第φ回裏短コン「ヒュームの因果」

6位
ヒュームの因果
鈴川優希

点数012345678910
人数001037249107

正解43 誤解0 無解2
得点2.72
人気投票 1位:5人 2位:8人 3位:3人
ベストタイトル投票:2人



作者
2回の限定打。どっちが「因」で、どっちが「果」か。そこに意味はあるのか。

★自作解説なのであっさりいきましょう。

★7手目、75飛の焦点打。何度も見たような手です。ここからどうにか発展させられないかと試行錯誤したのが本作。
★75飛を角で取られた時、その利きをブロックするためにあらかじめ64に壁を作っておくのが構想です。64飛。あえてと金にぶつけて打つ感触が変わっているかも。
★序の2手を付け加えたことにより、飛打の順番がどちらが先かを問う狙いが生まれました。本当ならこの33銀、13に置きたいところですがね。
★また5手目、つなぎの手ですがこれも紐なしで実現していることがこだわりです。

★主催者としては優勝争いに関わるのは避けたいところ、でも狙いははっきりしたものを出したいということで、今回はちょうどよかったでしょうか。

占魚亭
75飛を可能にする下拵え。2度の飛捨てが好感触。

奥鳥羽生
事前にと金を移動・繋ぎ手も捨駒、といった工夫。

EOG
75飛~64飛が普通だよね。

松尾 裕
タイトルの意味は全然分からないけど、すばらしいなあ!

江市 滋
気持ちは分かるが、56桂の配置で不利感がゼロになったのも確かか。

虹色のルモ
まずは7五に角を呼んだ時の角道(上)を止め次に7五に角を呼ぶ、そのため飛車を2枚捨てる、因果が凄いです

おかもと
作品よりタイトルのほうが難しい。ついでにヒューム管(土管)の由来まで調べてしまった。

まつきち
焦点の飛車連捨ては、想定手順とは言え爽快。7手目ちょっと緩むのが残念。

野々村禎彦
第一感は初手▲75飛だが6手目△64同角で詰まない。これは手順前後で、先に▲64飛と打つのが正しいとわかれば解決。だが、△34中合は無駄合だと気付くまで少々悩んだ。

まっつぁんこ
こういうのはみたとたんに解けるのが不思議(笑)

ほっと
75に打ってくださいという初形だが、その前に64を塞ぐ。久保さん?

kisy
難しいタイトルから鈴川さん予想。タイトルは、デイヴィット・ヒュームのことでしょうか?

景山英貴
ヒュームの因果調べたよ。よく分からんかった。鈴川優希さん。

青木裕一
何か見たことがある感じだけど上手いです。
去年の作品と似た雰囲気なので、鈴川優希作と予想します。

tsumegaeru
将来的にブロック駒になってくれることを見越した64飛の遠打がいい。
作者予想は鈴川優希さん。タイトルがそれっぽい。

名無し名人
うおおおっ!これもすげぇ。75飛の筋が見え見えだが、その前に64飛捨てを入れてから実行するとは。この連続技はインパクト大。作者予想=鈴川優希さん。タイトルの雰囲気が前回の『ケルビン卿の原理』と似ているのと、六段目のと金配置が怪しい。

