詰将棋パラダイス2013年7月号

ようやく期末考査が終わりましたが、今週の土曜には模試があり、まだ気が抜けない状況です。詰将棋も最近はあまり作れていません。他にもやりたいことがたくさんありまして……。

それでは詰パラ7月号、雑感。

ヤン詰……課題作品が揃わないことがあるのですね。ヤン詰は競争率が高いイメージがあったので、意外です。まあ「三角形」と言われると確かに作りづらいですが。

中学校……捨駒、合駒や、動駒率、回転率などを数値として計算し、評価を下すことは可能でしょう。作意の紛れの量と変化中の紛れの量を比較することにより、煩雑な難解作だけが高評価になることも避けられそう。そもそも、人間の評価が一人ひとり千差万別なので、評価に正当性を求めることが間違っている?
数値による評価を下してくれるソフトがあるならば、僕としてはかなり助かります。コンピューターは人間が活用、もしくは共存するものでしょうから。

高校……咲花さんも名無し名人さんも構想作家。僕は……うーん、手筋作家? 少なくとも構想作家は目指していません。というのも、構想作の大半を占める打歩詰絡みの作品が苦手だからです。

看寿賞……中編の2作、どちらも趣向作の香りがします。手順も軽めです。例年なら「軽い」という理由で落選してしまいそうですが、やっとこのような作品が評価されるようになったんだなあ、と嬉しく思います。
自作は一般推薦では人気があったようで、ありがとうございます。推敲不足が悔やまれる、とありますが、今となっては僕は全く後悔していません。

高校解答発表……やけに力がこもった13手詰ですが、並べてみるとなかなか爽快かと思います。

短大解答発表……気に入っている作です。全体の流れが心地良い、この言葉に尽きるでしょう。

大学院解答発表……院8は印象に残ります。僕は長編はほとんどノーチェックなのですが、これは心湧き立つ作品です。

デパート解答発表……薄味なのでどうかと思いましたが、好評で一安心。


今月は以上。自作の入選がないのは残念ですが、創作のお手伝いをした作品が入選しているので、満足です。

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感性は人それぞれ

評価に正当性を求めるのが間違っている…これは僕の持論でもあります。
みんな同じ感性をしていたら詰将棋なんて面白くない。
僕なんか相馬慎一さんにツイッターで高評価なのに作家としてあり得ない逆算をしていると言われた作品があります。
今はインターネット時代だから、色々な考え方を言い合うのが面白いと思います。

高校結果稿の作品は鈴川作らしくない作品に見えますね。
これは余詰手順を抑えるのが難しいのが初めから分かっているのがらしくないだけで、手順は鈴川作らしいと言えるかも。

僕も打ち歩作品の創作は苦手です。
打ち歩局面がある作品は結構創っていますが、ポピュラーな筋を入れているだけです。

それと僕の感性は打ち歩がらみの構想は何を見ても新しいと感じない。
構想作は打ち歩が絡まないものが構想作とねじ曲がった考えを持っています。
要は打ち歩構想はオリジナルを創っても何かの変形しか見えないし、オリジナル性を認めてもこのくらいの事は出来るだろうと思えてしまうのですよね。
まあ、これは人それぞれ感性が違うと受け取って下さい。

高16は、駒数多く変化紛れも膨大ですが、手順はシンプルな両王手と捨駒物です。もっと易しくしたかったですが、大駒四枚の威力はすさまじい……。

>それと僕の感性は打ち歩がらみの構想は何を見ても新しいと感じない。 構想作は打ち歩が絡まないものが構想作とねじ曲がった考えを持っています。要は打ち歩構想はオリジナルを創っても何かの変形しか見えないし、オリジナル性を認めてもこのくらいの事は出来るだろうと思えてしまうのですよね。

まったく同意見です。打歩作品はどうしても驚けないのです。
しかし、打歩作品でも、香先香歩や不利合駒などでなく、伏線手が絡む作や、単純な打開などは好きです。理由はこれといってないのですが、要はあまり高尚すぎると僕の理解の範疇を超えてしまうということですかね。

驚き!とは

表紙の驚き!には中々気付かず…これは今回のコメントには関係ありません。

打歩詰は詰ましてはいけないルールを作っている訳だから、よほどの事をされても僕は心の底から驚けないと言う事ですね。

5月号の短大21宮原作は龍では詰まず金だと詰む構想作。
打歩ルールを使わずこんな事が出来るとは気が狂いそうになりました。
心底から驚けました。
難しい方が高得点にはなるだろうけど僕にはこの優しさが理想です。
来年の看寿賞は似たような作者名の大学4が有力候補ですが、僕の中ではこれがダントツです。

玉方持駒を売り切れにさせる狙いですか! 素晴らしいですね。こういう作品こそが「構想作」だと思います。確かに看寿賞に推しても相応しいです。

感性は人それぞれ、まさしくその通りだと思います。
実は三輪さんのあの作品については相馬さんの意見を見て全面的にではないにせよ共感する部分がありました。自分で解いていないので大きなことを言えないのですが、高評価ながら少なくとも好みの作品ではありませんでした。

打ち歩詰に関してですが、僕は個人的には打ち歩関連こそ面白いものができると感じています。
合理的な将棋のルールにおいて最も不合理な部分ですから。

勿論短大21宮原作は合理的なルールの中で不合理に見えることをやってのけたという意味で仰るとおり素晴らしい作だと思います。ただし、「オリジナルを創っても何かの変形に見える」という意味で言えば打ち歩関連でなく不利合駒や不利持駒変換を実現した前例がありますので、その変形ということができるかと。僕は余り気にしていませんが。


それはそうと、名無し名人さんは自分で構想作家ではないと言っていましたが…。

僕が打歩詰作品を見てあまり驚けない理由は、前例がどうこう、何かの変形どうこうということは関係ないです。僕の好みの問題ですかねー。
つまり、純粋に苦手ということです。不利合駒や不利変換を見ると、どうも普通の詰将棋とは何か違うもの……いわゆるフェアリー作品を見ているような感覚に陥ります。「詰ましてはいけない」という概念自体がフェアリーに近いですからね。
しかし、単なる大駒不成や打開、先打突歩詰などは好きです。理由は……うーん、明確な説明ができそうにありません。やっぱり好みだからということで。
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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