詰パラ 入選149回 短期大学

詰将棋パラダイス2019年2月号
短期大学

短8 入選149回 30・10投
東京都 鈴川優希



誤1 無18
A30 B9 C2
平均2.68

山○誠―飛車を24に呼んでおいて、23桂から怒涛の寄せを見せつける。4回の桂打に全て同飛もおまけの趣向。
松○成俊―なんでこんな虫が良い手順が成立するのか不思議。



飛の6回翻弄と清涼詰。さわやかな手順で気に入っている。
2連捨て→つなぎの手2手→4連捨て→つなぎの手2手→2連捨て、という構成が、よどみのないリズムを作り出している。

なお、結果稿での紛れの記載にちょっとした手順の抜け落ちがあったので注意。上の盤の分岐に入っているのが正しい手順です。
初手24桂の紛れは、ご覧のように中合を駆使して逃れる。この序はなんとなく指せてしまうが、かなり紙一重で成り立っている。46と1枚ですべて割り切れてよかった。

詰パラ 入選148回 中学校

詰パラ5月号、大学に自作「泣斬馬謖」が入選しました。
自信作ですのでぜひ解いてみてください。



詰将棋パラダイス2019年2月号
中学校

中6 入選148回 30・10投
東京都 鈴川優希


誤8 無0
A88 B21 C1
平均2.79

鈴○信幸―移動中合も含めて、バッテリーを作るところから始めているのがすごい。
田○悠一―双方の角の躍動感凄く、最後胸のすくような両王手!



スパッと決まる一桁モノなので気に入っていたが、森本雄氏の作品との類似を指摘されてしまった。
短編名作選にも載っている作品なので、言われてみると確かにと思い出した。
他にもこの月に解答発表されていた山路さんの半期賞作とも似ているので、実は頻出の筋なのかも知れない。
超短編はもう私にはなかなか作れない……。




第15回解答選手権 初級戦 3手詰

ブログ更新のネタがないというか、ほとんど詰将棋をやっていないので……。

解答選手権は、チャンピオン戦の問題を将棋部員と協力して解いてみました。
5と10は難しそうなのでやっていませんが、それ以外もまあひじょうに大変でした。9番がいい作品だと思ったので、いつか取り上げるかも。

今日のネタは、去年の初級戦に出した自作です。

第15回詰将棋解答選手権(2018) 初級戦
③ 3手詰


正解444
不正解287



速報ブログのほうにこの年の初級線の平均点が出ていますが、1手~5手まである6問の中で、これが最も正解率が低かったようです。
14角成、同玉、25龍迄という罠があったり、41に銀が落ちていたりするので、詰上りの形を知らないとこの初手にはなかなか辿り着けなかったのではないかと思います。
ツボを押さえた作りにはなっているかなと。

詰パラ 入選147回 同人室

詰将棋パラダイス2018年12月号
同人室

⑤ 入選147回
東京都 鈴川優希


誤6 無13
A25 B4 C0
平均2.86

秋元○三―初手に打った銀が収束で邪魔になったのがやっとわかった。
加○孝志―舞台を作ってからの捨駒気持ちよい。捌き、解後感最高。
占魚亭―重い序奏から一転、軽快な捌きに移行。受方龍のスイッチバックがアクセント。



課題「打った駒が邪魔になる」。
短大返送作だが、内容的には悪くないと思ったので投稿した。わけのわからないくらいの高得点が出た。

しかし、一つ問題が。8手目24龍移動合のところ、銀合で変同だった(結果稿では銀合が誤解扱いになっているので、来月以降に訂正が入ると思う)。
変同手順中に余詰もあるので、かなり重いキズである。
一枚置いたくらいでは消えなさそうなので、とりあえず修正は保留。時間があるときに直したい。

詰パラ 入選146回 短コン

詰将棋パラダイス2018年12月号
短編コンクール

⑲ 13位 入選146回
東京都 鈴川優希


誤1 無7
A66 B60 C5
平均2.46
50作中13位

矢○修―センスの良い詰将棋。
中出慶○―ぎりぎりの駒配置から巧妙な金の動きで鋭い詰上りが出現する。



しばらく活動休止していたので、これが半年振りの作品発表になった。
短コンは毎年投稿しているが、最初の3年はすべて抽選落ち。初登場が24位で、その後は11位→13位→5位→5位とシードを4年連続で維持している。
7手詰の在庫がなかったので、今年はもうシードは駄目かと思ったが、こんなものでいいかと思って出した作品がまさかの13位。分からないものである。
33は銀にして不成の紛れを残したかったが、ちょっと余詰がきつすぎた。好形を崩したくないので、これでいい。

