詰将棋ウィークリー#86 解答

出題編はこちら

柿木将棋Ⅸが発売されるとか。しかも1000円とは、破格ですね。楽しみなところです。
柿木将棋はずっと品切れ状態が続いていたので、詰将棋作家の方でも余詰検討に手間取っている方も多いと思います。また、今後の新人作家の登場にも期待できるかも?
まあ、発売されてからの話ですが。



初手は84からの脱出を防ぐために85金ですが、同玉に対して67馬が面白い手だと思います。84玉には62角、93玉、94馬で捕まります。76合は77桂、84玉、83金打です。
よって75玉ですが、ここで95飛を挟んでから85馬と捨ててしまうのが狙いの手。なんとなく指してしまいますが、実は94にスペースを開けるのが目的でした。以下は84玉に83金寄がピッタリ決まります。実際は75玉、76金、84玉、83角成迄で変同なのですが、黙っていたら誰にも突っ込まれませんでした。(え)
ちなみに初手95飛は84玉で逃れ。あらかじめ馬を94に利かせておかないと、この脱走が防げないのです。
……というはずだったのですが。

ミーナ 「初手より95飛、84玉、94金、73玉、84金、62玉、44角以下」

難解ながら余詰んでしまいました。ご指摘ありがとうございます。
修正は、78馬→45馬で。初手95飛、同歩、85金に76玉で逃れます。そしてこの場合、64銀→64歩になりますね。

それではコメント返信です。(順不同、敬称略)

蘇鉄の木 「金の活用の味が良い、ということですか? この収束は好き」

★玉の尻に金を寄る感覚は、と金には代え難いものがあると思います。

小野寺 「連続捨てよく入ったね~」

★連続捨てもそうですが、その直前に67馬が入ったほうが大きいと思います。この手があるからこそ映える捨駒です。

三輪勝昭 「「と」と金とどちらも可能な場合、敵陣なら「と」自陣なら金にする必要は僕は全くないと思います。紛れは考慮しないとしたら作者の好き好きで良いのでは。僕は多分鈴川君が「と」が好きなのと同じくらい金が好き。僕は捨てたり動いたりする場合は金。動かずそのままの場合は「と」にする事が多いのですが、決まった法則はありません。本作の場合、詰上がりに二枚金が並ぶ美しさがあるから93は金にしたいところです。
ところでこの作品は好作じゃないの」

★はい、僕も敵陣・自陣関係なく配置します。と金は軽い見た目になるのが好きです。しかし、本作の初形のようにゴツい感覚のほうが相応しい場合もありますね。

後藤満 「パッと目に付く95飛は決行するタイミングが問題なんですね。金捨てで馬を移動し、その馬を更に捨て狙いの94角を実現する手順は巧妙!紛れの質が作品の評価に反映される好例と思います」

★飛捨てのための馬の活用がポイントです。

冬眠蛙 「と金でなく金である理由を考えながら解いていたら、結構はまってしまいました。私なら93はと金にするかも。合駒うまく割り切ってますね」

★明確な理由はありませんが、金を寄る手の味ですかね。

蛇塚の坂本 「9四に角を打ちたい為に、金飛馬を捨て、その9四角さえも捨ててしまう捨て駒の妙最後は、金2枚の詰め上がり、見事の一言」

★今回は久し振りに妙手順と言えそうです。

小田原芳樹 「85金~67馬からの95飛、85馬! 95飛に84玉と逃げる変化も割りきれてますね。珍しく(?)左玉配置ですが、感覚的にこの方が好きです。理由はわかりませんが…」

★中段玉は左玉になる傾向があります。初形がスマートな場合は、コンパクトに見せるために右玉です。


解答者:蘇鉄の木、小野寺、三輪勝昭、後藤満、冬眠蛙、蛇塚の坂本、小田原芳樹 以上7名

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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、進学とともに東京へ。現在、20歳学生。詰工房などの会合へしばしば顔を出します。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。

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