詰将棋ウィークリー#97 解答

出題編はこちら。

記事がどんどん下がってしまうので、注目されなくなるのですが、詰将棋ウィークリー#100を出題中です。最終回ですのでぜひとも解答をお願いします。



お気に入りの作。妙手はないのですが、初形で凝り固まっていた角と桂を捌きながら、玉を追い詰めていく手順が面白いと思います。

コメント返信です。(順不同、敬称略)

小野寺 「たしかに面白い手順だね。簡単だし」

★角と桂の捌きが、絶対手ではあるものの、かえって新鮮な雰囲気になっていると思います。

蘇鉄の木 「確かに簡単。玉お疲れ」

★応手は全て玉移動でした。

ふく 「いかにして17角の道を空けるか考えればよかったので楽でした。2手目で4筋へ逃げたり、4手目で31へ逃げた方が早く詰むのが意外な感じ。ラストの連続成捨が気持ちいいです」

★広い方に逃げても、36角の利きによって捕まってしまいます。

冬眠蛙 「手の伸びるままに詰む快感、というヤツですね。すべての攻め駒が前向きに動くので見てて楽しいです」

★楽しさの本質はこのあたりにあるのかも。

さわやか風太郎 「1七角が自駒で二重にふさがっている。そうなると3四歩から1四桂が一目。ここを何とかしたい。3四桂の紛れが欲を言えば欲しかった。とはいうものの2枚の桂馬の跳躍は楽しい」

★もちろん紛れを作れば深みは増しますが、本作は紛れないからこそ楽しさが生まれる部類だと思います。

蛇塚の坂本 「これ程見事に頭の丸い桂と角を巧みに使ったのは初めて、初手3四歩は,解るが逃げ方に難儀。金は、あくまで脇役で桂と角の連携で最後も2三角成と桂だけは、見事な収束」

★収束からの逆算ですが、桂と角が主役の手順にできて成功でした。

三輪勝昭 「びっくりするくらい簡単とあるのにびっくりです。僕にはかなり難しい。
まず利きを把握するのが難しい駒が固まっていて、しかも使えない状態。この使えない状態と言うのが読みに支障をきたす。手順も全然筋がつながって来ない。
まず初手は34歩だけど42玉でも43玉でもこれは詰むかどうか感では分からない。駒を動かしながらなら簡単だろうけど。次は31玉に備えるなら53角成を用意して14桂だけど。23玉は色々ありそうで実際色々あるけど、どれを選んでも利きの把握が難しい。13玉となり安心感は出て来るけど、24金〜35角は他に有望な手はないけど指し難い。
34玉に44金の一手で23玉でこの形が角桂の使い難い駒の状態から駒を使い切って失敗したと思い、前に見落としがないか戻る。再度戻って15桂〜45角の活用を発見してやっと解けました。
僕は妙手は勘で分かるけど一手一手の読みが必要な場合は中々解けない。詰キストはそう言うタイプが多いと思っているんだけど。この作品みんなが簡単と言うか難しいと言うか興味深い。僕は難しいかったです。
僕だけだったら恥ずかしい?そんな事もない。僕は元々筋しか見えない作家ですから。
初形が使えない状態の駒が沢山あるのが凄く不快で僕には超悪形。解く気にならない。それ以外は駒の活用が素晴らしい僕の一番好きなタイプの作品です」

★難しかったのは三輪さんだけのようです。思考の仕方が違うのでしょうかね? 角と桂は利きの把握が難しい駒ではありますが、桂4枚が登場するわけでもないので、難解性の原因とは考えづらいです。
初形は、わざわざ狙って攻駒が使いにくい形にしてあります。例えば35の歩を持駒にすると余詰なのですが、仮に余詰がなかったとしても必ず盤上に置くでしょう。僕も好形とは思っていないですが、珍しさはあると思います。


解答者:小野寺、蘇鉄の木、ふく、冬眠蛙、さわやか風太郎、蛇塚の坂本、三輪勝昭 以上7名

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

我ながら不思議

これは世間では易しいのですか?
確かに初手は必然。
22玉に決まれば14桂は必然。
13玉にはよく見れば24金、35角、44金、15桂と必然で紛れがない?
うーん確かに簡単に解けないといけないのでしょうね。
凝り形を作って捌くのは好きだし苦手ではないのだけど…
僕はこの形は詰む詰まないをほとんど感で判断している。
作家の感が鋭すぎて妙手の出ない形では初心者並の感になってしまうためなんでしょうかね。
特に24金〜35角は他に手がないのにいい手はないか考えてしまう。

No title

他に手はないけど、この手では詰む気がしない、という感じでしょうかね。
作家ならではの、こんな手が筋だ、という勘がはずされるということかと思います。
カレンダー(月別)
08 ≪│2017/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
FC2カウンター
About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

このブログはリンクフリーです。Sine 2009.6.
メールアドレス
makugaeru●yahoo.co.jp
●を@に替えてください。
全記事数表示
全タイトルを表示
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
詰将棋あるあるbot