出題編はこちら詰パラ10月号が届く前に、Twitterの情報で、短コンは9手詰だと知っていたのですが、盤面駒数条件をすっかり忘れていました。(笑)
今まで3年連続で抽選落ちして、実は一度も載ったことないので、今年こそはと思っています。
初手34銀成はさすがにナンセンスなので、香打で合駒を訊きます。フラ盤の分岐を参照してもらいたいのですが、ここで25飛合が詰ましにくいとの評多数。単純に同香と取って同玉、34銀不成、同玉、24飛で詰みます。
馬を取られるならあらかじめ逃げておけ、という発想で移動合し、それを取って14銀不成の局面では持駒に飛車がありませんが、23角~13銀不成~34角成という手順で詰め上がります。
……なんだかいつになく真面目な解説をしてしまいました。
以下、コメント返信です。(順不同、敬称略)
三輪勝昭 「この手順なら似たのがあるのは当たり前。組み合わせが違っていれば収束まで綺麗にまとまっているので投稿可能だと思います。まあ、学校では荷が重いしブログで沢山コメントをもらった方が良いとも思います。僕は会社の山北製麺facebookで詰将棋を出題していますが、この位のレベルの作品を出せたらな〜と思ってしまいました」
★会社に及んでまで詰将棋出題とは、すごい創作意欲ですね。
ちなみに三輪さんなら序の合駒せびりは気に入らないかと思ったのですが、果たして。
小野寺 「銀をずらすのが醍醐味」
★角一枚を犠牲に、というのがポイントです。
後藤満 「23銀の活用が地味な好手順。スキッとした詰上りですが、ほぼ一直線で少し物足りなさを感じました」
★これで一直線とは恐れ入りました。
小田原芳樹 「シンプルに移動合いが楽しめて面白い」
★移動合はあくまで逆算で、僕としては銀の組み換えが狙いです。
さわやか風太郎 「いきなり飛車を合駒されて行き詰まってしまいました。第一感は馬の移動合なんですが。5四銀の配置から最後は2四竜の詰上がりと予想していました。どうも移動合をすぐに取るのは私の好みではない。再びこの馬を動かして香筋を通しての詰上がりにしたい」
★なるほど。馬をずらして24の利きを外すには、2回くらい動かす必要がありそうで、それなら切れ味のいい短編になりそうです。
蛇塚の坂本 「2度の銀不成りが面白い。4五角成を見せつつ龍で締めくくる2四龍がニクイ」
★銀の配置と24龍の詰上りがピッタリです。
木尾下 「飛合でちょっと悩んだ。「とくつめ」の方が紛れがあって良いと思う」
★う……。「とくつめ」収録は野村量さんの作品で、上のフラ盤の左下で選択して見ることができます。>皆さん
やまかん 「かぶっちゃって残念だね。知らぬが仏だね。2手目飛車合いか?と思ったけどそれと同じくらい移動合いもいいね。収束も鋭し、好作、好作」
★飛合はどちらかというと重苦しい順だと思ってました。
解答者:三輪勝昭、小野寺、後藤満、小田原芳樹、さわやか風太郎、蛇塚の坂本、木尾下、やまかん