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2015年詰将棋全国大会ミニッツレポート #2

前回の記事の続きです。

7/19 06:00 退去
漫画喫茶の8時間ナイトパックの時間が切れると延滞料金など発生して面倒。そしてなにより冷房が寒かったのでさっさと出て行くことにしました。
適当に大手牛丼チェーンで朝食を摂り、名古屋の町を歩くが、こんな早朝に店も空いておらず……。
結局別の漫画喫茶に避難するという頭の悪い行動に出る。

9:30 近鉄名古屋駅で待ち合わせ
S木さん、SEきさん、O本さんと近鉄の特急で大阪上本町に向かいます。
指将棋の話、作品集の話、亡くなった作家の遺作の話等々……。
会場に着いてしまうと昼食の時間がないということで、SEきさんとO本さんが買ってきた軽食を分けて頂きました。
あと僕が寝不足だったので、途中で1時間ほど寝落ちしてしまいました。

12:10 会場たかつガーデン到着

DSC_1531.jpg

Twitterに載せた数少ない写真ですが、まあ参加記録ということで。

さて、今回このレポートを書くために、当日の出来事を逐一記録するように決めていました。
話された内容をぶつ切りながらもメモしてあります。ただし僕のブラインドタッチの限界もありまして、漏れた部分はまあ無視でお願いします。
ではようやく本編です。( )内は僕が後日記入した内容となります。

12:30 開会 司会はY松氏
ざっと100名お越し 宿泊大変な中 ありがとうございます
交流をするのはいい楽しみ方の一つ 今日一日 スタッフの準備した中で 楽しんでください
書籍販売や駒作りの展示もあります

12:33 Y田会長挨拶
ようこそお出でくださいました よろしくお願いします
詰将棋大会も31回 あちこち旅行も一つの楽しみ 暑い時期なのは看寿賞の関係
三連休なのでどんな年齢の方も どうぞ楽しんで
全詰連は解答選手権に尽力しており 近くの将棋教室でも開催できる体制を整えています お気軽にお声掛けを

12:37
プロ棋士の多数の来場 K浜先生の挨拶
ついさっき編集長から「なんか言ってくれ」「え……」
ほんとに前回の川崎からあっと言う間 スタッフご苦労様です
今回の看寿賞からU野先生の引き継ぎで選考委員 受賞者おめでとうございます
大変な責任 どうなることか 今年は6作 大豊作でよかったです
もし選考委員をやりたい方はこっそり私に
一年の総決算という重責ですがあと何回かはやるつもり
神戸大会、高槻大会に続き、今回関西では3回目の参加 この日だけは予定を開けています

12:39 水上CEO挨拶
遠路はるばる ありがとうございます
今あった話だが、これから100年は選考委員を北浜先生に
なんとか天気が持ち直しよかった 金曜日、土曜日は大変
8年前の神戸大会も台風で 東京から新幹線でこれない方もその時はいました
今回もいやな予感がしたが なんとか開催できました
なお今日はここから地下鉄で2駅のところで関西子供将棋大会をやっています そちらに行っている棋士も懇親会には駆けつける可能性が

12:40 事務局 S内氏
大会は5時には終了予定 円滑な進行を心がけます
記念撮影の時は机移動ご協力ください
M田先生から懸賞出題があります 解答提出は午後2時45分まで
アマレン杯握り詰は冊子参照で 投票用紙は青い紙 3作選んで投票箱に
大会中午後4時には上位作を表彰します 懇親会で景品もあります
記念撮影の前に書籍コーナーは閉鎖します 休憩時間中にお済ませください
懇親会は5時半から 場所は後ほどご案内します

12:46 I股事務局長 幹事会報告
朝10時から幹事会がありました 12名参加 委員会の報告は例年通り
段級位の認定 ネットなどでご意見いただいたが もっと機会を増やしてほしいという
検討の結果、作家のぶんについては短編コンクールの優秀者にポイント進呈 また順位戦各級の優秀者とA級在位者にも
解答者については 解答選手権の各級の優勝者に段位を チャンピオン戦は6段 一般3段 初級1段
これから突き詰めていくのでホームページを確認してください

12:49 看寿賞表彰 Y田委員長 選考の過程と解説
今日はM原さん、M島さん、S馬さんがご参加 M島さんは遠慮せずに前の席へどうぞ
解説のパンフレットを入れてあるので御覧ください

作品解説 大量の6作なのではしょるかも
M原作
まず軽やかに 後に馬を覗く意味付け
ポンと馬引き 上田さんの遠角2作を連想した方も?
一番誤解は35銀合 33銀と打って37馬これが常に生じるので 焦点の中合が必要
今度33銀は同となので13銀 これは同玉なら馬引
審査の途中で香成、桂成が非限定ではという指摘があったが、私は気にならない
一路平行移動で消せるが 桂馬の下に駒が必要
参考図としてK林敏樹さん作 ここで捨合 類似作ではないが構成が似ている ぜんぜん問題ではないが

