第10回 解答発表・第1問

問題編はこちら。


最近更新をさぼってばかりいますね。すみません。

第10回の問題は2問ありましたので、別々に正解発表をします。まずは第1問です。






持駒に香があるので9五香と打ってみたくなりますが、9三桂が受けの好手で逃げられます。
初手は短く9二香! 露骨に清算するところがちょっと盲点になっていればなあと思います。
問題は5手目。飛車を離して打てば詰みそうですが、これもうまく逃げられます。8二飛と、2度目の短打。今度は清算したらダメなので、角を下から打って解決です。
詰め上がりは「1」の字。しかし8手目9三玉でもいいので、ちょっと惜しいかなあ。

それでは、皆さん短評です。(敬称略)

u-maku  「難しく考えすぎてなかなか解けなかったです。香が持ゴマは変化など多くて大変で苦手。飛車を取るのは少し味が悪いけど直後に捨て駒みたいに使うからまあまあかなあ。詰みそうで詰まない紛れを評価するべきか? 」

★単純に清算が正解。紛れがもっと深ければいいのになあ。

荒川  「駒を取るような手は後回しにするくせがありどうしても時間がかかります」

★駒取りを狙いとする作品はあまり好きではありませんが、たまに作ります。高く評価はされないのですが。

三歩人  「駒取りがあると思ったら曲詰だった。82飛から81角が巧い」

★実は、清算の逆算はしたくなかったのですが、香を離して打つ紛れがあるからいいか、というようにして作りました。

タラパパ  「初手95香の紛れが強烈で(93桂合で不詰)、すっかり騙されて、ひと苦労しました(笑)ここで単打ですかぁ」

★見事に騙されてくださり、ありがとうございます。(笑)

利波  「91玉にする為の、駒取りの序と、7手目93玉で字にならない部分は不満ですが、82飛と香筋を遮断してからの、81角は巧い手順です」

★どちらも鋭い指摘です。最終5手だけが見せ場です。

さわやか風太郎  「最終8三玉で9三玉という非限定があり、あぶり出しが絶対ではない。8二飛の打ち捨ては将来の逃げ道を塞ぐ手筋で、この作品の命ですね」

★8二飛はちょっと不思議な手?

馬屋原  「露骨な清算がすぐ浮かんでしまいました。筋のいい人の方が苦労しそう」

★創作側の筋が悪いと解答者が苦労します。(笑)

ほい  「うまい手順ですねー。まさに詰将棋」

★最初の4手は詰将棋といえるのかどうか……。

坂本  「角を手放した時一瞬上部に逃げ出されるように錯覚する」

★確かにそうかも知れません。四段目に銀が成って詰みという作品は珍しいかも。


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月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
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