去法ですみしんさんかな。スマホ詰パラでの洗練されたイメージとは違うが、盤面11枚以上の条件のためかイメージに合った作品はなかった。

奥鳥羽生
(飛のアシストで)香道をグングングングン、銀様のお通りじゃ。折れた感じはしない。

中村雅哉
6手目非限定にこだわらなけば27銀/17玉型で6段目の飛と右辺の駒は消せるはず。作意は明白なのでそういうシンプルな作りの方が個人的には好きです。

★2筋から向こうは「盤をカッターで切ったよう」。その簡易バージョンも見てみたいです。

青木裕一
さすがに手順がシンプルすぎると思います。

肉饂飩子
最後、生と表記しないと誤解?

★王手になっていて正解だと判断できれば正解です。

kaga
一本道だが憎めない。

★銀の軌跡も一本道。

馬屋原剛
折れてるどころか、どこまでもまっすぐ。ひねりがないかと思ったがノンストップで創ろうとするとこうするしかないのか。

後藤 満
銀の直進で玉を後退させてあっけなく終幕。

たくぼん
3手目角道塞ぐ55銀としたくなる。銀はまっすぐに進むので折れてはいないと思う。

みつかづ
着手が全て銀。手順に妙味が無いのが残念ですが、香と銀の特徴が端的に表現された作品だと思います。

河童生
「徐州々々と人馬進む」、こんな歌を今時の若者は知らないだろうな。銀の歩みの頼もしさ、先を目指して、また一歩。

★河童生さんの短評はいつも情緒があります。

ほっと
どう見ても槍は折れてない(笑)
それはともかく、7手目から33銀成、同玉、11角以下の最終手余詰あり。
本作では初手から最終手まで銀直なのが狙いであるだけに味が悪い。

ほい
猪突猛進としかいいようがない~

齋藤光寿
単純明快でとにかく楽しいですね。

小林尚樹
折れた槍というのは、2本ある香車のことだろうと思うのだが、「折れた」というからには一本を玉方にして欲しいし、この図なら「引き裂かれた槍」という方がマッチすると思う。

★別解釈。

ikiron
銀が槍に沿って一直線。はじめ配置が雑然として見えたが、最終手余詰なども消そうと考えると結構難しそう。
作者予想は金少桂さん。

Hiro
作意の明解さに好感が持てます。題名は短くなった槍、ということでしょうか。

不透明人間
おみごと。

ミーナ
銀歩送りの歩がないバージョン。天ザルの天抜きみたいな。
最終手余詰(33銀成、同玉、11角)はやっぱ、消してほしいなあ。
作者は山田修司。タイトルに見覚えがあります。

★タイトルに重複があるのは珍しくなく、「宵の明星」なども数年前にパラで見たような?

すみしん
右上の駒による守りが鉄壁過ぎて、初手銀を動かすよりなく、非常に解き易かった作品でした。

3時のおやつ
銀の動きユニーク。

彼方
銀が前進するだけなのに妙手順に感じる。

★両王手を2回も含んでいるんですよね。

tsumegaeru
変同なしで出来ているのがうまい。

★おそらくこれは、作者のこだわりだったんでしょうね。

竹中健一
やっぱり素直が一番ですよ!

第n回裏短コン「明けの明星」

聖なる夜に結果稿を書く詰キストの鑑。

12位
明けの明星
金少桂



点数012345678910
人数033751051430

正解41 誤解1 無解3
得点2.38
人気投票 0人
ベストタイトル投票:9人(1位

作者
7年前に流行した古いネタ。全手順金の単玉7手です。2手目が中合になるのが売り。親切設計のタイトルで作者も作意も簡単にバレるでしょう。

★おもちゃ箱で記録作や長編を数多く発表されている金少桂(김소계キム・ソケ)さん。

★駒が重いながらも5×5に収まった初形。開王手しかなさそうですが……。
★初手48金ですぐに詰みそうですが、47金移動合!が妙手で、同飛、36玉、37飛、46玉で紙一重で逃れます。この紛れはそれっぽいので好印象です。
★作意は36金と取ってしまいます。まあよく考えればこっちのほうがすぐに詰んでしまいそうなところ。この場合も角筋を止める47中合が有効です。同飛にはやっぱり36玉で詰みません。
★そこで取った金を数の暴力で37に打ち込むことになりますが、同金、同金で5手駒余り。……ああ、そうか、中合は金なんだ。
★こうすれば37同金をさらに取り返すことができ、最後は17金とこちらに打ち込んで詰み。
★注意すべき点は37金打を取る順番ですが、中合の金で同金寄とすると同飛が成立。これは駒余り。
★したがって4手目は同金上限定となります。ここを単に同金と書いた解答者が1名。ひじょうに悩みましたが、誤解扱いにさせて頂きました。というのは、他に「上」を書き忘れたからと解答をもう一度送り直してくださった方もいて、その手間を考えると区別は付けたほうがいいかなと。あとは単に非限定だと思われていてそれで評価を下げていたとしたらそれは得点に反映させないほうがいいという判断です。申し訳ありませんがご理解お願いします。

★詰め上げてみれば全手順金。金星にかけたタイトルもぴったりで、今回のベストタイトル賞に輝きました。

ミーナ
貧乏に対抗して金尽くし。最終手余詰(同飛以下)がまた金の力にものをいわす。
作者は添川公司。ヴィーナス&マーズはよかったのに。

★最終手余詰……。最終手同飛、26玉、27金、15玉、16金以下で詰んでしまいます。残念。

河童生
明けの明星(47金合)が東の空に瞬いている。金星の輝いているのは、ほんの束の間ですね。

★全手順金ではなく、47金を金星に例えたロマンチックな評。

長谷川
全手順金ですか。5手目の限定にちょっと感心。

有吉弘敏
なるほど金星ですね。

桂花
4手目同金寄がよく分からず、すっきりしない。

★解答は「上」だったのでセーフ! ただ、

オオサキ
全着手金。命名も上手いけど、最後37同飛でも詰むのは味が悪すぎると思う。

★やっぱりここが気になってしまうんですよね。結局どっちで先に取っても同飛以下の詰みは防げんのかい!という感じで。

三輪勝昭
誤記誤解狙いにしか思えない手順。全着手金が狙いなんだろうけど。

冬眠蛙
一瞬きらめくが、後は消えるのみですか。

夏風
全手順金ということに気付いて点数を上げました。

★解答を書いて初めて気付いた方が何名か。

みつかづ
初手駒取りと2手目の金合が少し意表を衝かれまたが、手順自体は易しかったです。棋譜に書いて面白さが分かったのですが、初手から最終手まで、着手と応手が全て「XY金」。題名とマッチしている点が面白かったです。タイトルが好きな作品です。

