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第n回裏短コン「欺きの一角獣」

ちょっと更新遅れちゃいました。

優勝
欺きの一角獣ユニコーン
馬屋原剛



点数012345678910
人数000014457512

正解者38 誤解4 無解3
得点2.78
人気投票 1位:14人 2位:4人 3位:2人
ベストタイトル投票:2人

作者
<ストーリー>
独裁的な王が統治する国。革命軍が王の暗殺を企てるも、仕えるは獰猛な一角獣、一筋縄ではいかない。そこで一計を案じ、駿馬に偽のつのをつけ一角獣へと変装させ、懐に潜り込ませた。はたして欺きは成功し、二頭の一角獣は戯れる。機を見た革命軍の大将は、その身を挺して護衛の一角獣の気を逸らす。その刹那、馬の変装が解かれるがはやいか、偽のつのは王の胸元を貫いていた。革命は成功し、国には束の間の平和が訪れたのであった……。

原図を知っていると相当レベルアップしたことがわかるが、そうでない人は普通の不成ものに見えてしまうだろうか。


★なんだか作者コメントで出落ちを奪われた感がありますが、若手作家筆頭の馬屋原さんの登場。

★今回、最も誤解者が多かった作品。初手53角成は36角成、同飛、45玉、56角、36玉、26馬で詰んでいるかに見えますが、22香がうまい具合に利いてきます。
★初手は13角成とこちらに成ってみましょう。36角成と香車を抜かれますが、43銀生が継続手。しかし33玉で打歩詰……。もうお分かりですね、13が生角なら34歩、23玉、22桂成迄の詰みがあります。先ほどの22香が変化を駒余りにする役割も果たしています。
★というわけで初手13角生、36角成、43銀生には25玉と逃げるしかありませんが……おっと26歩が打てて同馬、同飛でやっぱり駒余り。
★察しのよい方ならもうおわかりですね。そう、36角生!で26への利きを消して打歩詰に誘致するのが巧い切り返し。
★今度43銀生では詰みませんから、26桂と手を替え、最後は飛車を捨ててぴったりの詰上り。生角の隙を突いた最終手になっています。

★角成には角成。角生には角生。この対比がたまりませんね。
★高度な狙いと完成度の高さを兼ね備えた作品で、2位以下に差をつけて堂々の優勝となりました。おめでとうございます! 景品はありませんけど。

ほっと
初手13角成だと36角成で詰まないのは良くできている。3手目も捨駒だし、7手詰の手順構成としては完璧。しかし、タイトルは何故「欺きのニ角獣バイコーン」としないのか?

★バイコーンは初耳でした。作者の描いたストーリーを見ると、ユニコーンが2体いるのでこのままのタイトルでいいのかな。

三輪勝昭
もうちょっと推敲出来そうな気もするが、変化の作り方は感心する。
作者予想=小林尚樹作。

★31飛はちょっと惜しまれる配置かも知れませんが、3手目から43銀生~34銀生の余詰を防いでいます。香車は売り切れ。

長谷川
成生選択権を残す攻め方の角と選択権のない玉方の角の対比がいいなって思いました。

桂花
綺麗に決まっているが、若干印象が重い。

オオサキ
大駒捨てもしっかり入って、打歩無し双方不成7手の決定版と言ってよいのでは。この作者も半期賞を1回損したのは間違いない。

★オオサキさんの大生小生と同じテーマで作られた作品。作図力の高さが垣間見えますね。

冬眠蛙
詰方駒が多いので、33玉がエアポケットに。配置駒の多さが有利に働くタイプ。

夏風
角成&角成から始まって、角成&角生を経て、角生&角生へ……思考の深まりを体感できました。初形に成駒がなく、形のバランスも取れており、とても満足の高い一品。半期賞級だと思います。

★駒数多くてもバランスがよければ気にならないものですね。

孫の手
2手目36角成もなかなかの変化です。14桂も巧い配置。

divD
二角が働く。

まつきち
双方角不成はお見事。成には成で逃れるのも面白い。

★そうなんですよね。ここは「大生小生」と違う表現です。

金少桂
初手53角成の紛れが強烈。タイトルに欺かれてひねくれた角成から読んでしまった。一瞬詰んだと思ったら玉方22香がよく利いててあっ!となった。やはり直観を信じて素直に角生でいかないとだめですね。

★持駒に歩がないのに直感が角生とは素晴らしいです。

松尾 裕
頭がこんがりがりそう。

名無し名人
双方角不成。最後飛捨てで決まるところが良い。divDさんと決め打ちしてたが、「【肉ぼんの解図日記 番外編】裏短コンの解答を出そう。実は、一題解けていなかった。一見、生で移動するのは明白だが意味が分からない。どうやら「えび研」で見せてもらっているはずの作品だが、覚えていない。これでは、見せてもらった意味が全くない。きっと深夜タイムだったのだろう。(言い訳)」というツイートが流れてきた…。生で移動するというのはこの作品のことだろう(大生小生や笙の笛もあるが)。作者はえび研メンバーの青木、オオサキ、ikiron、馬屋原、鈴川各氏の誰かということか。うーん、青木さんかな。

★何気ないツイートから推理する探偵。しかし的中ならず。

中村雅哉
作意に歩打が現れない双方不成とは面白い。特に13角生はうっかりしやすいです。配置がもう少しシンプルになればと惜しまれます。

EOG
筋がつかみにくかったが、不成の応酬は見事。

奥鳥羽生
二通りの打歩場面が繋がり、攻守双方の角生が繋がっている。

青木裕一
双方不成がこの枚数でできるとは! 作者は馬屋原さんと予想。

★的中!

