出題編はこちら今回はさらっと解答発表。
初手から13歩、同龍、45馬と進めると、23龍の移動合に、同馬上、同桂。ここで11銀が邪魔だと気付きます。しかし時既に遅しで、消去するタイミングは最序盤だったのでした。
簡単に余詰みそうですが、龍の威力が大きく、シンプルな配置で済みました。
コメント返信です。(順不同、敬称略)
冬眠蛙 「バスで解くのにちょうどいいレベルでした。この手の一工夫モノは大好物です」
★暗算の練習にぴったりですかね。
三輪勝昭 「11銀は役に立ちそうにないから多分邪魔駒と直感します。意外性はないけど余詰筋を生じさせないように巧妙に出来ていて完成品ですね。改悪図を作れないので面白くない(笑)」
★確かに、本作のこれ以上の発展は難しそうです。
小野寺 「邪魔駒ですか。真新しく感じる」
★邪魔駒だとすぐに直感したかどうかによって、評価が大きく異なりそうです。
小田原芳樹 「11銀はわかりやすい邪魔駒ですが、いきなり消しに行くとは」
★13歩を打った後は、21銀~12銀成の時に同龍があります。
後藤満 「邪魔駒消去の見本でしょうか? 銀を使って銀を消す…、移動合とともに空間確保をめぐる簡潔な手順がいいですね」
★邪魔駒を消す目的としてはいろいろなものが作れますが、捨駒の空間確保のための消去は気持ちが良い部類だと思います。
さわやか風太郎 「一目1一銀が邪魔駒。素直な消去手順。移動合した竜をすぐパクついて1一飛が打てる。いきなり1三歩から入ると、2三竜の移動合で逃れ。3一桂の配置が絶妙で3五馬を消している。3三竜を遠ざけても重い感じにかわりはない。でも手が進むに連れて段々軽い形になっていくのも乙なもの。重いついでに3一桂と1四歩を取り去って2七竜の受け駒を置けば、最終手余詰が消える」
★27龍とはすごいことを考えますね。なるほど対子図式にもなって、いい感じです。26龍でも問題なさそう。
変寝夢 「おとぼけの3手目が好手。以下は初形から丸見えの流れですね。私なら頭2手はカットで14歩も外す方向で考えたいかな。竜の翻弄も入りそうな・・・。36馬を遠ざけて3筋に香を並べて・・・・。そしていろいろやってみた結果またこの図に戻りそうな気がします」
★頭2手カットしたら本作の価値が殆どなくなってしまいます……。さわやか風太郎さんの案で14歩を省けるので、それがベストかと思います。
蛇塚の坂本 「銀の消去1一に飛を打つために、銀馬歩の投入し馬と歩だけの完結は、綺麗にスッキリ掃除された部屋の感じ」
★なにはともあれ清涼詰、です。
原田椅子 「わかりやすい狙いで易しいが、それでもツボははずしていない。これだけの作品を量産するのだから、やっぱり凄い」
★初解答ありがとうございます。易しい詰将棋の量産に励んでいきたいです。
解答者:冬眠蛙、三輪勝昭、小野寺、小田原芳樹、後藤満、さわやか風太郎、変寝夢、蛇塚の坂本、原田椅子 以上9名