中村雅哉
解答を書いている最中にタイトルの意味に気づきました(笑)。オール金が狙いですね。25飛・46銀は合駒限定や余詰防止でしょうが、どうせなら最終手余詰(27飛~25飛)を消す配置を考えたい。

ikiron
解答を書いて初めて気づいたのだが、全着手金が狙いか。それまではなんだこれ(失礼)と思っていたけれど、気づいてみればなるほど巧く出来ている。
作者予想は馬屋原さん。

★記録マスターはもう一人いた 笑。

★しかし本作、たくさんの方が作者的中しました。理由は二つ。

園城寺怜
全着手金。中合がいいアクセントになっている。もしかして金少桂さん作?

名無し名人
この形の金中合はよくある筋。全手順金は同じ作者(?)が90度回転したような9手詰を発表している。金少桂さんでしょう。

青木裕一
双玉全手順金(9手、金少桂作)の姉妹作でしょうか?

馬屋原剛
金少桂さんかな。「宵の明星」と比べ単玉なのが狙いか。

ほい
全着手金!全着手系だとどうしてもおもちゃ箱条件作プロフェッショナルの金少桂さんを思い出してしまいます。

彼方
全手順金。作者は金少桂さん?

★おそらくお名前に「金」が入っていることが推理の手がかり 笑。そしてもう一つの根拠はこの作品。



作者
拙作『宵の明星』(詰将棋おもちゃ箱記録展示室NO.43)をご存じの方なら一発だったことでしょう。7手原図では金中合があったのに9手に更新したときにそれが消えてしまったのが残念だったので、配置や内容面の充実を図り、ついでに単玉にしたのが本作です。

★タイトルも明けと宵でちょうどセット。
★原理的には「明け」のほうも9手にできそう。上下反転する感じで金打→同金の逆算、みたいな。

孫の手
7手を金で揃えるのは大変だったでしょう。意欲作。

divD
全手順金。7手だとスッキリ。

まつきち
中合が動く構成なのですが駒取が多いのがマイナス。タイトルは、着手がオール「金」(これは加点要素ですね)から来ているんですね。4手目「寄」の誤解が出るか?

★最近流行の、高得点確実なテンプレートのはずが、意外に伸び悩みましたね。

山下誠
3手目以降は俗筋の連続だが、金星が散りばめられていた。

松尾 裕
今一面白みが分からない。

3時のおやつ
変哲無し。

EOG
いきなり駒取りですか。48金、47金移動合の紛れの方が面白い。

奥鳥羽生
作意と紛れのそれぞれの47金、それさえあれば余は満足じゃ。(作者)

★作意では移動中合、紛れでは打中合。

肉饂飩子
接近戦で、ごちゃごちゃしているが、紛れがない。

kaga
金が大活躍、題名賞。

さわやか風太郎
タイトル通りの金。中合が素晴らしいだけに後の平凡な手順で失速して残念。

後藤 満
動かす駒がすべて金の珍手順は楽しく、タイトルの意味が分かり易い?

★解けたときに、あっれはそういう意味なのか、という発見があると印象がいいみたいです。

★他にもタイトルに関する評が盛り沢山。

h160se
全着手金が狙い?でも初手駒取りはちょっといただけない。

齋藤光寿
金まみれの手順ですね。大好きです。

tsumegaeru
金づくしの手順がなんかいい感じ。

★このお二人は「かね」と読んでそう。

たくぼん
ゴールドラッシュくらいが良かったか。いや昔に長編であったか。遊び心は大事な要素です。

★世界史ネタで攻めるならマンサ・ムーサが残っている。

小林尚樹
上手い!金の動きの面白さをタイトルにしたのが上手いと思うし、しかも開き王手を「明け」に例えたのは素晴らしいと思う。

ほっと
タイトルが良い。空き王手とも掛かっているのが好き。しかし、7手目から同飛、26玉、27金、15玉、16金、同玉、25角以下の最終手余詰あり。本作では初手から最終手まで金なのが狙いであるだけに味が悪い。評価はマンテンの星とはいきません。

★明王手。

不透明人間
2回も取るのは金じ手。

★お、おう。

すみしん
全手順金、そして前半に一瞬だけ現れる金の塊が見事にタイトルの「明けの明星」とマッチしている作品と思います。

竹中健一
全応手が金! タイトルとマッチしている!

占魚亭
きーらーきーらーひーかーるー♪

村人A
遊び心の頂点に立つ作品……そんな感じ。すごく好き。

第n回裏短コン「好きなんです」

毎日ここに書くことのネタがなくなりました。Twitterのノリではいけない。

9位
好きなんです
奥鳥羽生



点数012345678910
人数01283687412

正解42 誤解0 無解3
得点2.47
人気投票 1位:0人 2位:1人 3位:2人
ベストタイトル投票:1人

作者
候補作がまとまらず、パロディ作レベルで失礼。
転回目的限定打(転回遮断盤面駒&盤面限界)の原理図で、詰将棋には非ずといったところ。
66、55、44合の連続合の判断が微妙。無駄合か変長かは人それぞれと思ってます。

★October生れの関西人、奥鳥羽生さんの作品。

★飛車も龍もあちら側にいるので、どうにかして誘導するんだろうなあと予想がつきますが、とりあえず初手は角を打つしかありません。15角は捨合で絶望的、44角は34玉で詰まないので離して打つことになります。
★まあとりあえず55角から。42玉に対しては51飛成しか有効そうな手がありません。同玉で、今度42に戻らせないためには……そう、62龍の滑り込みがぴったりで、53馬を用意しています。
★62同玉となってあと1手。ここで初手に打った角を思い出せば、なるほど、もう解けたも同然。香と歩の壁を回避しつつ、盤の外にも出ないラインを探すと、77角→95角しかありませんね。
★こういう場合は中合を気にしなければいけません。しかし何を取ったとしても42玉の時に打てば、31玉、22香成まで駒余り。

★作者は変長っぽいことを気にしていましたが、例えば44合をする場合はそれ以前の合が無駄になるという判断で大丈夫でしょうね。実際、これを気にした解答者は皆無でした。

tsumegaeru
切れ味抜群の遠打。

★生放送では「切れ痔抜群」と誤植してしまい申し訳ありません 笑。

ほい
楽しい転換ですね!

