詰将棋ウィークリー#72 解答

出題編はこちら

矢倉46銀戦法は先手有利だと思っていたのですが、森内名人の「矢倉の急所」を読むと、後手もいろいろ手を尽くして対抗できると知りました。端歩の突き合いでさえも勝負に大きく関わってくる、ということで、僕ももっと一手一手を大事に指さないといけません。



63に逃さないために初手は絶対。3手目も71に逃さないために絶対です。52で清算すればまたもや41角が絶対。というように、この持駒にも関わらずほぼ一本道です。最後は四銀連打で、これまた紛れなし。
ほとんど見かけないジャンルだと思います。収束手順も前例はまずないでしょう。
僕としては、これを楽しいと感じてもらえたら有難いのですが……。

それではコメント返信です。(順不同、敬称略)

さわやか風太郎 「6三に出させてはいけないのは明白。7一に逃げられてもダメ。わっかりやすーい。最後は銀の千鳥打ち。オー美しい!」

★ベタ打ちなのに美しい、この感覚が新鮮だと思います。

小野寺 「ただのお遊びって感じかな」

★まあ、お遊びなのですが、狙いがあってそれを表現している点では本格的かも。

後藤満 「歩を使うタイミングさえ逃さなければ簡単だが、不思議な味わい。千鳥銀の4連打の収束は何と呼べばいいのでしょうか?新機軸の並べ詰めと思います」

★並べ詰めでありながらも新しさを感じてもらえたなら大成功です。

変寝夢 「確かにすぐ詰みました。フェアリー的な解き方をするのでこういうのはわかり易いです。さて52歩の逆算は敢えて入れなかったとみましたが、どうでしょうか。私はこういった類は必ず入れようとするんですよね。なるべく無理をしたい、道理を越えたいと思って作るようにしていますので。でも無理にみえることを簡単に(実際はそうじゃないと思いますが)成し遂げる方もおられたりするんですよねー。あぁ才能が羨ましい」

★はい、52歩もちょっと考えたのですが、同角の変化が必然的に難解になるので、本作のテーマには合いません。技術的に難しいということもありますが、作図の感覚としてこの場面で無理な逆算はしないべきだと思います。

小田原芳樹 「持駒たくさんだけど、使う順番はほぼ限定されていて簡単でした。詰め上がり攻方銀4枚」

★持駒が多いことは必ずしも難解ではないということです。

蛇塚の坂本 「5一飛同玉の後、5二に歩が効くのが有難い。最後の銀の連打がコミカルで面白い」

★銀が5枚あれば、52銀にしたいのですが。

木尾下 「銀のベタ打ち…うん。一本道」

★感性の違いでしょう。

三輪勝昭 「僕はお持ち箱のくる展で並べて行くだけの趣向に好きじゃないとコメントしてしまう。打ったものは捌かないと気がすまない。逆に打って捌けばそれだけで大満足してしまう」

★趣向作には狙い自体がベタ打ちのものもあるので、普通の詰将棋とは切り離して考えるものかも知れません。
ちなみに僕は馬鋸などで取りに行く駒を遠くに配置するのが疑問です。同じ手順なら数回でいいのに、なんて考えてしまいます。


解答者:さわやか風太郎、小野寺、後藤満、変寝夢、小田原芳樹、蛇塚の坂本、木尾下、三輪勝昭 以上8名

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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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