詰将棋ウィークリー#3番外 三輪氏の作品

詰将棋ウィークリー#3の出題作に、解答者の三輪さんが、変化の飛合から派生した作品を公開頂きました。
まずは作意手順を。







三輪さんの作者コメントを再掲します。
「鈴川作が27玉なら29香に飛合の一手だなと思ったのが創作の基点です。短大入選級の出来だと自負しています。
67銀、69龍は他の案もありますが、これで不満無しとするのは三輪流です。この点を鈴川君と宮原君に聞きたくサイト発表にしました。ウィークリー#3を見ていなければこの作品は生まれていませんですし」

飛合を軸に、うまくまとまっている作品だと思います。
僕のお気に入りの手は、奪った合駒の飛車をすぐさま捨てる25飛です。9手目44馬に対し、35への銀の利きをはずすという意外に単純な意味付けなのですが、正算でこの飛捨てを出す手腕は、流石だと思います。
収束も馬を捨ててきれいに詰みます。


皆さんからコメントも集まりましたので、紹介していきます。(順不同、敬称略)
「◎」印が三輪さんの返信です。

コモン 「っ力のこもった作ですね」

◎僕の作品では力を抜いた軽作ですね。

名無し名人 「飛合はともかく収束をきっちり決めるあたりはさすがですね」

◎当たり前の事でも褒めて貰えて嬉しいです。

安武利太 「27香に飛合の局面から、いかにまとめるかが作者の腕の見せどころ。「収束は必ず決める」が信条の作者らしく、着地は完璧ながら、中盤緩んだ印象があり、氏の作品としてはやや不満が残る内容です」

◎僕の作品につなぎの手が入るのはよくある事。
中盤の緩みは僕らしいのでは?
「僕の作品としては不満」と言う事はいつもの作品はもっと良いといい方に解釈しましたよ。

隅の老人A 「飛合もさる事ながら、25金から馬の活用が見事。紛らわしい手順を省いた69竜(67銀)の配置に棋風を見ました」

◎67龍を僕らしいと認めて頂きありがたいです。

★「鈴川さんなら、左側の龍、と、銀を3枚を攻方49銀に、18と、19銀を18成香にするのでは?」といったことを三輪さんがおっしゃっていました。まさにそのとおりです。
あくまでも手順重視でいくところが、三輪さんの作風がよく現れています。

後藤 満 「一見簡単に詰みそうな初形から、玉方の意表をつく応手に対する大駒を活用する攻方の強手が印象的です。中でも質駒の銀を入手してからの37龍、決め手の17馬が快感。密度の濃い19手詰と思います」

◎この作品のセールスポイントを言い表してくれて、作者は他に言う事がありません。

また、宮原さんからもコメントが。

☆ハッキリ言って僕の好みのどどどど真ん中です。いきなり飛の捨合から大駒をバッサバッサと切る手順。駒取りはあるものの収束もバッチリ決まり、入選級でしょう。
☆僕は形をほとんど気にせず、ただひたすら手順の「味」と「全体の流れにあわせた各々の着手の重さ」、そして「狙いの構想の凄さ・面白さ」をひたすら重視しているのですが、三輪さんの作風からすると詰将棋の創作に対する考え方が僕と似ているようですね。^-^


ということで、三輪さんの作品の結果稿は以上です。
コメント頂いた方々、そして三輪さん、ありがとうございました。

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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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