ミーナ
香歩の城壁のうらに呼び込み、角の足で一撃仕留める。最終手63銀成、51玉、62成銀があって、ちょっと興ざめ。
作者は角使いの名手、赤羽守。

★最終手余詰のほうが気になってしまいましたか。ただ指摘はミーナさんだけでした。意外と見落とすものなのかも。

長谷川
その気持ちわかります(笑) 左辺の団子がもうちょいきれいだったらなあ。

★でも詰上りの重さを気にした方は多いようです。

有吉弘敏
角の限定遠打からの大回転はいつ見ても爽快。6手目42玉の変化の割り切り方にも確かな技量。
昨年のプレ短コンと角の打ち場所と移動場所も同じ様な……。(奥鳥氏と予想)

青木裕一
第7回プレ短コンの奥鳥羽生作を思い出しました。

ほっと
去年のプレ短コン14に似ている。奥鳥さんかな。
中合の変化処理は二歩禁に頼らずに実現してほしかったが。

★指摘多し。プレ短コンで2位を獲得した作品は、最後の95角も捨駒になる構成。例のごとくフラ盤左下からどうぞ。
★結果稿にもリンク貼っておきます→第7回プレ短コン14

桂花
初手一発だが、明快で良い。

三輪勝昭
この限定打は構図感覚が勝負なのだが余り良い出来ではない。

★ちょっと歩香の壁と玉位置が悪かった? 同じ意見は、

名無し名人
作者が好きな転回するための限定打。私も好きです。ただ構図がちょっと機械的か。詰上り54馬働かないし。奥鳥羽生さんで間違いないでしょう。

★やっぱり息ぴったりの名無しさんもでした。

h160se
44に捨合が出ると思ったが、外れ。さりげなく香歩の合駒制限。

オオサキ
好きなのは限定打? 大駒の連続捨て? 香歩の配置が重複しており手順と比較して重々しい。

小林尚樹
ドキッとするタイトルだが(笑)、限定打が好きってことなのだろうか。この辺りが曖昧になってしまったのが残念に思う。

肉饂飩子
命名の由来が、岩崎宏美の楽曲だったら、10点だが。

馬屋原剛
詰将棋で告白?

占魚亭
好きなのは限定打? 大駒捨て?

★作者の真意は、実は衝撃的。

作者
「〇〇が好きなんです」とするところを、期限ぎりぎりであわてて「○○」をもらしました。
○○とは? 「女性」or「お酒」or「とろ」or「ふぐ」or「焼肉」or「旅行」or「競馬」or「詰棋」or「遠打」。
すべて正解も、大正解は「遠打」www

★まさかのタイトルミス 笑。

金少桂
この手の初手の限定打、お好きですよねえ。私も好きです。みなさんもお好きでしょ?

中村雅哉
限定打は私も好きです(笑)。ただ51~62へ追うのが見え透いていて77角~95角の狙いに気づき易く、構図的には不満が残ります。

まつきち
77角の遠打、お見事。タイトル通り、こういうのは解答者も好きなんじゃないかな。うまく作ったと思いますが、欲を言えば3手目と5手目に妙手感が欲しいところ。

河童生
好きと言うことは、惚れたと言うこと。どの手に惚れた、角の限定打に惚れました。

★ちゃんと限定打が好きなんですということは皆さんに伝わっている模様。

もーたー
一発ネタが好きそうな不透明人間さん。

冬眠蛙
左辺の詰方駒が、売れない芸人集団みたいに出番待ち。

夏風
72銀が目につきますね。

★最終手余詰も主に72銀が元凶でした。

孫の手
地味に働く飛竜、派手に遊ぶ角。

divD
覗き角。

山下誠
初手の限定打に中合か捨合を期待したが……。

★中合から最近の7手の流行に乗ってまとめますか。

松尾 裕
うまくできている。

EOG
変化はスッキリしている。

園城寺怜
題名からこの手筋への作者の愛が伝わる。歩or香合ができない作りにせずとも作意は成立しそうだが。

★ちょっとこの壁をどうにかしたい気はありますよね。

kaga
初手とたたみかける飛捨が良い、一票。

さわやか風太郎
角の再活用だが、54馬が不動なのが惜しまれる。

★変化処理によりよい方法があれば……。

後藤 満
初手は角打ち数々あれど、直感で……。

たくぼん
スケールの大きさでは一番。タイトルはイミフ。

みつかづ
初手の限定打の発見に手古摺りました。変化が豊富で、大駒を派手に捨てて角出の収束。将棋盤を上手く使った作品だと思います。

齋藤光寿
わたしも好きです。

★両思い。

ikiron
初手がいい手。舞台からはみ出た玉位置と詰上りで遊んでいる馬が気になるが、やりたい気持ちはわかる。
作者予想は奥鳥羽生さん。

★今回も的中者が多いですね。

不透明人間
解くのに苦労しましたが、達人ならひと睨みなんでしょうね。

すみしん
限定打から飛竜の連続捨と気分よく解ける作品でした。詰上りに気づければ、初手からの手順が氷解する感覚が最高です。

3時のおやつ
切り返しの好点。

彼方
限定打はいいが、そのあとの捨駒がやや単調な印象。

★飛龍を無理やり押し込む4手。捨駒なのに単調に感じるということは工夫の余地ありか。まあただ、

竹中健一
爽快な手順ですね~。この詰め上がり楽しい~。

★爽快ならなんでもありということで。

第n回裏短コン「10点付けないと呪われます」

年末年始はバイトが忙しいです。

3位
10点付けないと呪われます
名無し名人



点数012345678910
人数1001307121026

正解42 誤解0 無解2
得点2.68
人気投票 1位:7人 2位:6人 3位:6人
ベストタイトル投票:6人(2位

作者
これはケッ作wwwタイトルふざけてるけどガチで10点つけてもおかしくないと思うよwww作者誰か知らないけどきっと天才でイケメンでエリートなんじゃないかなwww