詰パラ 入選145回 同人室

詰将棋パラダイス2018年6月号
同人室

④ 入選145回
東京都 鈴川優希


誤16 無9
A7 B6 C1
平均2.42

鈴○彊―序の1筋での5手が実に味わい深い。
○原徹彦―歩香重ね打ちの不利感が面白い。変化の方が難しく、2手目の合駒特定は大変でした。



課題「不利感」。ぴったりだと思って投稿した(実は高校不採用作)。
2手目15歩合が普通だが、それは続く14香に対する合駒が悪くて早詰。そこで二歩禁回避の香先香歩で15香合だが、攻方は歩香重ね打ちで対抗するというストーリー。
2手目に嵌った解答者が多く、正解率は4割を切った。
そもそも2手目は他にも15桂打や16歩合など、有力そうな合駒が多くてなかなか難しい。(もちろん割り切れてはいるのだが)
収束は、大駒を捌き切ってまずまずか。

なお結果稿では55桂の必要性について触れられていたが、上の棋譜の変化をチェックしてもらえば、その意味が分かると思う。
いわゆる花駒だが、他に使い所がなさそうだったので、しぶしぶ置いた。

詰パラ 入選144回 A級順位戦

詰将棋パラダイス2018年6月号
A級順位戦

⑥ 入選144回 2位残留
東京都 鈴川優希


誤17 無3
5-6 4-7 3-3 2-2 1-0 ※-1
平均3.94
2位残留

中○慶一―両王手の詰上りに持ち込む棋形造りに良い意味の妙味と腕力を感じます。
竹○健一―39香と打つときから予想できる詰上り。手順前後がきかない細かい手順は良いが、配置が少し大がかりか。

☆29角からの収束は焦点の中合や46香の短打が入る両王手で痛快ですが、神○薫氏によると、保川清氏作(将棋世界81.3)、流田義夫氏作(詰パラ98.5)、金子清志氏作(詰パラ08.6)などの前例があるとのことです。(筒○浩実)



龍捨てからの両王手のパターンと、香の取らせ短打の筋。どちらもよく見るが、2つ組み合わせたのは初めてではないかということでこの収束から逆算した。
しかし、解説にある通り、ぶつかりまくってしまった。


特に金子作は、手順構成まで似ている。無駄に複雑な変化紛れを内包する自作より、こちらのほうがバランスがとれていて完成度が高い気がする。泣きっ面に蜂。
金子氏の作品はすべて詰将棋博物館で鑑賞できるだけに、これを覚えていなかったのはまずかった。

自作のアピールポイントとしては、16飛成、同銀生の応酬が入ったこと。ここに嵌った人が多く、正解率は50%を割った。(評点上は損をしているのかもしれないが)

ところで、私の順位戦出品作には4年連続であるテーマが共通している。
このブログの過去記事を見ていただければ推測は容易だと思うので、次回以降の順位戦での作者当てに役立つかもしれない。

詰パラ 入選143回 大学

詰将棋パラダイス2018年5月号
大学

大13 入選143回
東京都 鈴川優希


誤7 無5
A12 B5 C1
平均2.61

小○徹―初手が悩ましい。どうやら38桂、同龍とさせて龍を取れるようにしておくことが必要のようだ。
占魚亭―角の睨みがあるため、意外と狭い。最終手に「イヨッ! 待ってました!」。

☆いつもながらの綺麗な手順に、本作は収束の目新しさが目を惹く。やや煩雑な序に嫌味を感じた解答者もあったようだが、並べ返してみれば手順に非の打ち所はないように思う。ちょっとした逸品ではないだろうか。(解説:久○紀貴)



「できれば解きたくない」というタイプの難解作。紛れ・変化ともに面倒くさい。
守備駒の龍に働きかけながら網をしぼっていく手順になっている。龍は5回動くが、翻弄という感じはしない。
珍しい収束を偶然見つけたので、そこから順当に逆算していった。解こうとすると大変だが、眺めるぶんには悪くないと思う。



おまけ。
将棋アイオーというサイトがある。
棋譜を投稿してそれにみんなでコメントしたり検討したりするSNSのようなものらしい。2016年から始まったサービスだが、正直ぜんぜん流行ってない(すみません)。
で、なぜこの話題を出したかというと、ここに搭載されている動く将棋盤がなかなか見た目がよかったから。JavaScriptで動いていて、動作も快適。
将棋アイオーに会員登録し、棋譜を投稿して、それをiframeでブログに貼り付ければ、ブログ上で盤を動かせる。



