第18回 解答発表

出題編はこちら。


駒数も多く、難しめの本作でしたが、皆さんからはどんな評が!?






初手はまあこうするとして、さて合駒は? 香打ちが見えているので飛の移動合が必然ですが、その前に3四にも合駒が必要です。(3四桂の開王手を防ぐため) とりあえず歩合として進めましょう。
同馬、2五飛、1七歩、2六玉までは妥当なところ。ここで香を打つのですが、直接2七香は足りない。離して合駒を稼ぐには3九の銀が邪魔……と考えれば、4八角が見えてきますよね。
同銀成(不成でもよい。ここがキズ)、2八香でまた合駒。ここも微妙ですが香合としておきましょう。2七香合、同香、同桂成(不成でもよい。キズ)、4五馬。ここでも3四馬が見えているため、飛の移動合となります。
以下、飛を取って収束。途中で飛ばした合駒ですが、2手目香合は5手目1七香となって、最終手1五香と走って駒余りですね。問題は10手目桂合ですが、実は桂合でも正解。希望限定とはこのことです。

詰め上がりが最悪な上に、非限定が多すぎて、その点をみなさんから指摘されました。と、いうわけで、自分なりの改良図をつくりました。是非、ご覧ください。


以下、皆さんの短評です。敬称略です。

u-maku  「いろいろ検討したらもっといい作品になりそうだね。もったいないなあと思いました。15手目は34桂馬を期待しました。収束はちょっと残念ですね。 馬の動きで自作の今週の詰将棋9を思い出しました。よければみてください。

改良図がありますので、そちらをご覧ください。でもまだまだ推敲の余地はありそう。
u-makuさんのページはいつも見てますよ。最近解けないですが。

三歩人  「二回の飛移動合はよい。が「56飛が泣いている」でしょうか?」

★だから「収束がめちゃくちゃ重い」って書いたじゃないですか。(笑) こればっかりはどうしようもなかった。

坂本栄治郎  「2八香の合駒は、何が一番よいのでしょう。どれでも1手詰みの形になっているので選ぶのに迷う」

★桂合だと、長手数の余詰があるので、香合の希望限定としたのですが、直前の4八角を同銀不成と取ると、その余詰は消えてしまう……つまり香か桂かは非限定……。

利波  「34桂跳ねに受方飛車移動を絡めた作意はとても面白い。素材は面白いのだから、キッチリ仕上げてもらいたかった。8手目の銀成生非限定、10手目の桂合が希望限定なのと、17手目の飛打場所が非限定など手を加えたい箇所が多い。まとめ方として、桂合いを作意にし8手目銀生に限定もできそうだと思う。54歩を桂にしたり、色々弄れば出来そうだと思うが、果たして、、、」

★今回、いろいろ反省して、改良図をつくりました。非限定はかなり消えているはずです。

ほい@解図スランプ  「二度の飛車の移動合が見事ですね。すごいっす^-^  まさか18手目もなにか出そうとしました?」

★さすがにそこまでは。当初の予定では、15手目3四桂でしめるつもりでしたから。でもうまくいかなかった……。

タラパパ  「望限定一か所というコメントですが、かなり多くの非限定がありませんか?
そのために、どれが作意なのだか正直よく判らないところがありますので、全手順を記しました。どこか穴に落ちたか?
非限定?
8手目:同銀成でもよさそうですが、10手目に27桂打が作意なら、同銀不成は、収束33飛で34飛も成立するので不成としました(34飛に45玉で57桂を打たせない不成)。
10手目:27香合で変同非限定?(コメントはこのことでしょう。香合は収束で余詰を生じる)
12手目:成・不成非限定
17手目:飛の打場所非限定(普通はあまり気にならないところですが)。
一枚の駒の移動合を2箇所で行わせる野心的な作品でしたが、この非限定群は気にして欲しかった。

★いろいろとありがとうございます。もっと推敲してから出題すべきでした。



正解者:u-maku、三歩人、坂本栄治郎、利波、ほい、タラパパ


正解数累計ランキング
1位 三歩人、ほい(18)
2位 坂本栄治郎(16)
3位 タラパパ(15)
4位 利波(13)
5位 馬屋原(12)




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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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