★三輪さんの影響を受け最近妙なキャラクターを確立しつつある名無し名人さん。

★すぐに詰みそうなのに攻駒が尻を向けてばかりでどうも働かない初形。初手37龍は同玉、39龍、38歩合、16金、27玉、26と、37玉、36と、27玉、26金、17玉と手は続くもののぬるぬると逃げられて失敗。かといって49角、29玉に開王手しても詰まなさそうだし……。
★というわけでちょっと重いですが16角と打って合駒を訊いてみましょう。高い合駒でもない限りは37龍、同玉しか追う手はなさそうです。
★39龍、38合。そう、ここで27金の両王手で詰んでしまいます。玉方が駒余りを防ぐ手立ては……おっ、桂合かな?
★39龍、同桂成に対して27金は38玉、47角、49玉で捕まりませんが、実は両王手ではなくソッポ金の開王手で1手詰。ちょっとうっかりするところです。
★そしてこれが見えれば、この35桂をあらかじめ逃がしておく27桂生の移動合が正解だったと分かる仕組み。終わってみれば桂の2段跳びが鮮やかでした。

作者
詰パラ2014年10月号高校16の別バージョン的な感じ。
この収束に35桂を置けば、桂不成移動合が入って二段跳ねに出来るんじゃないかというわけです。
初手が捨駒じゃないのが残念。

短中編で趣向作でもないのにタイトルを付けるのはダサいと思っています。
なのでウケ狙いでいきます(笑)
ただ詰キストは真面目な人が多いので真に受けられないか心配です(笑)

★名無しさんの言う高校発表作は上のフラ盤の左下から選択して見られます。
★そちらは収束の49龍しか捨駒がないので、むしろこの7手詰のほうが気に入っているそうです。
★元となった作品をバッチリ指摘されたのは有吉さん。

有吉弘敏
思い描いた通りの手順で、高い完成度。
2014年10月高16の派生作品とみます。(名無し名人氏と予想)

★僕は……うーん、高校作のほうが好きかも 笑。

竹中健一
呪わないで~笑。良い作品なんですけど、16角の感触が良くないんです……。

★理由はやっぱりちょっと重く見えてしまうからなんですよね。

柳原裕司
全題を見渡してまず解きたい、と思ったのが本作。こうなってほしい…と思った通りの手順がそのまま現れた。
1題解答なので無評価にしました。

★この作品は解答者数増に貢献したということでMVPを与えたいです。

長谷川
移動合不成をよく成立させたなと。優勝候補?

桂花
最終手の感触が好き。

三輪勝昭
桂生は駒余りを防ぐ意味なのがつまらない。
作者予想=タイトルから最近ブログに悪趣味感のある名無し名人作の予想するのである(笑)。

★息ぴったり。三輪さんは2人しか作者予想が当たらなかったのですが 笑。

まつきち
桂を不成で移動合させ動かす手順はお見事。詰め上がりも決まった。ただこの移動合は駒を余らせないためのものなので妙手感はやや乏しい。タイトルはちょっと品がない……。

齋藤光寿
たかだか桂一枚を取らせたくないためにこんな妙手順が生まれるんですね。

★対照的な見方。

ikiron
最終手を35金にすることで27打合を割り切っているのはなるほどという感じ。

オオサキ
35桂を置かなくても打ち合いで作意成立しそうなところ、初手47角の余詰防ぎにも役立っており、初形にいる意味がある。不成移動合のためだけに、35桂を置くよりも良いと思う。

★なるほど。

夏風
桂生移動合に力がこもっています。

孫の手
初手16角が打ちにくかった。

山下誠
桂の不成移動合からソッポ金まで、まさにやりたい放題。

松尾 裕
駒が余らないよう注意が必要 10点でも良いかも。

中村雅哉
紛れは少ないが、手順は面白い。

★大駒4枚なのに意外に紛れが少ないですね。

EOG
導入からして上手い。

kaga
詰め上がりを買い一票。

さわやか風太郎
駒数の多さが気にならない駒捌き。

園城寺怜
題名がズルい(笑) 手順はうまいけど。

馬屋原剛
果たして何人呪われてしまうだろうか。

たくぼん
移動合での不成。おおっ。あれ最後取られない為か~→ふふふ

★もしかして最初から移動合で考えました?

みつかづ
後の39龍を取る為の不成移動合に、龍を捨ててソッポ金で収束する作品。移動合の不成が印象深かったです。

h160se
呪われそうな短評だけど、これは案外普通に思えたりする。

ほい
そうかー35に桂がいたほうが味があるんだ~。なるほど~。

小林尚樹
これはタイトルというより主張ですね(笑)。

不透明人間
内容を表さぬが、タイトルおもしろし。

★最もタイトルに言及が多かった作品。そしてベストタイトル賞2位。

ミーナ
「成香がいる」と似た構成。そういや、タイトルの変さも似てるし。逃げると跳ねるって似てる。竜の位置もちょうどいい。
呪われたい作者は・・・・そうだ!竹俣紅ちゃんにしよう!

★うわ……。

すみしん
先手角の利きを遮断する桂合から、こじ開けるための竜捨てを無駄なく表現した、まるでお手本のような作品と思いました。
ただ、タイトルだけはもう少し考えてほしいかなと思います。

3時のおやつ
見事な捌きだが、角を打ってしまえば後は一本道なのがちょっと残念か。

彼方
桂の二段跳ねに二度の龍捨てと濃密な手順。最終手も好感触。

tsumegaeru
綺麗な詰め上がり。

★ソッポ金は「duplication」と被ってしまったのですが、そこに対する言及は誰一人ありませんでした。

占魚亭
とてもスマート。

ほっと
とても良い仕上がりです。これは名無し名人さん作でほぼ確定。しかしこんなタイトル付けたら逆効果でしょ……氏のことだからそれも織り込み済みかもしれないが。
10点つけたくなるタイトルとして、例えばこんなのはどうでしょう?
「設問 この作品の解答を示し、自由に論じたのち、10点満点で自己採点せよ。」
(しまった、来年のためにとっておくべきだったか?)