★タイトルはもちろん去年を意識しました。今回の裏短コンでぜひとも的中させてもらいたかった作者です。

有吉弘敏
三島作(半期賞)の龍の捨て方の逆順ですか。因果を否定する論理・・という事なのでしょうか。知性あるタイトルで鈴川氏と予想。

梶谷和宏
初手75飛と打って大嵌り。この理知的な作風は間違いなく鈴川さん。

★僕そんな頭良さそうな作風でしたっけ 笑。

山下誠
7五角の守備力を見通した1度目の飛車捨て。理想的な組み立てが光る。

大瀬戸
と金に添えて打つ64飛が面白い。

原田椅子
謎の64飛。これはやばい。絶対解くべし。

太刀岡甫
限定打ち捨て2回も凄いが、先に上の段からとは驚いた。繋ぎも全て捨て駒で、完璧な構成。青木裕一さん作と予想。

桂花
よくある筋だが、きれいにまとまった。

Pathfinder
これは素晴らしい!75飛⇒64飛ではなく64飛⇒75飛と先に壁を作る手順が見事すぎる。

柳原裕司
なるほど。自分にはこんな発想はできなかった。秀逸な構想。

齋藤光寿
初手75飛車はフェイク。魔法のような手順。

黄楊一輝
初手、7五飛でハマッてしまいました。超感動しました。優勝候補。

後藤 満
75飛に食指が動くがタイミングが難しい。角の効きを限定する巧妙な手順と哲学的タイトルに乾杯!

河童生
最終手、51馬or59馬、どちらの結果?で迷います。2度の飛の遠打に乾杯。

★二度の乾杯。

不透明人間
3手目の打ち場所限定がイマイチ。齋藤光寿氏作と予想。

すみしん
75飛、同角、24銀不成、同玉、64飛、同角、34銀成、15玉、59馬までと誤解しました。よく見たら34銀成は同玉と取れますね。
相手角の利きを邪魔するためだけに飛2枚を使うのは楽しい構想ですね。
ヒュームの因果も調べてみましたが、「何にも関係ないものにも因果関係を見出そうとしてしまう」とのこと。2回の飛車の限定打を表しているのででしょうか? 作者の意図が気になります。

★雰囲気ですよね。先に75飛を打ってしまうと因果が逆転する、みたいな。

竹中健一
これ面白いです!

★今回辛口だった竹中さんに褒めてもらいました。

園川彼方
飛車を2箇所に捨て、馬の利きをフリーにする。素晴らしい構想。

前田康熙
順序が逆になってるのがちょっと面白かったです

もラン
2方向の利きをどう止めるか寸刻悩んだ。理屈を追うスマートな印象。

園城寺怜
75飛の焦点打は第一感だが、それを成立させるための64飛は味わい深く感じた。

ぶじょー部長
二枚の飛車を上手く打つための手順の組み合わせの良さ。

久保紀貴
有名な三谷作7手のアレンジといった趣。すぐに75飛といけるところを回り道する味があり、価値あるアレンジになっていると思う。繋ぎの手が捨駒になっているのもよいところ。一方、84角、74との配置により64飛に意外性がなくなっている点は、74とが作意整形用の配置であることもあり気になるところ。作者予想は青木さん。

★三谷作は今さら取り上げるまでもないでしょうが、こちらから。→最難解7手詰

馬屋原剛
既視感が強い。

オオサキ
荒削りだけど好き。と金に当てて打つ64飛、見たことありそうでない。前例はあるのだろうか。

★デパート担当の間では既視感についての意見が分かれました。僕も作った時は既視感の塊だったんですが、冷静に考えると珍しいと思います。

金少桂
遠打による遮蔽効果ものの定番だが、64飛と75飛の手順前後の綾をオプションとして加えたのが一番の見どころ。
ただ、4手目54香や44香の中合が変同なのがかなり気になるキズ。
そして、これが成立するからには、むしろ中合を作意にして例えば54香中合で最後の59馬を同香成と取るなどといった発展の可能性を考えてみたい。

★中合で変同、バレたか~~。これがパラに投稿しない理由でした。

★いい感じに着地を決めようと思ったら、59馬、同香成に14飛とか捨てたいところ。実現は難しそう。
★でもやっぱり香合の筋で作るべきですよね。

三輪勝昭
今さらって感じの手順。中合が変同なのも気になるし。
僕だったら46歩・56桂は46桂にして、この手順は54香の中合で不詰の偽作意にしてるな。初手75飛が作意になる。もしかしたらその姉妹作狙いか。
作者予想=斎藤光寿作。鈴川優希作をタイトルで予想したらこれ。

