詰パラ 入選169回 同人室

詰将棋パラダイス2020年6月号
同人室

① 入選169回
三原市 鈴川優希


誤6 無2
A23 B15 C0
平均2.60

占魚亭―初形と8手目の局面の差異をさらりと演出。いいですね。
山○誠―76の角が横へ一間跳び。47角からの収束もきれいに決まっている。



課題「対比」。
こじつけな気がするが、手順はそれほど悪くないのでトータルとしてはそれほど悪くないかと。
裏の狙いは詰上りモデルメイト。

詰パラ 入選165.5回 A級順位戦

詰将棋パラダイス2020年6月号
A級順位戦

③入選取消 余詰失格
東京都 鈴川優希


誤2 無6
5-22 4-13 3-4 2-4 1-0 ※2
平均4.23

福○徹彦―読みの要る連続合。強力な馬の守りを躱すのが大変。



やってしまいました。
一応検討はしたつもりでしたが、初手55金で余詰。
順位戦では即、入選取消&降級となってしまいます(記事タイトルは発表順が分かりやすいよう便宜上165.5回としています)。
順位戦はこれで8年目ですが、初めての降級となりました。
またすぐにA級に戻りますので今後もよろしくお願いします。

これと同時期に他にも何作か投稿したのですが、3作くらい余詰で返送されています。
柿木&脊尾詰で検討してはいるのですが、なぜ見逃すのか、謎です。

修正は一路左に寄せた図とします。


詰パラ 入選165回 短期大学

詰将棋パラダイス2020年5月号
短期大学

短22 入選165回 2・2投
東京都 鈴川優希


誤1 無11
A39 B7 C0
平均2.84

山○誠―64玉が大事な寄り道。キビキビした手順で、外出自粛の巣ごもり。
竹○健一―この初手も不利逃避も全てうまくできている見事な巣籠り!



良くも悪くも巣籠りらしい手順。
4手目55玉だと後に56歩が打てて詰むので、いったん64玉とよろけ、63飛成とさせることによって打歩詰に誘導する。一種の不利逃避のような逃げ方が狙い。

詰パラ 入選164回 高等学校

詰将棋パラダイス2020年5月号
高等学校

高25 入選164回
東京都 鈴川優希


誤7 無5
A53 B19 C0
平均2.73

北○正一―簡素な形から馬2枚が桂2枚に変わるうまい手順。
つけひげたんてい―よくこれだけでまとめたもの。実現する技術は流石。
和○登―軽妙な手順で見事なあぶりだし。



初形で、75香がいなければ1手詰、96銀がいなければ1手詰、87桂がいなければ1手詰、というように、攻駒が渋滞しているところがちょっとしたジョークのつもり(また?)。
4手目66銀合が狙いで、本当は金合をしたいのだが、高すぎて同飛以下詰んでしまうため、あとで成れることを見越して銀で代用するというもの。「だから何?」と言われればそれまでだが。
簡素形から限定合が3回出てあぶり出し「干」ということで、手順は地味だがこれはこれで捨て置けない小品といったところ。

詰パラ 入選167回 ヤン詰

詰将棋パラダイス2020年5月号
ヤン詰

① 入選167回
東京都 鈴川優希


A55 B29 C3 ※12
平均2.59
投30

☆課題は「5文字の符号」

竹○洋介―銀のだんごをさばき消す。
須○卓二―おーっ全部生じゃあー。



たまにはヤン詰に投稿。
全着手不成だが、そもそも不成じゃないとほとんど王手にならないというのがジョークのつもり。
もう1枚の銀も不成で消したかったが……。

詰パラ 入選162回 短期大学

お久しぶりです。
仕事の都合で広島に引っ越しました。
関東の会合に参加できなくなるのは残念ですが、まあぼちぼちやっていきます。



詰将棋パラダイス2020年3月号
短期大学

短14 入選162回 1・10投
東京都 鈴川優希


誤21 無7
A18 B0 C1
平均2.89

☆11角、44桂、33香成とブルータス森田手筋で進めてみると、25龍、56歩、同桂、43成香、22歩合、同角成、同龍、44銀生、64玉で打歩詰。さらに左側で86角と覗くと、これもいかにも森田手筋の形。おおよその形は見えたが、細かい手順前後の綾がややこしい。

☆一つのキーは67桂捨てのタイミング。いつでも良さそうだが、実は86角に75桂打と合駒されると、同角には同桂で、これは打歩詰が解消できない。86角、75とと形を決めてから67桂を捨てる必要がある。

☆もう一つにして最大のキーは、右側の22歩合のタイミング。最初の妄想順では8手目に合駒したが、右側を放置して左に追うと、25龍が利いていて、86角、75とには同角、同桂、65歩が打ててしまう。よって、2手目に22歩中合しておき、速やかに龍が5段目から逃れられるようにしておくのが正解。ここは大量の誤解者を生んだ。