ただし盤以外に余計なものがいろいろ入り込んできてしまう。盤と操作ボタンだけで十分なのに……。
いい解決策があれば教えていただきたい。

また、欠点として、将棋アイオーでは分岐棋譜を作成できない。(できるにはできるが、分岐局面から開始する別の棋譜を新たに投稿してリンクづけするという無理やりなシステムになっていて、使い勝手が悪く実用的ではない)
もう少しユーザーフレンドリーになってくれれば、ブログに設置できる動く将棋盤としてKif for JSよりも簡単に使っていけそうなのだが……。
(当然この盤はKif for JSと違ってこのブログ上ではなく将棋アイオーのサーバーで動作しているので、サービスが終了した時などに見られなくなるという問題点はあるが、まあそこは仕方がない)
今後のアップデートに期待。

詰パラ 入選142回 高等学校

詰将棋パラダイス2018年5月号
高等学校

高23 入選142回
東京都 鈴川優希


誤9 無10
A48 B5 C1
平均2.87

北岡正○―4段跳びも驚きだが、序の伏線と馬捨という完璧な表現にまた驚く。
竹中健○―ただの4段跳ねではなく、作意も見事! 作品として完成度が高いと思う。



玉方桂4段跳ねは、EOGさんのブログsomeone like youに「続・玉方桂四段跳ね」としてまとめられている。
これによると作例としては19作あり、そのうち短編は8作。7段目の桂跳ねが不成に限定されておらず4段跳ねが希望限定になっているものを除くと6作となり、この条件はそれなりに希少価値がある。
本作は駒取りをせずに跳ねさせているのが大きな特徴。不成移動捨合や序の伏線も加わって、手順の密度としてはかなり高い。
2018年上半期賞を受賞。



さて、これは2018年12月のちえのわ雑文集に書いたのだが、本作には改作図がある。


手順の密度としてはこちらもいい勝負をしている。特に85歩中合なんて手は普通はなかなか入らない。
4段跳ねと打歩詰テーマがうまく融合できていて、原図よりも「本格派」の、格調高い仕上がりになっていると思う。

もともと改作に取り掛かったのは、原図の詰上りで27角や39桂が働いていないというよりも、攻駒の利きが過剰になってしまっていて美しくないと感じたため。収束での56馬も、捨駒ではあるもののあまり味がよくない。
それに比べて改作図は、両王手で決める気持ちよさがある。
配置は少し悪くなったが、手順成立のために精一杯働いているので、妥協の結果とかそういうわけではない。

もし発表前にこの改作図を得られていたら、迷った末にこっちで発表したのだと思う。

詰パラ 入選141回 短期大学

詰将棋パラダイス2018年2月号
短期大学

短8 入選141回 29・4投
東京都 鈴川優希


誤1 無11
A31 B6 C1
平均2.78

山○誠―2枚の銀を繰りながら馬で網を絞っていく。職人芸を堪能した。
○島敏嗣―7手目37歩が指し辛いが巧手。龍の横利きが通り、駒が綺麗に捌けた。
太刀○甫―変化が難解だが、詰上りは信じられないくらい綺麗。



2018年発表の自作ではこれがベストだと思っている。
三輪さんのブログに本作についての考察があったので、合わせて読んでほしいのである(笑)。
そちらに書かれていることが完全に実際の創作過程そのままなので、特に語ることがない。
不成移動中合だって、念じれば出てくる。

熱心家の方は、収束の7手詰で玉方32銀を省いた図からいろいろ逆算を試してみるといいかも知れない。
この図が一番いい、というのが鈴川の結論だったが、もしよりよい図に辿り着いた方はぜひ発表を。
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About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

Author:鈴川優希
主に月刊誌「詰将棋パラダイス」に作品を発表している詰将棋作家。東京在住の学生です。詰将棋は小学生の頃から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回)。小~院すべての詰将棋学校で半期賞受賞経験あり。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任しました。原稿随時募集中です。

裏短編コンクール
2015年(第n回)・2016年(第φ回)に開催。使用駒数11枚以上、タイトル必須という条件で募集した作品を出題し、解答者に評価してもらうという企画です。結果発表はニコ生で行いました。作品の結果稿はブログ右袖のカテゴリーからご覧いただけます。なお、この裏短コンはほっとさんのブログ「詰将棋考察ノート」に受け継がれました。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答していただいた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

解付き出題
自作を解付きで並べていくだけ。現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

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