詰パラ 入選135回 大学院

詰将棋パラダイス2017年9月号
大学院

院5 入選135回
東京都 鈴川優希

「廻る鬼瓢箪」


誤3 無2
A12 B2 C1
平均2.73

岩○茂―51角の回転が狙いかと思ったら合駒で発生した71角まで回ったのでびっくり。ギリギリの攻防に終始する手順も緊張感がある。
池○俊哉―51角が大きく1回転し、71に合された角が小さく1回転する。無理作りと思われる箇所がなく、どこから作り始めたのか、と感嘆してしまう作品。



攻方駒2枚の1回転は以前発表したので(→地球ゴマ)、今度は玉方駒2枚の1回転を作ってみた。とは言っても、収束7手詰の素材からの逆算で、作っている当時はそんなことになるとは想像していなかったのだが。
念じながら素直に逆算していくと、71角合からそれが1回転する25手詰は割と簡単にできた(95歩・94桂の配置を思いついたのが鍵)。これでも充分かも知れないが、71角合を出すための王手51龍が駒取りにしないとなかなか入らないので、それを初手にするわけにはいかないと思ってさらに逆算する。その途中で51角も回転させてはどうかと思い付き、なんとか成立させた。追加で置いた駒は57歩だけで、2手目33香合が入ったのはかなり大きな収穫である。
タイトルは、角2枚が回転した軌跡がヒョウタンのように見えたことから。「廻る」と冠して狙いに気づいてもらえるようにした。「瓢箪から駒」ということわざがあって、ただの7手詰がここまで化けたという作者の驚きも込めている。

評点はさほど伸びなかったが、単独で半期賞に選んでいただいた。長編が苦手なので、大学院で半期賞を受賞する日が来るとは思っておらず、これは嬉しかった。
なお、これで小・中・高・短大・大学・院すべての学校で半期賞をコンプリートできた(他には赤羽守氏がいらっしゃるとのこと)。

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

Author:鈴川優希
主に月刊誌「詰将棋パラダイス」に作品を発表している詰将棋作家。東京在住の学生です。詰将棋は小学生の頃から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回)。小~院すべての詰将棋学校で半期賞受賞経験あり。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任しました。原稿随時募集中です。

裏短編コンクール
2015年(第n回)・2016年(第φ回)に開催。使用駒数11枚以上、タイトル必須という条件で募集した作品を出題し、解答者に評価してもらうという企画です。結果発表はニコ生で行いました。作品の結果稿はブログ右袖のカテゴリーからご覧いただけます。なお、この裏短コンはほっとさんのブログ「詰将棋考察ノート」に受け継がれました。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答していただいた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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