岡田敏氏の作品

僕の尊敬する作家である岡田敏氏が亡くなったとの訃報。詰パラでは700回の驚異的な入選数を誇り、他誌も合わせるとその創作数は計り知れません。御高齢ながらも、作品の質は衰えることなく、2009年1月には中学校で平均2.81点の傑作も発表されていました。
今日は岡田氏の作品から僕が好きな2作を紹介します。






将棋ジャーナル昭和60年12月

盤面9枚の好形から、攻方馬の華麗な動きが繰り出されます。収束もその馬を捨てて透かし詰。詰上りに加勢している3枚の駒はいずれも初形ではその影がありません。氏の逆算の腕を垣間見ることができます。






将棋ジャーナル昭和61年6月

盤面10枚の何気ない実戦型。ここから5度の飛翻弄が飛び出します。手筋物を組み合わせて新しいものが出来上がる見本だと思います。これも逆算でしょうが、手馴れた技を感じます。

ほんのちょっとだけ改作。この機会に公開しておきます。

15-33.gif

僕も逆算中心の創作なので、岡田氏から学ぶところがたくさんありそうです。本作でも、収束の数手が実にきれいな作りになっていますね。

偉大な作家のご冥福をお祈りします。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

さらに

鈴川君の改作図を見ると44飛を34飛にして持駒角を44角と捨てる手を入れたくなります。
初手33銀だと同飛だから一度44にどいてもらって同金にして元に戻す手筋です。
これは同飛で詰まない形にすれば論理的に可能でしょう。
余詰筋が相当強烈。とりあえず玉方15龍、36との追加でどうでしょう。
検討は不十分ですがそれよりさらに33飛の形から34桂、同飛、44角、同飛で創ってみたい。
21の桂を使う事になるから根本的に作り直しになる訳だけど…

角捨ての逆算、僕も考えていたのですが、いい配置が浮かばず……。
今回、三輪さんの15龍の配置にヒントを得ました。初手33銀、同飛、23銀、同飛、34桂、12玉、13銀、同桂、同桂成、同飛の局面で24桂を防げばいいのだと。
24香、46と追加、51歩を香に変更。これでなんとか防げているかと思います。17手で飛を6回も翻弄すればかなりのものだと思います。
カレンダー(月別)
07 ≪│2020/08│≫ 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
FC2カウンター
About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

Author:鈴川優希
1997年生まれ。月刊誌「詰将棋パラダイス」に作品を発表している詰将棋作家です。詰将棋は小学生の頃から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回)。半期賞8回、看寿賞1回、詰将棋順位戦A級。2016年4月~2020年6月「ちえのわ雑文集」世話役を務めました。現在は入選200回を目指す傍ら、順位戦や短コンの解説をたまに担当しています。

裏短編コンクール
2015年(第n回)・2016年(第φ回)に当ブログで開催。使用駒数11枚以上、タイトル必須という条件で募集した作品を出題し、解答者に評価してもらうという企画です。結果発表はニコ生で行いました。作品の結果稿はブログ右袖のカテゴリーからご覧いただけます。なお、この裏短コンはほっとさんのブログ「詰将棋考察ノート」に受け継がれました。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答していただいた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

解付き出題
自作を解付きで並べていくだけ。現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

詰将棋あるあるbot
Twitterで、詰将棋あるあるネタを5時間に1回ツイートするbotを作ってみました。ツイート内容は700種類用意していて、たまに更新されます。皆さんもハッシュタグ「#詰将棋あるある」でツイートしてみてください。@TsumeAru_bot

このブログはリンクフリーです。Sine 2009.6.
メールアドレス
makugaeru●yahoo.co.jp
●を@に替えてください。
全記事数表示
全タイトルを表示
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
詰将棋あるあるbot