M島作
半期賞を逃した 金合をすぐに取るのがつまらないという理由だが 72同玉の不利感が増しているという評価
収束はどうも検索すると同じものはない 収束5手だけで発見と言える
序盤の金合も 最もいい序を付けたのではないか

I上さん
5連歩合 意味付けはU田・W島作が発想のもと?
後半は淡々と歩を消去していくだけだが最短で巧い
審査員で褒めていたのは私だけだが 初手33飛成 この序はだいたい入らず 余詰でつぶれるのだが
歩合をひとつサボるとどうなるか 馬をわざと引く このあと89へ引く 玉方の香が1つしかない 飛車合が最善だが銀を捨てれば詰む
この手の作品は意味付けが難しくなりがちだが、たぶん誤解者0だったようで なかなかありえない
似たようなことは解答選手権のU田・W島の4桂連跳ね作に見られる この作品も自然な配置です

S馬さん
不利合駒の軽趣向というのかな
角を持っていても飛車を持っていても打歩詰になる この局面が一つの発見
64は歩合すると質駒の歩を拾って早い
打ち替えて再び不利合がすばらしい発想 今度は下から 桂馬がいっぱい跳ねた
最多不利合駒の記録? 調べてないので分かりませんが
S馬さんは解答選手権などで解答者に"挑戦する"イメージだが これはむしろ楽しい

K谷さん
とうとうインターネットから
なんと説明したらいいんだろう 金合しかないんですが それでぐるぐると
その昔僕が詰パラを取り始めた40年代に 同様の趣向があって 作者の言葉に10回転も可能かと言っていたが
これは空前絶後 すんません絶後ではないですね
桂馬を右上で1枚ずつもぎとる カドのつなぎが非常に巧い
左上隅 ここを作るのは作者も大変だったのでは すかさず92龍と飛び込める この機構が素晴らしい
右下の隅は角が直に利いているのでそこまで難しくないが 左上は突出している
収束は駒が余らずに詰めば充分かと思われるが大駒を捌いているのですごい
1方向の回転が新しい珍しいそれで500手
なんでパラに出さなかったのかとメールで訊いたが 拡大盤と同時に出すのを編集部が躊躇したため 2作同時にという条件が満たされなかったということらしい
作者の受賞感想もよく分からなかったが 結構進んでいる人だなあと 笑
35に桂馬のくさび またこっから捌くんだよねすごいよね
大駒2枚切っている 攻方の大駒は消えている 奇跡のような作品

S川さん
売りとしては最下段で金合を繰り返す
S川さんの煙には龍追いがほとんどない
新型の収束から龍追い以外で作っていけば新作になりうる
でもこの作は金合の連続から作り始めたらしい
本人も中編でまとめる案があったと書いていたが 龍と飛車の縦追い
おそらく正算を強引に作ってしまった 手順自体がスピーディーに
全体を通してみると 玉の軌跡が逆のの字になっている 初期の煙詰ではあり得ない
S川さんから次元が変わって どんなところも通る
趣向は新手ではないが それを入れて煙らせている

看寿賞作は冊子にまとまって解説してあるので、あとで内容を噛み締めてください

13:12 表彰 一言ずつ感想
M原さん
看寿賞ありがとうございました
何も考えてなかったんで緊張してるが 詰めパラに初入選したのが3年前 そのちょっと前くらいから自己顕示欲が強くてすぐ熱くなる性格だった
何を思ったのかブログを始めちゃって その頃は技術もなかったが 叩かれていい作品つくってを繰り返しているうちに看寿賞を取れた
僕が受賞したことで 夢中になればなにかしらいいことが起こると示せた

M島さん
看寿賞の通知を頂いたが、自分に看寿賞関係あったかなと思って
最初は3年前の看寿賞に余詰があったのかと思った
自分としても好きな作品だったのでうれしい これからも好きな作品を発表したい

S馬さん
作品に関しては素材が90%くらい 残りが作者の力 今回はラッキーでした

3人で記念写真

13:20 七條賞表彰
1位は満点2人 2年ぶり3回 T中さん F村さんは13回連続
M上編集長から表彰
例年解答上位5名がお越し頂くことが少ない
本状は6月号発表と同時にお送りしているので今日はダミーの賞状です
秋風子はHATT部さんが学校を担当した時に使っていたペンネーム

T中さん
解答王は3回目 1回めは10代のころペンネームで そのころは学校だけでなく全部対象で満点がなかなか出ない
F村さんに勝つには自分も全部解かなければならない
会社の出張とかぶっていたので参加できてうれしい

