詰将棋ウィークリー#33 解答

出題編はこちら
☆短コンはもちろん自作の順位が楽しみですが、順位を予想して実際とどれくらい違いがあったかなどを比べるのも楽しみの一つです。宮原です。今回は2作!
★解答発表が遅れがちですみません。期末考査中だったということでご理解を。







☆初手は当然として2手目からが問題。誰だって最初は33桂~31桂成としたいところですよね。これには11玉で23桂が打てず不詰となります。
☆ここは打った桂をすぐ捨てる31桂成~41歩成が好手順。あまり意味が無いように見えるこの手順も、23龍とちょっとやりにくい手で打開します。11玉に、さらに桂を打つために12龍!とするのが味の良い捨て駒。23桂、21玉に31とまでとなるわけです。この収束は余り見たこと無いような気がします。
★邪魔駒消去っぽいですかね。コメントもここに集中しました。

☆簡単そうに見える本作ですが、上記の33桂の紛れに加え珍しい手順の収束で作意が見えにくい造りになっています。ちなみに24歩配置は7手目31と!の紛れで途中の22歩を打てなくする余詰防止駒。こちらを作意に設定しても面白かったかもしれません。
★24歩は余詰防止のためですが、紛れの増加と、第2問との対比を狙っているので悪い配置ではないはず。







☆こちらも当然初手23桂。21玉ですが、今度は前作の紛れだった33桂~31桂成が作意で、進めやすくなっています。ここでの33桂を捨てる意味は31桂成 同玉に33龍とするためなのですが、31桂成、11玉に23桂~21成桂と、同じ意味づけの同じ手順を一筋ズレたところでやってのけるのです!今度は同飛しかないので、12金と軽く捨てて詰めあがるわけです。
★この趣向をもう2筋、3筋と行うと、あの有名な作品になるわけですね。
☆やはりこちらのほうが詰キストの第一感の手順で易しかったようです。これくらいの軽さならむしろ易しいほうが合うとも僕は思いますが、どうでしょうか。
★ちょっと既成的すぎましたかね。

☆形はそこまで似ていないと言う意見もありましたが、内容は完全に姉妹の2局。作意と紛れをうまく表現していると思います。個人的には2局目の趣向的な手順が好みでしたが、皆さんの意見は?

★というわけで、皆さんの意見です。(敬称略、順不同)

後藤満 「“プリティ・ツインズ”ですね! 難しくはありませんがキリッと引き締まった相互補完的な手順は好対照と思います。迷いましたが、好きな手は1作目は12龍、2作目は12金にします」

☆それぞれがそれぞれを補っている。そんな印象ですね!
★主眼が龍捨てと金捨てで、対照的になっていますか。

三輪勝昭 「まず、姉妹作と言うには6枚中3枚しか同じ配置がないけど…。初手も同じだし…。だけど内容的には姉妹作と言えますね。
妹=2~3秒で解けました。リフレイン手順から収束まで見事にまとまっていて完成品です。
姉=こちらが前になっているけどはるかに難しい。7手目31と、同玉、23桂、21玉、41龍を読んで24歩はそのためと思うけど、23龍~12龍は気付き難い。僕はサイトには理想の作品と思うけど、もったいないとの声も出そうです」

★配置は違っても、1マスずれているだけなので、使用駒は2作に統一感がありますよね。
でも、23龍から12龍が気付きずらいのは意外でした。

凡骨生 「①12龍の一手。②9手目11飛でも43桂でも詰みます」

★一瞬ヒヤッとしましたが、

凡骨生 「②6手目11玉と逃げるのを見落としました。やはり暗算では間違えやすいですね。変別解で申し訳ありませんでした」

★安心しました。さすがに飛車取っちゃうようなものは作りません。

さわやか風太郎 「まずは1作目。4一歩成までは進んだのですが、ここで悩んでしまった。ようやっと2三竜から1二竜を発見して安堵。正直2作目が先に詰んだのです。
2作目。1作目で成立しなかった3三桂捨てを試みる。後は一気呵成。1二金捨てから1三竜は私の好み」

☆1作目は龍の動きがやはり見えづらかったようです。2作目は軽く捌ける感じがいいですね。
★内容的にはどちらもすごく軽いかと。並べる順番としては、逆のほうが良かったかなあ。

変寝夢 「両方とも1二への捨て駒が気持ちよいですね。ただ、2つめは少しいじれば、合駒や邪魔駒消去が入りそうな気がします。盤面の駒数が増えることに抵抗はあるかもしれませんが、トライしてみてはいかがでしょうか?」

★姉妹作にまとまった時点で逆算は考えませんでした。ちょっといじってみましたが、余詰が思ったより強く、うまくいかないですね……。狙いを持ちながら逆算するのは難しいです。

蛇塚の坂本 「1問目 2三龍と一旦停止し、それから捨てる手が面白い。2問目 飛を翻弄する手は、多いが短手数で3三2三2一と3度も移動は珍しい」

★本作はあんまり翻弄という表現は似合わないようにも思います。成り行きで飛が動いていく感じです。ただ、変寝夢さんのおっしゃるように、もっと逆算して飛の翻弄をテーマに持ってくるのも面白いですね。

ss 「どちらも13手かな。出題時にすぐに詰ましたんだけど、誉め方が難しいのでコメント入れませんでした。ツイッター見て改めてやってみたけどやっぱり誉め方が難しい。(笑)」

★褒めるとか、そういうことは関係なく、思ったことをコメントしてもらうだけで僕は満足ですよ。(^_^)


正解者:後藤満、三輪勝昭、凡骨生、さわやか風太郎、変寝夢、蛇塚の坂本、ss 以上7名

☆それでは以上となります。ありがとうございました。^^
★ありがとうございました。

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

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自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

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詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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