福○徹彦―序盤のブルータス手筋と銀の往復の融合。
和○登―歩詰回避順を2度楽しめる好作。



「右でブルータス森田、左でノーマル森田」がメインテーマ。そこに67桂捨てのタイミングと22歩合の時間差中合を味付けとして盛り込んだ。
形が悪すぎる(というより、駒効率が悪い)し、77角の瞬間に合駒されると変同になるなどのキズもあり、お世辞にもいい出来とは言えない。
一局の中で2回森田手筋が出てくるのは珍しいか。(趣向的に繰り返す作品はあった気がする)

詰パラ 入選161回 短期大学

詰将棋パラダイス2020年2月号
短期大学

短6 入選161回 1・8投
東京都 鈴川優希


誤0 無7
A34 B15 C1
平均2.66

島○一秀―3度の角の限定打と玉方の角合の攻防。角の働きが印象的。
山○誠―45角まで準備しておけば角打角合が必然。57金からは糸を引くような収束で、全体の構成が美しい。



素直な流れで、嫌味のない手順かと思われる。
5手目の角捨てが歩頭の限定打になって手応えを感じた。この角が捨合で戻ってきて、最後にはまた限定打から成り捨てて決める構成。ちょっとしたフェニックステーマである。
序がちょっと緩いが、盤面駒数が減る逆算なので積極的に入れたいところ。
初形で攻方84飛を置くと、収束でこの飛が邪魔になるので初手から85飛、16玉、15飛、同玉と原型消去する伏線が入るのだが、余詰防ぎの配置が汚くなるのでそこまでしなくてもいいだろうという判断だった。

詰パラ 入選160回 デパート

詰将棋パラダイス2020年1月号
デパート

③ 入選160回
東京都 鈴川優希


誤0 無5 正27

渥○雅之―詰上りが桂吊るしで見事です。
杉○哲也―香合も気づきにくいし、再度の香打ちも気が重い。



2手目歩合は21龍~22歩~14桂があるので、14に利かせる香合。縦からの王手に対して、積極的意味付けで香合が出てくるのはちょっと珍しい気がする。
しかし、全体を通して好手が1手もないのが不満。6年以上前から在庫として眠っていた作だが、特に改良するアイディアが浮かばなかったので投稿してしまった。ブログ発表くらいでもよかったか。

詰パラ 入選159回 大学院

詰将棋パラダイス2020年1月号
大学院

院1 入選159回
東京都 鈴川優希


「からくり時計」

誤0 無0
A32 B3 C1
平均2.86

岩○茂―54の桂は毒饅頭だった。これをどかすことに気付いてようやく解決。
池○俊哉―最終的に46銀として角道を開けるのを目的として、角―銀繰り替えで局面を変えていく。邪魔駒消去や飛成などすべて論理的に構成されているのが素晴らしい。序の桂2段跳びも洒落ている。



角銀繰り換え。一度作ってみたかった。ちなみに収束5手からすべて逆算で作っている。
銀が短針、角が長針、玉が振り子ということで、時計のからくりをイメージしてもらえればと。
ところで、収束付近の手順の構成が以前発表した自作「揚羽蝶」によく似ているので、比較してもらえたら面白いかもしれない。
角を成るのが繰り換えの目的で、角のライン上の玉方駒を移動させるのが知恵の輪のキーとなる。その玉方駒を角で取った場合の逃れ方も同じ仕組みを使っている。

詰パラ 入選163回 同人室

詰将棋パラダイス2019年12月号
同人室

③ 入選163回
東京都 鈴川優希

17-56.png

95銀、75玉、64銀生、同玉、45と、75玉、64龍、同玉、
63角成、75玉、64馬、同玉、63角成、75玉、85馬、同玉、
86金迄17手。

誤7 無4
A28 B6 C0
平均2.82

飯○純五―駒が64に消えてゆく。
津○井康雄―龍のウラにしつこく捨てる手順が面白い。



Kifu for JSのバグでなぜか手順が動かないので、図面で失礼。
課題は「作風が滲み出る作品」。
私はあまり作風がない、オールラウンダーなタイプだと思っているので、この課題は難しかった。
しいて言うなら、収束からの逆算主体で、その逆算の最中に狙いとなる手順を入れることを得意にしている。本作で言うなら、4手一組のリズムで64に捨てるリフレインの味。
それに加えて、詰上りの「腹銀頭金」の形が大好きで、かなり多用している。モデルメイトになりやすいからだ。
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About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

Author:鈴川優希
1997年生まれ。月刊誌「詰将棋パラダイス」に作品を発表している詰将棋作家です。詰将棋は小学生の頃から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回)。半期賞8回、看寿賞1回、詰将棋順位戦A級。2016年4月~2020年6月「ちえのわ雑文集」世話役を務めました。現在は入選200回を目指す傍ら、順位戦や短コンの解説をたまに担当しています。

裏短編コンクール
2015年(第n回)・2016年(第φ回)に当ブログで開催。使用駒数11枚以上、タイトル必須という条件で募集した作品を出題し、解答者に評価してもらうという企画です。結果発表はニコ生で行いました。作品の結果稿はブログ右袖のカテゴリーからご覧いただけます。なお、この裏短コンはほっとさんのブログ「詰将棋考察ノート」に受け継がれました。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答していただいた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

解付き出題
自作を解付きで並べていくだけ。現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

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