詰将棋ウィークリー#25 解答

→出題編はこちら
★洒落にならないくらい忙しい週末でした。それに加えて、明後日からは東京に行くので家を空けることになります。メール返信などもほとんどできず、申し訳ありません。
★それでは、#25の解答いきます。
☆宮原ですー。よろしくお願いします。







☆どことなく妙な雰囲気の流れる初形。手がかりが少なく持ち駒が多いのでちょっと手をつけにくいかもしれません。
☆桂が無い以上どこかに駒を捨てるしかありませんが、ここは22歩・23香から見ても31角が妥当なところ。
☆これに対する51玉・52玉の変化が難物。51玉は62銀!から84角で、合駒は64龍、72玉・71玉は74龍でつかまっています。
☆52玉には53角成!が英断の1手。同桂に41角があるのでなんとか割り切れています。
★この変化が読み切れたらしめたものです。

☆よって31角には同玉の1手。形から見ても21歩成といきたいですが、逃げられて不詰です。ここでは21角のために32銀の捨て駒。
☆もちろん取るしかなく21角になりますが、ここでは23玉があるので少し打ちづらいかもしれません。逃げては簡単なのでもちろんそのまま23玉。
☆ここで単純な14金などでは全くつかまりません。しかし有力な手も少なく難しいところ。
☆行き詰ったように見えますが12角成!がこの局面を打開する妙手!これは取るしかなく、13龍~23歩が決まり31玉に32金で収束します。
★作意は「やりたくない手」が多いかと思いますが、それ以外に有力な手がないので、抵抗を感じながらも指すことになりますね。

☆軽い捨て駒にちょっとした変化が付きまとう軽い作品といった感じですね。12角成に清涼詰でもあるので、この素材では完成の1局かもしれません。ただちょっとシンプルすぎたところは否めない感じもあります。学校には不向きでヤン詰には難しいので、サイトに適した1局といえるでしょうか。

★それではコメント返信いきまーす。(敬称略、順不同)

かめぞうさん 「序の変化が面倒だった。21角~12角成は実戦だと指がしなりそう」

★作意と変化のバランスを考えると初手はあまり良くない逆算だったかも。

EOG 「悪くないと思う」

★長所、短所共になし、な感じはダメですかね。

コモン 「てっきり21歩成と思ったが…」

★歩・香はどちらも取られるだけの存在でした。

後藤満 「不動駒の4枚をセットに見立てれば、劇映画のシーンが想起されます。何といっても見せ場は12角成なんでしょうね?初形と詰上図の相似性もドラマチックな演出と思います。#21に続くシリーズ化に期待します」

★逆算をする際は、玉を動かすのが最も簡単なので、作り易いのです。

やまかん 「43の地点が急所なんですね。そうして手がかりを作って12角成が気持ちいい。収束絡みの2筋の配置がうまいと思った。(23香車がないと21角打ったとき22玉で詰まないのかな?そのための香車とみたけど3手目21歩成の紛れを作ってて悪い配置ではないですね。)」

☆解説よりこちらの方がわかりやすいかもしれません。(笑) 21角からの12角成はまさに妙手。
★歩・香配置についてはおっしゃる通りです。

小野寺 「ずいぶんシンプルだね」

★もう少し紛れを増やすべきでしたか。稿末に、三輪さんの改作案を紹介します。

こじはる 「序盤は、力勝負、このままだとデパート向け、もっと手を加えると学校向けになるでしょう」

★置き駒を増やすのが嫌で、こういう逆算になってしまいました。

三輪勝昭 「いつも出来すぎと思っているだけに、これぞサイト向きと言った感じ。2手目変化は一応暗算で読み切ったけど、柿木将棋にかけたら別詰が沢山ある。余り良い初手とは言えないですね」

★やはりそうですか……。置き駒を増やさずに大駒捨てが入るということで、飛びついてしまった感がありますね。

さわやか風太郎 「6筋方面に逃げられた時が厄介でした。1二角成からの収束は爽快でした」

☆学校の解答を出すときも自分はこの辺の変化は読み飛ばしますが(通称「変化飛ばしの術」)、皆さんはどうなのでしょうか。
★僕は必ず確認します。それでも誤解するのがなんとも言えないですが。(笑)

蛇塚の坂本 「2一角からの1二角成捨てが意外性。収束が歩と龍だけなのが、長手数で駒を、惜しみなく捨てていく割に大スッキリ」

☆3手収束ではあるもののむしろよい印象をうける収束ですね!
★高い駒はどんどん捨てていきます。

★では最後に、メールで三輪さんから頂いた改作案を載せます。
毎度、お世話になっています。ありがとうございました。

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★実力者の方は是非とも解いてみてください。この記事にコメントもよろしくお願いします。


正解者:かめぞうさん、EOG、コモン、後藤満、やまかん、小野寺、こじはる、三輪勝昭、さわやか風太郎、蛇塚の坂本 以上10名

☆それではこの辺で。ありがとうございましたー。^^ノシ
★忙しいところ、ありがとうございました。

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

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自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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