詰将棋ウィークリー#52 解答

出題編はこちら

★桜が満開で、入学式には最高の日和でしょうか。(昨日の話)
☆桜は好きじゃないとか言ってなかったっけ。
★はい、梅のほうがきれいに思います。万葉集の時代の考えですね。






★まず初手は単純に51馬です。単純とは言っても、実戦なら43馬と指してしまいそう。
☆2手目13玉は、14金、同玉、15飛迄。だから馬筋を止める中合が必要ってわけね。
★この合駒一つ一つが、別の手順でないと詰まないというのが狙いです。香合は同龍、13玉、22龍、同玉、32金、12玉、14香、13合、22飛迄2手早い。桂合は22龍、同玉の時に34桂がある、という感じに、ちょっとずつ手順が異なります。
☆金合は香合と似てるけど32金、12玉に14飛。13玉には14金で、いずれも2手早いんだね。
★で、問題は角合だったのです。
☆作意の銀合と同じ手順でも詰むね。
★はい。しかし同龍、13玉に14金、同玉、36角、同と、12龍、25玉、23龍、16玉、15飛迄同手数駒余りで割り切る順があるのです。
☆いわゆる変別で混乱させてるパターンだね。
★変別についてですが、詰将棋のルールとしては「攻方は王手の連続で詰ます」で、「最短手数で」という文句は入っていません。しかし変化手順中では「最短手数で」もしくは「駒を余らせるように」という決まりができてしまっていて、これが作品を無駄に難解にさせてしまう理由です。
☆解答者が注意する必要があるのはもちろんだけど、作り手としてもできるだけ変別はなくしたいものだね。

★それではコメント返信です。(順不同、敬称略)

やまかん 「筋を知ってれば易しいやつですね」

★13玉型に14金の筋と31銀(角)~32金の筋はセットで。

小野寺 「角合が割り切れているのがいいね~。筋見えないとむずかすぃ~」

★上と対照的なコメントですね。

三輪勝昭 「何故11歩なのと思ったら2手目銀合の限定のためですか? 角合の変化が素晴らしく、好手順を変化に隠すのは大好きですが変別では意味がない。もっともその手順しか詰まないのなら詰パラに投稿するんでしょうけどね」

★はい、しかしおそらくこの形で変別を消すのは不可能に近そう……。

後藤満 「不自然な11歩の配置が少し気になりますね。銀合限定(角合に別詰手順を生じさせる苦心)の産物と思いますが……」

★収束の合駒非限定ならいざ知らず、本作は合駒が狙いの根幹をなしているので、絶対に限定させなくてはいけません。

蛇塚の坂本 「5一馬と2二龍はきまりだが、4二の合駒が小駒の香や桂よりも銀の方が手数が長いのが意外」

★桂香は利きが特徴的なので、逆用されてしまうんですよね。

こじはる 「こんな好作を、サイトで発表とは勿体無くないですかぁ」

★申し訳ありません。ブログに既に同様の手順を発表済みということと、変別のことを考慮すると、どうしても投稿はできませんでした。

さわやか風太郎 「4三馬や4一馬では上部の守備駒が働いて不詰。従って初手は1五までの利きで玉の脱出を阻止する1五馬に限定される。ここで中合の登場となる。桂、香では1四の地点で早詰。ここで角を入手し、2二竜から3一角、3二金の連続捨て駒は豪勢である。2二竜で1四金が面白そうだが。以下同玉、3六角、同と、1二竜、2五玉、2三竜、1六玉、1五飛。あれれ詰んでいる」

★変別の絡みで混乱させてしまいました。銀合は意外だったでしょうか。


解答者:やまかん、小野寺、三輪勝昭、後藤満、蛇塚の坂本、こじはる、さわやか風太郎

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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