詰将棋ウィークリー#81 解答

出題編はこちら

久し振りの休日です。
明日は高校将棋の新人戦。他の部員にいい結果を残させたいのですが……。



とりあえず33角成として合駒読み。変化は分岐を参照してもらいたいのですが、銀合が難関です。作り手の立場から。
他合なら21金~32金~11金という感じで詰むのですが、銀合の場合はこの11金を取られてしまいます。そこで、16桂というみっともない駒を置いて、24桂打という筋で詰ませるようにしました。
25歩は、3手目から12金~13金~25桂を防ぐための駒です。これも不満な配置。
改作案を頂いていますが、とりあえずコメント返信を先に。(順不同、敬称略)

さわやか風太郎 「2五歩は3三角成、2二馬に1二金からの余詰防ぎ。1六桂は2手目2二馬とするところ2二銀合を回避。結局この2枚は2一金、同玉となった所で用無しとなる。馬の翻弄による詰上がりとなるが、一度1一金と打った駒を2一金と捨てる味がいい」

★はい、馬の翻弄の部分がメインだったので、これは移動合でもう一回動かそうとしました。

小野寺 「悪くないけれど、銀合対策?がね・・・」

★銀合も割り切れている予定だったのですが、いざ逆算してみると対策が必要でした。

後藤満 「守備駒の馬を無力化する捨駒は習いある手筋ですね。予定より増えた駒は16桂と25歩ですか?変化(銀合)でしか働かない桂は少しもったいないと思います」

★もう少し推敲すべきでした。

小田原芳樹 「初手が露骨だけどそれに対する移動合が軽い感じで悪く無いと思います」

★まあ初手は、移動合を引き出すためには平凡でも仕方がないのですが、次のようなコメントもありました。

蛇塚の坂本 「初手金打ちから読んでいたので、手間取りました。持駒金4枚は、ある意味ヒントになりました。2二に持駒を使う合いが、効かないのには意外性があると思います」

★初手から21金~32金~42金なども意外に有力な紛れでした。

★では改作タイム。

三輪勝昭 「使用駒減らしに挑戦しました。まず同一手順で考えましたが僕には出来ませんでした。同様の手順で良ければ次の図が最少と思います。

13-23+.gif

最少の駒数にする事以外は何も考えていませんが、一応初手は21金から読む形かなと思います」

★桂を盤上に置くとは。25金も、余詰を防ぎつつ金を売り切れにする都合の良い配置ですね。初手21金の紛れも魅力的になっています。

★僕としてはやはり攻駒が離れたところにあるのはなんだか気になるので、原図に近い感じに再びアレンジ。

13-23+2.gif

★ここまで推敲してから出題すべきでした。

★改作図の手順は、いつも通りフラ盤で再生できます。


解答者:さわやか風太郎、小野寺、後藤満、小田原芳樹、蛇塚の坂本、三輪勝昭

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離れた配置

僕も55桂の配置より鈴川図の方が好きです。
僕はそもそも使用駒数は少ないほど良いとは思っていません。
23香で32同馬の処理も巧いです。
僕なら34馬は42角にしますけど。
ところでプラ盤の鈴川改良図は最後同馬にして欲しい。

それから#80解答記事のコメントの合駒せびりは不用と言ってくれたのは嬉しいです。
これは中編では必須技法とも言えますが、短編では避けたい手順と思っています。

No title

同馬に変更しました。やっぱり翻弄なのでこっちですよね。
使用駒が少ないことと、配置面積が狭いことですかね。このバランスを考えて、34馬にしました。
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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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