肉饂飩子
手は狭いが、やりたいことをやっている。 

kaga
角の動きを買います

さわやか風太郎
角不成の応酬が見応え十分。

園城寺怜
攻方不成に受方不成、最後は飛車捨てで締める。よくまとまっている。

後藤 満
角生の応酬に妙味あり。魅惑的な紛れにも風格を感じる。

たくぼん
双方成らずの一局。共にその後ももう一度動き価値は高い。

彼方
双方角不成。角が二回ずつ動く点もいい。

★お二人ともおもしろい着眼点。

みつかづ
初手の発見や変化手順に悩まされました。双方の角不成に収束での鮮やかな飛車捨てで、好作だと思います。

河童生
君が成らないなら僕も成らないよ。君が成るなら、僕も成ります。こんな会話が聞こえてきます。

ほい
成れば成る、生なら生、おもしろい!

齋藤光寿
最後まで残りました。この形からの双方不成とは相当見え辛かったです……。

小林尚樹
角の動きを「一角獣」に例えたのだと思うが、これは惜しい。最初のタイトル「欺きの」の方が断然良かったと思う。後ろを付け足したがために、想像力をかき消されてしまった。

★それは単純に僕のミスだったので、作品とは関係のないところで申し訳ありません。

ikiron
配置、手順、テーマ、表現、どれをとっても素晴らしく非の打ちどころがない。受賞級と思う。作者予想は名無し名人さん。

不透明人間
切り札をとっておいた先手の勝ち。

山下誠
双方角不成の駆け引きで始まる。後で成れる角の勝ち。

★6手目45同角成とはできないですね。

ミーナ
すごいものを見せてもらった。この変化処理の、超絶技巧ときたら、まさに異次元。来年の看寿賞がたのしみです。
作者は羽生結弦ではなく、田島秀男。この人以外にありえません。

★このブログから看寿賞が出るか……!

すみしん
詰ますことができませんでした。柿木解答での感想です。連続角不成が7手詰で表現できるとは驚きです。2手目36角成の変化も、大変面白くすばらしい作品と思います。タイトルも手順とマッチしていて、素敵な感じですね。

★馬屋原さんこんなタイトル付けるんだ、と思ったんですが、「槍の帝王」とちょっと雰囲気が似ている?

3時のおやつ
いやー完全に一角獣にやられた。手は限られているのに何故か13角不成が全然見えず大苦戦、一時は真剣に不詰ではないかと。病気だな。

tsumegaeru
初手が成だと2手目生で逃れるのが面白い。

★生だと26桂以下詰んじゃうので、成限定なんです。

竹中健一
成には成、不成には不成!うまくできてるんですね。

村人A
すっげえ密度。もう少し緩めてもいい味出る気はするけど、素晴らしい。

占魚亭
成って帰還。解答を書くまで「嘆きの一角獣」だと思っていた。

★「なげき」だと勘違いされた方多数……。

★おまけ。「大生小生」、「欺きの一角獣」、ともに「歩打なし打歩詰利用双方不成7手」が自己課題でしたが、これは鈴川が提案したもの。なかなか難しく、駒数が11枚を超えるのはほぼ必然なので、裏短コンにピッタリかなと思いまして。「他にいいテーマが思いつかなかったら、これで作ってみてください」と会合で呼びかけてみたのです。
★で、言い出しっぺはどんなのを作ったのかというと……見るも無残な状況で 笑。



★ものすごく恥ずかしいですが他に出すところもないので公開しておきます。飛生&角生。捨駒になっているのが唯一の主張。
★これを見ると欺きの一角獣の完成度の高さがありありと見えてきて、優勝も当然と言えるかもしれません。

★腕に自信のある方はこのテーマで作って詰パラに投稿してみてくださいね。


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作者予想

作者予想:田島秀男は最高の賛辞です。ミーナさん、ありがとうございます!

作者コメントは、優勝してなければ危うく痛々しいコメントになるところでしたので一安心。(順位に関係なくイタイ?)

No title

うっわなにこれ(投稿して頂いた時の僕の感想)
作品に対する感想かコメントに対する感想かは名言を避けておきます 笑。

明言を避ける

普通の人間の僕は明言を避けるのであるが、鈴川君は名言を避けるのである(笑)。

No title

うわっなにこれに名言の威厳はありませんね
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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