詰将棋パラダイス2013年8月号

戦争を恨んでアメリカを恨まず。これが日本人の国民性ですかね。

こういう話題は苦手なので、さっさと詰パラ雑感を書いてしまいます。


ヤン詰解答……駒取りが目立つ作品群ですが、唯一駒取りのない1番が首位。しかしこれは収束が大きく影響しているでしょう。既成とは言っても、清涼詰は良いものです。

小学校……雑誌の裏表紙などによく載っていますが、将棋の道具は高いものは本当に高いですよね。駒の書体についてはちょっと知識があります。

中学校……自作が入選。よくありそうな右上図ですが、手順は珍しいかと思います。

短大……持駒多い中で自作だけが飛1枚。難易度的には……。

詰備会……この作者が復活と同時に同人入り。でも、ペンネームをいろいろ変えて発表されているので、実際はかなり多いのでは。

岡田氏詰将棋史……6番は昭和55年3月発表の作品の焼き直しなのですが、51が桂でなく歩なら格段に面白くなる、と当時の短評で指摘がありました。僕が変形ヤケクソ捨合と呼んでいる手筋です。七色図式に拘らずに51歩配置で発表されたら良かったのにな、と思っています。

読者サロン……大学担当者さんにも、等位手順中に余詰がある作品があったような気が。僕の感覚ではどちらも余詰作であることははっきりしています。

小学校解答……これで2.5超えますか。ちょっと甘すぎやしないかと思いましたが、C評が7つあって、逆に安心しました。

中学校解答……中23、気に入りました。

高校解答……この月は選題の言葉につられて全部解きました。優劣の付けようがありませんが、この並んでいる順で好みの度合いが上がっていきます。

短大解答……短21はこのブログでも少し話題になりました。後手の合駒を制限するための攻方不利手順は図巧17番がおそらく初出ですが、まだまだ未開拓の分野です。構想作家の皆さん、ぜひ。

デパート解答……咲花さんの作品、楽しいです。
ちなみに僕は難易度と詰将棋の価値が関係ないという立場ではありません。この作品は、非常に易しいからこそ楽しいのです。難易度は副次的な要素ではなく、詰将棋の良し悪しを決める重要な要素。その詰将棋によって、どのくらいの難易度が最も楽しさを引き出せるか、という点が必ずあるはずです。
「易しいが楽しい」というフレーズをたまに見かけますが、解釈が2通りあって、1つは「難解性が上がればその分作品の良さも向上する」という考え方に基づいたもの、もう1つは「その作品の楽しさを引き出すには、もう少し変化紛れがあったほうが良い」という批判です。
しかし僕が詰将棋を作る時は、作品にあった難易度を選ぶというところまで手がまわっていないです。形とのバランスもあって、悩ましいですね。

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理想の難易度

僕は詰将棋の評価は難易度が密接な関係にあると思っています。
そして作品によっては難易度を徹底的に殺した方が生きる作品があると思っています。
難易度は作品にマッチさせるべきと言う鈴川君と同意見ですね。
それは難易度は高い完成度を目指せば自然と作品にマッチするものだと思っています。

No title

岡田さんの作、よく突き止めましたね。
私のブログで紹介してもいいですか?

No title

なるほど、完成度が高いということは難易度が作品にマッチしているということですか。気付きませんでした。
僕の場合、詰パラ10,1発表作http://makugaeru.blog46.fc2.com/blog-entry-181.htmlが理想的なバランスです。

No title

>EOGさん
岡田さんは焼き直しを何作か発表されているので、作品集を読んでいると見覚えのあるものが出てきます。特に本作は僕の好きな作品だったので、すぐに分かりました。
ブログで紹介はご自由に。というよりもありがたいです。
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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