詰パラ 入選30回 A級順位戦

詰将棋パラダイス2017年6月号
A級順位戦⑤

入選130回
東京都 鈴川優希



5-8 4-17 3-8 2-1 1-0 ※2
平均3.94
3位残留

止少丘八―34に利きを作りたくない攻方と作りたい受方の応酬が面白い。



これは会心作。上田吉一さんに見てもらったことがあるが、まあまあの反応だった。
初手から56角、25玉と進めると、34地点に龍と角の2枚が利いていて打歩詰となり失敗。そこでまずは54龍、同角として龍の横利きを止めておく。5手目47角でついに34地点がフリーかと思いきや、移動合で再び龍の利きを復活させられてしまう。最後はその龍を原形消去して詰む、という、15手にピッタリ収まるストーリーが洗練されていると思う。
2手目25玉に45龍捨を用意するため初手64では詰まないことや、8手目の銀生は打歩詰維持のためではなく45に利かせるためであること、さらにそれが裏目に出て最終手が着手できること(および11手目25角捨が焦点打になっていること)など、我ながらスマートに出来すぎていると感じる。

詰パラ 入選129回 高等学校

詰将棋パラダイス2017年5月号
高等学校 第4番

入選129回
東京都 鈴川優希



誤5 無6
A30 B12 C2
平均2.63

池○俊哉―作者にしては珍しい実戦型だが、合駒の香の頭にブチ込む43飛の感触が素晴らしい。



超短編ではお馴染みの焦点打をアレンジした作。
自然な形から最後の決め手として現れる構成が気に入っている。
75馬が難手というか、解く側としては考えたくない類の手で、合駒の変化は難しい。しかし現実問題、ここしか馬の置き場がないので、仕方ないというところか。

入選128回 詰パラ 中学校

詰将棋パラダイス2017年5月号
中学校 第4番

入選128回
東京都 鈴川優希



誤5 無0
A46 B48 C4
平均2.42

小籠包―これは易しくて見事。後半は精密機械のよう。



創作の出発点は、2手目香合の変化に出てくる間接両王手の詰上り。これは現段階では作意にするのはご法度なので、変化に隠してみた。
作意は、消極的合駒が銀合となる珍しいパターンで、無難にまとまった。

入選126回 詰パラ デパート

詰将棋パラダイス2017年4月号
デパート 第2番

入選126回
東京都 鈴川優希


誤0 無5 正20

○下誠―25に銀を据えるまでの手順が絶妙。手数表示がなければ10手目で誤りそう。

★2手目33玉の変化では25歩が必要駒になっており、また62角も限定打である。この作者なら当然ともいえるが、正当な逆算が施されている。



収束の両王手からの逆算。10手目35玉といったんよろける手順を発見して、これはいけると直感した。
角を限定打で設置することに並々ならぬ苦労をした。最後まで残る駒なので、非限定なようでは発表できない。
2手目の変化がやたら面倒だが、逆算でほとんど駒数を増やさなかったのでこれくらいは仕方ない。

徳島新聞発表作3つ

詰パラの須藤さんから依頼されて、徳島新聞の詰将棋欄に詰将棋を3つ投稿しました。
もうかなり前の話ですが、せっかくなのでまとめておきます。



徳島新聞2016年1月29日 詰め将棋新題 第2708回

東京都杉並区
(全日本詰将棋連盟)鈴川優希氏作

【ヒント】飛車打ちが好手。5分で3級。7手詰め。解答は29日付夕刊。



桂の利きに打つ3手目25飛が好手。離して26飛は14玉で詰みません。金捨てが決め手。6手目22玉・32馬までも正解。(鈴川氏作)