H部さん
80の手習いと言いますか 自分ではそんな力がないと思っていたが
1月号の大学院が解けたので、頑張ろうと思ったが、2月号のM利支天が解けなく悪戦苦闘 「H部流検討式方式」を使って10日もかかった
その後もなんとか頑張っていたら1年続いて こんな形で表彰されるとは すごい作品に出会えて嬉しかった
すばらしい作品ばかりで これも看寿賞だ、これも看寿賞だと思っていた でもすぐ忘れたが、自分の苦しんだ作品だけ覚えている
M利支天と あと初手14香で歩を稼げると思い込んだ作品 私の作品は駒を取る作品が多いので、この作品もそうじゃないかと閃き、いきなり駒を取ったら正解でした
追い込んだら命がけ14香ばっかり考えていた 自分の作風を思い出したとたんに詰んだ 苦労した作品ほど印象にのこる
これから私も苦労させるような作品を発表したい
今日は私が一番年上? まだ上がいるらしい 80になっても楽しめる詰将棋は素晴らしい 短評を聞いて作者も元気づけられる
解答している方には敬意を称したい ありがとうございました

編集長
T井くん、残念やね、出番がなくて この後あるか

13:29 門脇賞表彰 K村選考委員長
去年は節目の歳だったが受賞者なしでごめんなさい
今年度の受賞者2名は 詰将棋に貢献している=詰パラに貢献しているという判断で 短大とフェアリー I黒さんとT井さん 

T井さん
ありがとうございました 詰将棋をなにもしてない人が選ばれていいのかな
のんびり忘年会というのをやりまして I上 K谷 それが今回の看寿賞に貢献できた
今後ともよろしく

(T井さんは七條賞の代理表彰で有名だったのですが、今回は門脇賞で正式な出番でした)

I黒さん
人前でしゃべるのは苦手です 司会以外で参加するのが20年ぶり よりによってこういう年に表彰
去年じゃいけなかったんですか? 笑
今後とも頑張っていきます。

13:35 I川さん T波さん 10回参加の表彰
今年は2名でちょっとさびしいですが
代表してI川さんから
ストンリバーでブログをしています 今年になって2回目の作品集を出しました ワンコイン500円 買って頂ければなお嬉しいです
T波さんは懇親会で
続いて25回以上の表彰
27回 K子さん T見さん
26回 M上さん Y田さん いろんなところで挨拶されていますが とりあえず前に
これからは25回になった方のみ表彰
今後は赤い名札をつけて
還暦の意味を含めてCEO
よく赤い名札が似合いますね
T見さん 
毎年酒飲みに参加してます
残りは懇親会で

13:39 寄付紹介

13:40 アマレン杯握り詰
今年は珍しく15枚と多め 19作の応募
極力に公平に審査するので 誰の作品かは申し上げません
柿木の画面で鑑賞
1番 2筋の駒柱を捌く
2番 13歩、成捨 打ち替え 馬を捨てるのがいい手
3番 このあたり変化が多い 本筋に入っても合駒が多い なかなか粘りますね 二枚目の角も捨てる
4番 なんとか下段に落としてと思うところ、上のほうへ 解きにくい
5番 二回目の飛車不成 そして63に飛車を成りたい はいここで42金がちょっといい手
6番 かなりごつい初形からさばいて 2段桂合が狙いか 桂 銀の不成が入って
7番 このへんにくるとなんとなく収束が見えてくる 端に追い込んで すぐに銀を取らない 煙ります
8番 香を捌いて飛車を使いたいが重く銀を打っていったりして
9番 なんとか43の桂を動かしたいが 厳しく言えば余詰
10番 きれいな初形 この形だけでも作者がわかる 飛車を無力化 馬捨の回り道がある 意外な追い方
11番 ぱっと見ると馬ノコかな なぜ? 81を取りに行くのに邪魔駒がある 習いある収束
12番 これはどっかで見たことがある金問題 ここで角を打つのが珍しい 大駒4枚の威力は抜群 詰め上がると27金
13番 かなり広がっている 変則合が見もの 桂合もあとで意味がわかる 2回めの飛合 最後なかなか細かいところで中合 七種合
14番 いきなり捨てるのがやりにくい 後は難しくない
15番 これもなんとなく馬ノコっぽい まあ収束に入るところで歩が欲しい 12の歩は取らない 収束の変化が詰まない 収束龍を捨てる
16番 なんとなく金を捨てたが伏線手 香短打
17番 誘い手のあるところで うまく捌いていく 習いある手順とはいえ うまくできた収束
18番 飛車不成2回 変化のため
19番 角打角合さらに 何回か合駒を繰り返して詰上り なかなかきれい

記憶のあるうちにお気に入りを見つけて投票してください
(なお自作は17番でした)

13:55 記念詰将棋のヒント M田先生
実は変化のほうが難しく僕も今思い出せない 73に香車 これは作意に関係ない 作意はすごく易しい

14:40まで休憩

#3に続く……。

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About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

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自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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