★ほっとさんのセンスもなんか独特だ……。

★さて、空気を読まなかった方々はこちら。

冬眠蛙
こんなカワイイ作品なら、作者もカワイイ女性であると想像。呪われてみたいので、あえて10点は付けません(笑)

もーたー
呪われて取りつかれるといい作品ができそうなのでこの点数。名無し名人さん。

奥鳥羽生
手慣れた感じで、生入り桂二段跳ねを龍二枚捨てで表現。しかし、手慣れている(いい意味ですよ)。
人生一度は呪われてみたいので、10点はつけず。
手順構成から、名無し名人。

青木裕一
そう書かれると10点つけたくありません。

肉饂飩子
良い作品だけど、10点はナア。呪われるとどうなるのか?

後藤 満
連続の龍捨には迫力を感じるが発見は易しい。呪われても10点は……。

金少桂
このタイトルなら、希代の超絶最高傑作か、もしくはいっそ駄作だったら笑うけど、普通に好作とは。潔く呪われるとしましょう。あとで教会に行ってこよう。

河童生
桂の2段跳ねに金のソッポ行き。これで10点はとてもムリ。作者の呪力は如何ほどかな?

★この中に一人、0点つけたやつがおる。

divD
0点つけたので呪われてしまう(笑)

★お前やー!

第n回裏短コン「笙の笛」

単位取得が危ういのでここ数日は受験時代並みに勉強している気が 笑。忙しいわけではないのですが。

14位
笙の笛
さわやか風太郎



点数012345678910
人数037610565100

正解43 誤解0 無解2
得点2.29
人気投票 0人
ベストタイトル投票:1人

作者
初心者向きに易しい作品なのですが、その割に駒数が多いのでずっと出品出来ずにおりました。今回の計らいに感謝します。
打ち歩詰回避がテーマです。タイトルは「子守唄」の歌詞「鳴るか鳴らぬか……」からの連想です。
右側へ全体を押しつけてしまえばもう少し駒数が減るのですが、それでは角の限定移動が目立たず薄味となってしまいます。
61歩は44角不成のところ55角成以下の余詰対策です。

★ずっと前からこのブログの読者のさわやか風太郎さん。詰パラでもお見かけする方です。
★裏短コンの中では唯一右上6×6に収まった、目に優しい初形で解図欲が湧きます。

★初手から開王手をしてみたくなりますが、どうやっても根本の飛車を取られて打歩詰の状態。24角成、34角、23桂成、同桂、33歩などと打開する手段はありますが、31玉と落ちられた形はどうも希望がありません。
★そこで初手にあらかじめ桂を捨てておくのが好手。43桂成に同桂は角の利きが止まったので開王手で1手詰。同歩には51角成などで詰みますね。
★よって同角ですが、ここで狙っていた開王手を実行。44角成は打歩詰なので44角生として53にも利きを残すのが肝心なところ。以下は予定通り歩を打っての収束。
★地味な手順ではあるのですが、結果的に桂馬の邪魔駒消去のような趣で、味がある作りとなっています。

冬眠蛙
綺麗ですけど少し底が浅いでしょうか。

★コンクールでは不利に働くのは致し方ないところ。

園城寺怜
二列右にずらせそうだけど、しないのは紛れのためか。

★作者コメントにあるとおり、そういうことでした。55角成の紛れとの対比は残るので、僕だったら駒数減らすのを優先させるかもしれませんがね。

たくぼん
地味だが初手の伏線がいい味。

長谷川
最初のアクセントがいいですね。こういう手が成立するところが詰将棋の面白さですね。

有吉弘敏
かわいい作品。センスありますね。ikiron氏と予想。

桂花
初手一発。

三輪勝昭
43桂成が良い手。
作者予想=みつかづ作。

★初手が人気を集めました。しかしいちばん的確なのは次の評かも。

奥鳥羽生
初手は、邪魔駒消去でもあり伏線でもあり普通の手でもある。

★普通の手ととらえてしまった方々は、

divD
解けない。(題意が)

まつきち
純情可憐な歩詰回避作。タイトルにはそういう意味が? 7手では演出の難しいテーマかと思いますが、初手をうんと難しくする、3手目に不利感を盛り込む、最終手を決めるなど、もう少し工夫の余地はなかったでしょうか。61歩は4手目を限定する苦心の配置?

山下誠
角不成の1手だけでは1局を支え切れない。

松尾 裕
普通の打歩回避。

EOG
7手詰にするのに無理がある。

★演出を整えればもうちょっと上位に食い込めたかもしれません。

夏風
限定角生をさっぱりと表現したところは好感が持てます。右に2路寄せても成立していそうですが、紛れ用の配置でしょうね。

孫の手
43の逃げ道を塞いでから角生。7手詰だと打歩物はどうしてもこうなりますよね。

★まあ持駒に歩があると攻方4手のうち1手は歩打になってしまうので……。

名無し名人
初手の味は良い。2間右に寄せれば駒数2枚減るけど、紛れを増やすため? さわやか風太郎さんかな。参加募集の記事で『「駒数が多く初心者向きでない」と、参加募集の記事で採用を拒否される恐れがあるのでずっと手元に残していました。』とコメントしている。初心者向きというのは幼稚園のことと推測。今回右上6×6に収まっているのは本作だけ。

もーたー
消去法でさわやか風太郎さん。

★お二人ともご名答。

金少桂
とても可愛らしい打歩詰打開。61歩の意味は?なるほどこれがないと3手目55角成も成立するのか。

オオサキ
23に利きが重複しているので、初手は見えやすく、初手が見えればあとは流れに乗るだけ。61歩のように枠の外に余詰防ぎの駒があるのは個人的には好かない。

★これについては次のような案が。

中村雅哉
コンパクトにまとまった小品。なお全体を左に4筋移動する(72玉型)ことで一段目の歩は不要になると思います。

ほっと
初手~3手目が面白い。しかし、四路左に寄せると61歩が不要かも。

★こっち側に平行移動するのは想定外でした。鋭い指摘。

青木裕一
実はちょっと悩んでしまいました。

肉饂飩子
素直。

kaga
意味不明の題

馬屋原剛
初手がポイント。

後藤 満
初手に気づけば打歩詰回避の手順もほぼ必然に感じる。

みつかづ
打歩詰を絡めたシンプルな角不成の表現でした。桂を捨てておかないと44角不成が無意味になる辺りが細やかでした。

★細やかという表現、いいですね。

h160se
2手目同歩には51角成。この変化も好き。

★実は24角成とかでも……おっと誰か来たようだ。

河童生
初手、3手目と好手が続く。小学校よりは幼稚園向きの作品ですね。

ほい
シンプルな打歩回避ですね!タイトルの意味はなんでしょう?

