第26回詰備会参加記+上田さんと話す会

おちおちしているうちに2週間前のことになってしまいました 笑。

7月の詰将棋全国大会は倉敷で行われますが、実行委員長の平井さんから詰パラに載せるレポートの依頼を受けております。
当日になってスタッフの方々との面識がない……というのではちょっと困りますし、せっかくのゴールデンウィークなので、詰備会への参加を決意しました。

2日の夜行バスで新宿から岡山へ。
午前中は暇があったので、倉敷の美観地区まで観光に行きました。

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さすが観光地という感じで、賑わっていました。
ここで全国大会があるというのも、またいいものですね。

詰備会の会場は岡山だったので午後に舞い戻ったところ、すでにたくさんの方が集合の模様。(ここらへんは詰工房とは違うところ 笑。)
平井さんにご挨拶し、作品展用の詰将棋を投稿。

裏短コンで作品を頂いた小林さんとも初対面。
divDさんにお会いするのはいつかの詰工房以来で、1回転モノの連作や、大学に投稿した作品を利波さんと解いていました。
他にも将棋世界の作品を解いていたら今話題の手筋がしれっと現れたり。

今回の詰備会、遠隔地からの参加者が多かったようで、17名の盛況。
このブログによく解答頂いている、指将棋強豪の長谷川さんとも初対面でした。

詰備会公式報告は、詰将棋劇場のサイトで。

二次会では中村さんと、最近の構想作の位置づけについて話したり。
特に構想作は過去の系譜を踏まえた上で語ることが重要である、その作品単独では価値が見えてこない、でも自分が作りたい詰将棋は作品自体で美しさが見いだせるものだ、など。
ピカソの〈ゲルニカ〉は、時代背景などを考慮した上で初めて名画となるわけで。
あとは、看寿賞の話題ですかね。詳しくは書けませんが……。
昔の大学将棋部の話も聞けました。遠い先輩にあたります。

その後、創棋会メンバーと大阪まで電車で移動。
禁じられた遊び手筋の記事でも作品を紹介したYYZさん、創作は休止中らしいのですが会合にはよく参加されるようで、また短編の数々を見たいなあと思ったり。

その夜はネットカフェ泊。
さすがGW、満席です。

翌朝、道頓堀まで散歩し、たこ焼きを食べてきました 笑。

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観光メインというわけではありませんよ?

大阪将棋会館のあたりをうろついていると、待ち合わせしていた集団とばったり遭遇。
ikironさん、h160seさん、tsumegaeruさんという、関西を代表する若手詰キストの面子です。
その後、上田さんと合流し、喫茶店でひたすら詰将棋について話す会が始まりです。途中から、一昨年の解答選手権の作品が記憶に新しい佐々木さんも加わりました。

僕がちょっとした構想作を作ったので見てもらったら、その系譜の作品を次々教えていただいたり。
上田さんから、詰将棋の構想作史を塗り替える大発見の情報が。詳しくは、来年発売の「この詰2017」をお読みください。
某大作家の投稿用紙を見せてもらったところ、途中図が1000図を超えていたり。
「京都三羽烏」の話を聞いたり。(誰のことかわかりますよね?)

3時間以上居座ってしまったので、場所を変えてサイゼリヤへ 笑。
それにしても、僕と上田さん以外のメンバーは2日前にも「たこ研」で集まっていたようで、よくもまあ話すネタが尽きないものだなあと。
tsumegaeruさんのネタから話が広がって、こんな作品が話題に出ました。



『極光21』収録の上田さんの作品。
メインの53龍移動中合を出発点として、その龍を翻弄させるように作るのは順当かもしれませんが、序にも動かしておく逆算をするのも巧い。
そして特筆すべきは、54香の限定打。
56香だと、まずいったん55歩合!(43玉のとき55桂を打たれるのを防ぐ)として、続く53銀合が限定!
分岐を追ってもらうとわかりますが、41飛成に42龍!の移動合を同龍と取らせないことを見越しています。これを同桂成と取るのは、取り返さずに33玉!で逃れる寸法です。
作意でメインの移動中合入り翻弄を演じた龍を、紛れでも移動捨合で使うとは……。
さらに、作家的視点で見ると、84馬の配置が絶妙。51、62、73に利かせる余詰防止が主な役割ですが、57にも利いていることで紛れの56香をあたかも限定打のように見せかけるミスリード。加えて、55歩合~53歩合の分岐を追ってもらうとわかりますが、最後84に玉を逃がさない壁駒になることで、この変化を詰ませるようにして、銀合を限定にしている!!

上田さんがいかに深遠に考えて創作しているかが、この作品からだけでも伺えます。

大阪駅で上田さん佐々木さんと別れてから、僕の夜行バスの時間までまだちょっとあったので、若者でお蕎麦を食べていました。
h160seさんが詰将棋にハマった経緯はなかなか衝撃的でした。
三段リーグ所属の有望作家の、色紙詰将棋がTwitterに上がっていたので、解いてみると素晴らしい作品。
5月号詰パラの小学校と目ぼしい作品を解いたり。

夜行バスの発着場まで見送っていただいて、皆さんにたいへんにお世話になりました。
また全国大会でお会いしましょう。


今回、夜行バス→ネットカフェ→夜行バスという強行スケジュールだったので、東京に戻った翌日は一日中寝ておりました 笑。

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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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