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詰将棋パラダイス2014年11月号
小学校
入選72回
加賀市 鈴川優希
誤8 無9
A94 B26 C2
平均2.75
北原○久―超難解作品。手こずった! 初手の28角が最初の難関。68龍は普通人の感覚では浮かばぬ。小学校のレベルではない。
○岡望―驚愕の68龍。
ちょっとこれは推敲不足でした。余詰防ぎや玉のコースを作るだけの駒が醜いですね。
難解性は狙いました。しかし自分で解こうとすると、作意以外に有効な紛れがなかなか浮かばないので、やりずらいという意味で難解なんだと思います。
そのうち改作したいと思います。
これは最後同玉として両王手にしたいところでしょうか?
僕は同銀が作意でも良いと思います。
成不成の非限定は嫌みですが、両王手はモデルメイトでない。
同銀でも58は重複してますが、角が利いていないと合駒されるのでこれでモデルメイトでしょう。
僕は同銀作意でもさほど不満ないです。
これを書いた意味は46の利きは、玉方の駒に出来る。
そうすると最後同銀せざるおえない。
しかし、余詰筋が一掃されるのがメリットです。
持駒 角角
玉方 17と、24と、26桂、37玉、45と、46歩、59銀、77歩
詰方 18飛、47銀、66と、98龍以上7手詰。
くらいで成立すると思います。
紛れは減るでしょうが、参考にして下さい。
この改作図はすごい! というのが結論です。
僕は銀の成生非限定がとても気になっていて、そっちを作意にすることはあり得ないと思っていました。39とを置いてまでしても同玉に限定せねばと思ったほどです。
しかし、三輪さんの図を4段上に並行移動すれば、余詰も(たぶん)なく成立しているではありませんか。
こうした場合、最終手同玉のとき角の成生が非限定になり、これも死ぬほど気持ち悪い。と思って作った時はやっぱり下段にせねばという判断に至ったのですが、なるほどそこを玉方駒で塞いでしまえばいいんですね。
3手目も捨駒になり、ますます鮮やかです。
34玉の位置で完全かつ手順完全限定になりますか。
この図は是非このブログで記事にして欲しい。
僕の改作案だとはどうでも良い事で、作品自体が素晴らしい。
半期賞を1回損したかも。
改作の良いヒントを頂きました。本当にありがとうございました。近いうちに記事にします。