★タイトルの作意解者はゼロでした。まあGoogleで検索するとちらりと出てきます。

齋藤光寿
1度に二枚消去するのが旨いですね。

小林尚樹
タイトルはとても綺麗なのだが、作品との関連性がよくわからない。「笙」というからには桂馬や香車の作品が似合いそうだと思う。

★肉桂(ニッキ)と香辛料が平安時代っぽい?

ikiron
初手が良いアクセントになっている。配置は右に二つ寄せては駄目?

Hiro
打歩詰回避のために駒を消す、ということですね。タイトルの意味が分からなかったのが残念です。初形のことでしょうか。

不透明人間
タイトルの意味がわかりませんでした。

ミーナ
このタイトルが一番分からない。形が似てるってわけでもないし。もっとも、タイトルの意味がわからないってこと、よくあるよね。
2間右に寄せると、銀と歩が省けるってのは余計なお世話か。
作者は大橋健司。わかんないから、当てずっぽ。

すみしん
角不成がテーマの作品。玉方61歩は2手目を不成に限定する意味合いかな?
ところで、私の勉強不足かタイトルの示す意味が分からないです。

★前衛的なタイトルは僕の好みです。理解されるかどうかはわかりませんが、我々は芸術家。

3時のおやつ
引きつけてズドン!基本ですな。

彼方
捨駒と角不成だけでは少し物足りない。

tsumegaeru
間接的な邪魔駒消去。

★自分から捨てに行っているので直接かな。「原型」消去と言われると結果的にはそうなのですがちょっと違和感がある。たぶんそこのことでしょうね。

竹中健一
ちょっと狙いに乏しいですかね……。

占魚亭
渋いですなぁ。

第n回裏短コン「欺きの一角獣」

ちょっと更新遅れちゃいました。

優勝
欺きの一角獣ユニコーン
馬屋原剛



点数012345678910
人数000014457512

正解者38 誤解4 無解3
得点2.78
人気投票 1位:14人 2位:4人 3位:2人
ベストタイトル投票:2人

作者
<ストーリー>
独裁的な王が統治する国。革命軍が王の暗殺を企てるも、仕えるは獰猛な一角獣、一筋縄ではいかない。そこで一計を案じ、駿馬に偽のつのをつけ一角獣へと変装させ、懐に潜り込ませた。はたして欺きは成功し、二頭の一角獣は戯れる。機を見た革命軍の大将は、その身を挺して護衛の一角獣の気を逸らす。その刹那、馬の変装が解かれるがはやいか、偽のつのは王の胸元を貫いていた。革命は成功し、国には束の間の平和が訪れたのであった……。

原図を知っていると相当レベルアップしたことがわかるが、そうでない人は普通の不成ものに見えてしまうだろうか。


★なんだか作者コメントで出落ちを奪われた感がありますが、若手作家筆頭の馬屋原さんの登場。

★今回、最も誤解者が多かった作品。初手53角成は36角成、同飛、45玉、56角、36玉、26馬で詰んでいるかに見えますが、22香がうまい具合に利いてきます。
★初手は13角成とこちらに成ってみましょう。36角成と香車を抜かれますが、43銀生が継続手。しかし33玉で打歩詰……。もうお分かりですね、13が生角なら34歩、23玉、22桂成迄の詰みがあります。先ほどの22香が変化を駒余りにする役割も果たしています。
★というわけで初手13角生、36角成、43銀生には25玉と逃げるしかありませんが……おっと26歩が打てて同馬、同飛でやっぱり駒余り。
★察しのよい方ならもうおわかりですね。そう、36角生!で26への利きを消して打歩詰に誘致するのが巧い切り返し。
★今度43銀生では詰みませんから、26桂と手を替え、最後は飛車を捨ててぴったりの詰上り。生角の隙を突いた最終手になっています。

★角成には角成。角生には角生。この対比がたまりませんね。
★高度な狙いと完成度の高さを兼ね備えた作品で、2位以下に差をつけて堂々の優勝となりました。おめでとうございます! 景品はありませんけど。

ほっと
初手13角成だと36角成で詰まないのは良くできている。3手目も捨駒だし、7手詰の手順構成としては完璧。しかし、タイトルは何故「欺きのニ角獣バイコーン」としないのか?

★バイコーンは初耳でした。作者の描いたストーリーを見ると、ユニコーンが2体いるのでこのままのタイトルでいいのかな。

三輪勝昭
もうちょっと推敲出来そうな気もするが、変化の作り方は感心する。
作者予想=小林尚樹作。

★31飛はちょっと惜しまれる配置かも知れませんが、3手目から43銀生~34銀生の余詰を防いでいます。香車は売り切れ。

長谷川
成生選択権を残す攻め方の角と選択権のない玉方の角の対比がいいなって思いました。

桂花
綺麗に決まっているが、若干印象が重い。

オオサキ
大駒捨てもしっかり入って、打歩無し双方不成7手の決定版と言ってよいのでは。この作者も半期賞を1回損したのは間違いない。

★オオサキさんの大生小生と同じテーマで作られた作品。作図力の高さが垣間見えますね。

冬眠蛙
詰方駒が多いので、33玉がエアポケットに。配置駒の多さが有利に働くタイプ。

夏風
角成&角成から始まって、角成&角生を経て、角生&角生へ……思考の深まりを体感できました。初形に成駒がなく、形のバランスも取れており、とても満足の高い一品。半期賞級だと思います。

