たのしく、うつくしく。好作紹介 #1

まさかの新連載シリーズです。不定期更新です。

以前、twitterで「易しいからこそ楽しい詰将棋」について話題にしてみました。(正確には詰あるbotがつぶやいたのですが)
これは僕が理想とする詰将棋で、煩雑な変化紛れがないからこそ、流れるように手を進めて解くことができて、そしてひとつの狙いが浮き出る、といった作りのものです。
何人かの方から、「らく詰」「楽楽詰将棋」などの呼び方を考えて頂きました。後者は「たのしい」と「らく」をかけてるんですよね。

ただし今回の連載では、そういう詰将棋のほかに、極限までシンプルな、そしてきれいに捌けてまとまっている詰将棋も取り上げてみたいと思います。「なるべくしてなっている」というやつです。

そういうわけで、連載のタイトルは「たのしく、うつくしく。」としてみました。

それではさっそく、1作目の紹介です。
もちろん簡単な作品なので、初見の方はぜひ解いてみてください。



2005年ってつい最近のようですが、もう10年前なんですね……。
現在でも精力的に活動されているきしはじめ氏の作品です。

初形と12手目の局面を比べてみれば明らか。13歩の邪魔駒消去がメイントリックでした。
しかし注目すべきはその手順。持駒の桂3枚を使って、玉を連行します。上から糸で操られるマリオネットのようですね。
最後は空間になった13に飛車をダイブ。この作りは見習いたいところです。邪魔駒消去の目的が、その位置に捨駒をするためだというのは鮮やかで詰将棋らしい構成といえます。
余詰防ぎのための目障りな配置もなく、完成品です。

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これはおもしろい!

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リズムがいいですよねー。
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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