★22飛と見せかけて25飛というのが狙いでした。



徳島新聞2016年2月26日 詰め将棋新題 第2713回

東京都杉並区
(全日本詰将棋連盟)鈴川優希氏作

【ヒント】合い駒は利きを考えます。10分で2級。9手詰め。解答は29日付夕刊。



7手目32龍に備えるため2手目の合駒は銀と定まります。守りの角を動かすための22飛成が巧い捨て駒。

★別作の余詰筋から派生して作りました。なかなか見ない筋では。




徳島新聞2016年4月25日 詰め将棋新題 第2726回

東京都杉並区
(全日本詰将棋連盟)鈴川優希氏作

【ヒント】逃げ道を作ります。10分で1級。11手詰め。解答は26日付夕刊。



2手目に合駒を打つと25桂まで。そこで角の移動合で逃げ道を作るのが受けの妙手です。(鈴川氏作)

★これはお気に入り。移動中合の角を取って打って、最後に捨てる構成を意識しています。



徳島新聞は採用されれば1作700円もらえます。
条件は
・7~11手
・右上6×6
・盤上10枚以下、持駒5枚以下
・単玉
・4手以上の変同や合駒非限定不可
なので、幼稚園の代わりに徳島新聞へ、という選択肢も大いにアリなんじゃないでしょうか。
なお、新聞の切り抜きを郵送してもらえます。
投稿は須藤さんにメール!

解答選手権2017一般戦第4問

第14回詰将棋解答選手権
一般戦 第4問



正153 部分点5 不正解123



配列的に易しい11手詰が必要だったので、在庫から失礼した。
半数以上が正解してくれて一安心。

解答選手権2017チャンピオン戦第10問

第14回詰将棋解答選手権
チャンピオン戦 第10番



正2 部分点13 0点63



一般公募作にラスボス級がなかったため、選考会議にて在庫から提供した作。
藤井四段が解けなかったということで、朝日新聞にも掲載されたが、まあお気づきの通り大した作じゃない。
初手が1択なのがいいジョークになっている気がして、一番気に入っている箇所。

詰パラ 入選127回 ヤン詰

詰将棋パラダイス2017年2月号
ヤン詰 第1番

入選127回
東京都 鈴川優希



A50 B32 C3 ※3
平均2.55
首位作投票28

谷○翔太―4枚の飛び道具を、総て短打で使用するのが面白い。



「香打」だったか、そんなようなヤン詰課題に投稿したら、自由課題の回に採用されてしまった。
若島さんが言っていた「取らず手筋」含みに、ノンストップ1.5往復させようと思うと必ず邪魔駒消去になる(たぶん)。銀金角飛などで表現可能。
類作が心配だったが、案の定指摘ありで、岡田敏氏(パラ1958年2月小学校)だという。小学校ということは7手? 図面のわかる方求む。

追記:Twitterで指摘してもらいました。
someone like you「将棋世界2014年1月号」
うーん、岡田作のほうがいいかも 笑。

詰パラ 入選125回 高等学校

詰将棋パラダイス2017年2月号
高等学校 第4番

入選125回
東京都 鈴川優希



誤11 無17
A36 B6 C2
平均2.77

今○健一―12への遠角成がピカリ。その馬を捨てての収束も、これまた鮮やか。



これも狙い自体はB級。本格的に作るなら、例えば12角成の後に67角と打って23角成とする変化を入れることによって、11香を置かずとも12限定にすべきところ。あわよくば13馬と引く変化も入れて成に限定できればいいが。
むしろ、初手桂打が素直に逆算できたことと、2~4手目の2手伸ばし、12~14手目の2手伸ばしという2つの罠があることのほうが見どころだと思っている。解答選手権にでも出すべきだったか?

詰パラ 入選124回 中学校

詰将棋パラダイス2017年2月号
中学校 第5番

入選124回
東京都 鈴川優希



誤0 無3
A65 B42 C7
平均2.50

大○洋之―B級娯楽的手順というところでしょうか。



B級娯楽とは言い得て妙。短評賞を贈りたい。
たまにはこういうのもいいか、と思ったが、ブログ発表で充分だった気がする。
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About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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