★駒数多くてもバランスがよければ気にならないものですね。

孫の手
2手目36角成もなかなかの変化です。14桂も巧い配置。

divD
二角が働く。

まつきち
双方角不成はお見事。成には成で逃れるのも面白い。

★そうなんですよね。ここは「大生小生」と違う表現です。

金少桂
初手53角成の紛れが強烈。タイトルに欺かれてひねくれた角成から読んでしまった。一瞬詰んだと思ったら玉方22香がよく利いててあっ!となった。やはり直観を信じて素直に角生でいかないとだめですね。

★持駒に歩がないのに直感が角生とは素晴らしいです。

松尾 裕
頭がこんがりがりそう。

名無し名人
双方角不成。最後飛捨てで決まるところが良い。divDさんと決め打ちしてたが、「【肉ぼんの解図日記 番外編】裏短コンの解答を出そう。実は、一題解けていなかった。一見、生で移動するのは明白だが意味が分からない。どうやら「えび研」で見せてもらっているはずの作品だが、覚えていない。これでは、見せてもらった意味が全くない。きっと深夜タイムだったのだろう。(言い訳)」というツイートが流れてきた…。生で移動するというのはこの作品のことだろう(大生小生や笙の笛もあるが)。作者はえび研メンバーの青木、オオサキ、ikiron、馬屋原、鈴川各氏の誰かということか。うーん、青木さんかな。

★何気ないツイートから推理する探偵。しかし的中ならず。

中村雅哉
作意に歩打が現れない双方不成とは面白い。特に13角生はうっかりしやすいです。配置がもう少しシンプルになればと惜しまれます。

EOG
筋がつかみにくかったが、不成の応酬は見事。

奥鳥羽生
二通りの打歩場面が繋がり、攻守双方の角生が繋がっている。

青木裕一
双方不成がこの枚数でできるとは! 作者は馬屋原さんと予想。

★的中!

肉饂飩子
手は狭いが、やりたいことをやっている。 

kaga
角の動きを買います

さわやか風太郎
角不成の応酬が見応え十分。

園城寺怜
攻方不成に受方不成、最後は飛車捨てで締める。よくまとまっている。

後藤 満
角生の応酬に妙味あり。魅惑的な紛れにも風格を感じる。

たくぼん
双方成らずの一局。共にその後ももう一度動き価値は高い。

彼方
双方角不成。角が二回ずつ動く点もいい。

★お二人ともおもしろい着眼点。

みつかづ
初手の発見や変化手順に悩まされました。双方の角不成に収束での鮮やかな飛車捨てで、好作だと思います。

河童生
君が成らないなら僕も成らないよ。君が成るなら、僕も成ります。こんな会話が聞こえてきます。

ほい
成れば成る、生なら生、おもしろい!

齋藤光寿
最後まで残りました。この形からの双方不成とは相当見え辛かったです……。

小林尚樹
角の動きを「一角獣」に例えたのだと思うが、これは惜しい。最初のタイトル「欺きの」の方が断然良かったと思う。後ろを付け足したがために、想像力をかき消されてしまった。

★それは単純に僕のミスだったので、作品とは関係のないところで申し訳ありません。

ikiron
配置、手順、テーマ、表現、どれをとっても素晴らしく非の打ちどころがない。受賞級と思う。作者予想は名無し名人さん。

不透明人間
切り札をとっておいた先手の勝ち。

山下誠
双方角不成の駆け引きで始まる。後で成れる角の勝ち。

★6手目45同角成とはできないですね。

ミーナ
すごいものを見せてもらった。この変化処理の、超絶技巧ときたら、まさに異次元。来年の看寿賞がたのしみです。
作者は羽生結弦ではなく、田島秀男。この人以外にありえません。

★このブログから看寿賞が出るか……!

すみしん
詰ますことができませんでした。柿木解答での感想です。連続角不成が7手詰で表現できるとは驚きです。2手目36角成の変化も、大変面白くすばらしい作品と思います。タイトルも手順とマッチしていて、素敵な感じですね。

★馬屋原さんこんなタイトル付けるんだ、と思ったんですが、「槍の帝王」とちょっと雰囲気が似ている?

3時のおやつ
いやー完全に一角獣にやられた。手は限られているのに何故か13角不成が全然見えず大苦戦、一時は真剣に不詰ではないかと。病気だな。

tsumegaeru
初手が成だと2手目生で逃れるのが面白い。

★生だと26桂以下詰んじゃうので、成限定なんです。

竹中健一
成には成、不成には不成!うまくできてるんですね。

村人A
すっげえ密度。もう少し緩めてもいい味出る気はするけど、素晴らしい。

占魚亭
成って帰還。解答を書くまで「嘆きの一角獣」だと思っていた。

★「なげき」だと勘違いされた方多数……。

★おまけ。「大生小生」、「欺きの一角獣」、ともに「歩打なし打歩詰利用双方不成7手」が自己課題でしたが、これは鈴川が提案したもの。なかなか難しく、駒数が11枚を超えるのはほぼ必然なので、裏短コンにピッタリかなと思いまして。「他にいいテーマが思いつかなかったら、これで作ってみてください」と会合で呼びかけてみたのです。
★で、言い出しっぺはどんなのを作ったのかというと……見るも無残な状況で 笑。



★ものすごく恥ずかしいですが他に出すところもないので公開しておきます。飛生&角生。捨駒になっているのが唯一の主張。
★これを見ると欺きの一角獣の完成度の高さがありありと見えてきて、優勝も当然と言えるかもしれません。

★腕に自信のある方はこのテーマで作って詰パラに投稿してみてくださいね。


第n回裏短コン「貧乏人の子沢山」

試験勉強の合間に更新。

10位
貧乏人の子沢山
不透明人間



点数012345678910
人数01345977320

正解41 誤解1 無解3
得点2.45
人気投票 1位:0人 2位:1人 3位:2人
ベストタイトル投票:1人

作者
成駒なしの貧乏図式と決めて作図していたら、枚数を大幅にクリアすることに成功しました。タイトル解題、飛車が父親で2枚の角はその妻と妾ということにしておきます。清貧な暮らしの最後に一人の息子が成金になるというストーリーです。

