詰将棋ウィークリー#15 解答

☆眠い…(^^; それでは今回もよろしくです。
★数日遅れての解答発表となります。宮原さんには眠いなか解説を書いてもらったのに申し訳ないです。
出題編はこちら。







☆盤面8枚、3×6に収められた手のつけやすい初形。思わず食指が動きますね。
☆初手、単純に18桂などは当然16玉と逃げられてどうしようもありません。ここは36飛で馬を質駒化してからの桂打ちが筋ですね。
★ヒントに「馬を取る」と書いたのですが、さすがに初手37銀から読む人はいませんか。17玉、28銀、同玉くらいで詰みそうな形ではありますが、届きません。

☆5手目36飛、同馬に18桂は同馬なので、38桂、16玉、36飛。ここで合駒ですが、何を合しても27角で1手詰になります。
☆あれ、じゃこれまで…?というと、もちろん違いますね。
☆ここで26金!が玉方の逃げ道を開く妙防!これで15が空きになりました。
★この図では馬を取って金を移動捨合しますが、金と馬を逆に配置して、6手目26角という表現もできます。しかしこれでは3手目桂打ちが非限定となります。創作のちょっとしたジレンマでした。

☆後はこの金合を取ってから15玉に24角!が逃げ道封鎖の決め手となり、同歩、16飛、同玉、26金と飛車を捨てて鮮やかに収束するわけです。
★この収束からの逆算で作りましたー。

☆綺麗な初形から捨合を含む巧さ爆発の本作、そしてそれでいてスラスラ解ける易しさに仕上がっているところが良いところですね! 中段玉ですが、表紙に投稿すれば入選できたかも!?
★名刺に載せたい感じですかね。

★それでは、コメント返信です。(敬称略、順不同)

らうーる 「my cube では初解答となります。らうーると申します。早速今回の作品ですが、6手目26金が一番のお気に入りです。確かに難易度としては易しく感じましたが、この一手が素直に入って収束するところは、解いていて気持ちがよいです。こういうのを見習いたいなぁ」

★僕もこういう易しいのが大好物です。らうーるさんの逆算技術も見習いたいです。

奥鳥羽生 「今回は退路開放だが移動捨合ということで前回のヤケクソとちょっと似た感触。全体としては序中終平均的にスッキリまとまった感じ」

★言われて初めて、2回続けて移動中合だったと気付きました。

コモン 「金の移動合いが狙いでしょう」

★この作は全体のまとまりの良さが狙いかなあ。

後藤満 「初形も手順(手の流れ)も実戦的で好感触。秒読の中、全てを読み切り36飛打に着手する自分と16飛を見て相手が投了するシーンをつい妄想してしまいました」

★それはカッコイイ。僕だったら24角を指し忘れて負けそうです。(笑)

EOG 「本作は、26金を挙げるべきなんでしょうが、素材の域を出ていないような」

★確かに素材と言われてしまうと反論できません。

三輪勝昭 「宮原君らしい作品ですね…あレっここはmy cubeだったような…。つまり宮原君に出来る事は鈴川君なら簡単に出来ちゃうと言う事です。これはブラックジョークですが、宮原君とは日頃メールをやり取りしてるからこの冗談は通じるはず?
そして宮原君ならこの作品を僕が何を真っ先に批判するか分かるはず。鈴川君もその不満点がなければ、気の利いた逆算を考えて詰パラに発表したと思います。それは詰上がりの詰方の駒の重複感です。僕の作品だと死ぬほど耐えられない。鈴川君もそこまででなくても気になるタイプと思います」

★他の解答者の方からは批判されなかったのですが、僕も詰上りの重複感は気にしています。詰上りで17桂が働いていないのが気持ち悪いというご意見はもっともです。

野中正義 「9手目、2四角 この手がひらめいた時が、うれしい瞬間です。このレベルの問題を待っています」

★移動合をとりあえず取っておいて、さてどうするかと考えた瞬間に閃く!

さわやか風太郎 「質駒作りから始まる。移動合が只取りというのは玉方にとってかなり痛い。見所は退路封鎖の2四角捨てから玉を危険地帯に呼ぶ1六飛か」

★26金をタダ取りされた挙げ句、13手目26金迄で詰まされるとは皮肉なものです。

やまかん 「馬をとった後の玉方の金捨ての延命から攻め方の大駒捨ての連続はお約束とはいえ綺麗な手順ですね」

☆指将棋派の方に是非解かしてみせたい、そして詰将棋の美しさなどを知ってもらいたい、そんな作品でした!
★なんだか全手順が一貫してこの収束に向かっている、という感じがしませんか?
ちなみに、これを言い換えると……

小野寺 「惰性って大事」

★ということになります。(笑)

名無し名人 「これは好作ですね。難しくはないですが、かなり完成度が高いです。入選級だと思います」

★初形に嫌味がないと、完成度が高く思えたりします。

蛇塚の坂本 「2四角、1六飛、3六飛など、短手数の中で大駒3枚全て消し去るとは凄い。桂打ちは、非限定かな」

☆この枠内でこの手数で、これだけ爽快感ある手順はそうは見ませんね! そして桂打ち、僕も初めはアレッと思いましたが、動かした36馬によって18に利きがあるわけですね。この辺もかなり巧いつくりです。
★18桂のほうに限定するのが本筋かな?

変寝夢 「お気に入りは金の移動合です。ただ初手から5手目までの逆算は、確かに駒数は少なかったりするのですが、面白くは感じませんでした。お二方には何か勢いを感じさせてくれる無茶、リクエストさせてもらいますね」

★形を整えるのも逆算の仕事かと思っています。まあ、この場合は微妙ですが……。

ほい 「桂の打ち場所が限定されるのがいいっすね。ので36馬がお気に入りです。大駒消してきれーな収束」

★細かい作り手の思いを汲み取ってもらって有り難いです。

こじはる 「金の移動合が面白い(=^▽^=) 配置を無視すれば表紙課題クラスでしょうか」

★金渡したらすぐに詰みそう……って思ってもらえますかね?


正解者:らうーる、奥鳥羽生、コモン、後藤満、EOG、三輪勝昭、野中正義、さわやか風太郎、やまかん、小野寺、名無し名人、蛇塚の坂本、変寝夢、ほい、こじはる 以上15名

☆それでは以上となります。失礼します。m(_ _)m

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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