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たのしく、うつくしく。好作紹介 #5

このシリーズは好評なようで嬉しいです。
今日は、随分昔の作品。



「詰棋めいと」って、僕にとっては謎な書籍です。
ちょっと調べたところによると、森田正司(銀杏)氏が1984年から発行されていたようで、氏の逝去により2006年の32号で廃刊となった、ということです。僕が詰将棋を始める前の話なので、知らなくても無理はないのですが……。ちなみに、この雑誌の発表作から看寿賞も出ています。
僕が詰パラのバックナンバーを頂いた際、めいとも数冊送られてきました。転居のためちょっと今は手元にないのですが、そのうち詳しく書く機会があるかも知れません。
めいと第7号の中で、ひときわ目を引いたのが本作。

ダイヤ、です。誰がどう見ても美しい模様。しかし本作はただの初形曲詰にとどまりません。
紛れは皆無です。玉が枠の外にでないように追えば、捕まってしまいます。そしてその手順のなんと芸術的なことか!
初形と手順、2つの要素で「曲詰」を表現した作品ではないでしょうか。(ちなみに曲詰表現の3つめの要素として、あぶり出しが挙げられます)
曲詰で、それ自身に本質的な意味がある、というケースは非常に稀です。どういうことかというと、本作の場合、ダイヤ型という対称形を見せることで、手順自体の対称性(趣向性)が際立っているのです。とりあえず字形を配置してそこから正算で作る、という方法ではできません。初形と手順を同時に思い浮かべないと、こんな芸当は不可能だと思います。(もし実際そうでなかったとしても、解答者や鑑賞者には、初形と手順が同時に映える)
まさに必然の曲詰、と呼びたくなるような作品でした。

作家の方々は、どういうインスピレーションを受けるでしょうか。簡単そうなところでは、立体曲詰5→5の5手詰、というのは、初形、詰上り、手数の3要素での曲詰表現と言えます。本作のように、手順と形の間に一貫した関連性があるという作品にも、ぜひ見てみたいです。

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No title

5→5の5回王手というのは、おもちゃ箱のアート展示室No.6にありますね。これは、初形、詰上り、手数の3要素ですよね。

No title

ごめんなさい見つかりませんでした……。
でも、立体曲詰が得意な方なら、さらっと作れてしまいそうなテーマかなと思います。僕はまったくだめですが……。

No title

詰将棋おもちゃ箱→詰将棋美術館→アート展示室の方の作品一覧→No.6
と辿っていくと見つかると思います。
見つからなかったらごめんなさい。

No title

ずっと「常設展示」のほうを探してました。ようやく見つけました。
手順も面白くて、これはいい作品です。王手5回というのは、言われないとわからないので、ちょっとこじつけな気もしますが 笑。
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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