★何年も前からこのブログで解答などしてくださっている不透明人間さんの作品。

★使用駒数は「大生小生」に続いて2番目に多いですが、タイトルのとおり、貧乏図式になっているのでそこまで重くはない印象。
★開王手をしたくなりますが、右に逃げられてどうしようもないので、とりあえず35飛と打ってみます。実はこれが44玉に53角成迄の詰みを見た限定打。
★56玉と逃げますが、もはや王手が実質一択。ここから楽しい趣向手順の始まりです。
★45桂、53桂生、61桂成と桂の三段跳び! なんとこれであっという間に詰上り。
★53桂成としてしまうと、最終手に圭を動かす先がどうしても41角の利きを止めてしまうので失敗。ここらへんの構図、うまく作ってあります。

★狙い明確な手順で、まさに裏短コン向きでしたね。タイトルの意味もなかなか想像力豊か。

松尾 裕
気持ちが良い。
★こんなに駒数が多い作品に対して気持ちがいいという感想が並ぶのは珍しいかも。でもやっぱり気持ちがいい。

ほっと
23歩、32歩の2枚は、二路右に寄せれば不要。貧乏で子沢山なら少しでも節約しないと。

★もちろんそれも考えられるのですが、

有吉弘敏
桂馬の三段跳もさることながら、初手を限定打で入れたところが本作の価値。

★おそらく初手を引き立てたかったんでしょうね。

長谷川
動きを見てるだけでただただ楽しい。

桂花
着地満点。

オオサキ
初手限定は当たり前とはいえ丁寧なつくり。作意が見え見えなのを、よしとするかどうか。配置駒が膨らんだのをタイトルでごまかした感じはする。

冬眠蛙
攻駒が強すぎて、玉がかわいそう。

夏風
楽しい桂跳ね。貧乏じゃないとどうなるのかな?

★作者の言でははじめから成駒なし貧乏図式に決めていたとのことで、別バージョンも見てみたい気がしますね。

もーたー
一枚駒の動きと言えばdivDさん。

孫の手
桂馬の三段跳び。

divD
元気な子がいますね。

まつきち
桂の3段跳びお見事。駒数の多さ、図の広がりなど配置に難はあるが、成駒がなく金銀も不使用で清潔感はある。命名は、貧乏図式で駒が多いということからこのタイトルにされたのかと思いますが、感じの良くないフレーズですね。

★律義者の……。

山下誠
7手で桂馬の3段跳び。こういう趣向は嬉しい。

金少桂
課題の条件を逆手に取ったようなセンスのある初形とタイトルにニヤリ。手順も桂の三段跳びが無理なく入っていて良かった。

中村雅哉
桂3段跳ねの意欲は買います。駒配置はかなり工夫の余地がありそう。自分なら52角41角/51飛配置で41桂成までの構図を考えたい。

★角を素抜かれないための不成、ということですね。

EOG
ごたついた配置だが、よく出来た手順。

奥鳥羽生
獅子奮迅の三段跳び桂、大勢の敵味方の子供達が唖然と見守っている、という風情。

青木裕一
狙いの割に駒数が多いと思います。

肉饂飩子
もう一人子供(香)が欲しい。

★確かに香をあと1枚使えば……ん? それって付加価値になるんでしょうか 笑。

kaga
言い得て妙。タイトル賞一票。

さわやか風太郎
初手が限定打、桂の3段跳ねの構想はいいと思います。

園城寺怜
桂の三段跳ね。成駒無しの貧乏図式とはいえ、配置に歩がやたらと多いのが少し気になる。

★3~7筋はフルに使ってありますね。

馬屋原剛
私的には一番好きな作品。

★馬屋原さんこういうのが好みだったんですね。

後藤 満
初手一発。後は手なり感が強い。

h160se
桂の合駒制限があるのかと疑ってしまった。

★どのタイミングで合駒をしても取られてことごとく無駄合になりますね。

河童生
桂の3段跳び良いけれど、配置駒の多さに辟易。「産めよ、増やせよ、地に満ちよ」の結果がこれですか?

★あの……。

ほい
初手も限定してそうなところに品位を感じる天使の跳躍。

★ちょうど天使の短評があって浄化させてもらいました。

齋藤光寿
文句無しに楽しいですが、さりげなく飛車打が限定されているのがいいですね。

小林尚樹
貧乏図式を「貧乏人」、多数の配置駒を「子沢山」に例えたタイトルか。ことわざに準えてあり、これはこれで良いと思う。

ikiron
攻方桂の3段跳ね。配置はもう少し整理できそうだが、どうなのだろうか。

竹中健一
菅野氏の作品かと思ったら作者名に居ませんね……。

ミーナ
将棋の駒に「石」って欲しいよねぇ。どこにも効かないで、ただの壁。取られるだけ。
作者は菅野哲郎。エンターテイナーの本領発揮。

★フェアリー駒であったような。Pyramidだっけか。

3時のおやつ
邪魔駒排除の桂馬の三段跳ね実現のためとはいえちょっと大仕掛けになってしまった。

彼方
角の利きを遮らないように、という桂不成の意味付けはうまい。

tsumegaeru
打桂の二段跳ねが面白い。

占魚亭
見事、三段跳ねが決まりました(拍手)

★そして最後は欲張りたい方々。

すみしん
3連続桂跳ねとわかりやすいテーマの作品ですね。どうせなら4連続と思うところですが、さすがに7手詰での表現は不可能でしょうか。

たくぼん
7手で桂跳ね4回の作品があるのでちょっと減点。タイトルの意味はちょっとよく分からない。

三輪勝昭
7手詰の桂の4段跳びはあったと思う。劣化版に見えてしまう。

名無し名人
7手で攻方桂四段跳ねの作例も既にあるので、三段跳ねでは物足りない。清貧図式も付加価値というほどでもないかな。不透明人間さんかな。

★下の2作がそれに該当。例のごとくフラ盤左下から選択して鑑賞できます。出典などはiボタンで。



★この2作を見ると、橋本作は入玉を遠くから開王手で仕留めるのに対し、縫田作は玉もいっしょに付いていきますね。
★貧乏人の子沢山は、これまた対照的に中段玉を攻めます。
★作者によって味が出る、というところでしょうか。

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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