ミーナ
角の守備をどうかいくぐるか。75飛の焦点打を切り札に、64飛の犠打が巧妙。
4手目54歩合は作意どおりで変同なんて、神経質なやつはモテません。作者は齋藤さん。

★ちなみに三谷作を合わせて見てみると、桂の移動合にすることで変同を回避してるんですよね。うーん、すごい。

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変同は

やはりタイトルから作者が分かりますね。
僕が作者なら中合の変同は不完全作と同等。
つまりボツ図になりますけど、鈴川君も近い感覚なのはちょっとホッとしました。

No title

作者がわかるように命名したというか 笑。
この変同、僕としても大キズだと思っていて、でも気づく人が少ないんじゃないかという目論見で出しました。実際たぶんそのとおり。

ほぼ同一作を見たことがあったような気がしたのですが、勘違いのようでした。
不当に低い点数をつけてしまいすみませんでした。

54香合図

54香合図
持駒 飛飛
玉方 15玉、16銀、17と、43香、74と、84角。
詰方 12玉、13銀、14歩、22銀、23銀、36と、47香、95角以上11手詰。

12は銀がない。
12銀だと34桂合~25金合が変長になるので玉の必要はあるけど。
これでも終4手目25合が変同だけどね。

変同解消図

変同解消図
持駒 飛飛
玉方 15玉、16銀、17成香、74成香、84角。
詰方 12成香、13銀、14桂、22銀、23銀、32玉、36成香、95角以上11手詰。

香中合防止で成香を置くのと、詰方47歩・玉方56歩を置くのとどちらがダサいか。
どっちもどっちかな。
5手目13銀だと35飛合で不詰になるのが、ちょっとした罠。
僕ならこの図にするね。

No title

>馬屋原さん
いえ、構想は違えど、飛2枚の遠打は記憶にある順なので、そうやってまとめれば同系統の作品と言えると思います。
例えるなら、「極光」タイプの連合が最近流行っていますが、その意味の違いにおもしろさを見いだせるかということで。

>三輪さん
これでどうでしょう。
攻方:13銀、14香、22銀、23銀、32王、36杏、95馬
玉方:15玉、16銀、17香、74杏、84角
持駒:飛飛
この図が得られていたらこれで発表したと思います 笑。35飛合の筋に惚れました。

12とは必要

12とは4手目34桂合、同銀成、15玉、75飛、35銀(25金)合の変化を割り切るのに必要かと思います。
配置はともかく35飛合の逃れ順は僕もお気に入りです。

No title

>三輪さん
あーそういえば桂合がまずいんでしたね。これならどうでしょう。
攻方:13銀、14桂、22銀、23銀、32王、36と、95馬
玉方:15玉、16銀、17と、21歩、74と、84馬
持駒:飛飛香歩歩

作風通りに

最後13玉以下は綺麗な手順で全部の配置が生きますが、主題がボケるのが難点ですね。
無理のない図の方が鈴川作らしくて良いでしょう。
むちゃしている11手詰図は三輪作らしいと言う感じでしょう(笑)。

No title

54香合、44香合、34桂合がすべて13銀生で処理できてしまったのが自慢です。
やっぱりこのほうが自分らしい 笑。

何だか楽しそうw

No title

>小林さん
三輪さんのこういうのは、支持していますので 笑。

No title

鈴川さんの嫌いなスマホ詰パラでこんなの見つけました。

スマホ詰パラNo.7266 天の川作
2016/4/1
攻方:13歩、16桂、22銀、26歩、35香、41銀、85角
玉方:12桂、15歩、23玉、42歩、53歩、63角
持駒:飛飛

鈴川作の変同は全く気付きませんでした。
気付いていたら2点くらい減点してましたね。
でも今回の裏短コンの中ではかなり好きな作品です。
珍しくオオサキさんと好みが合いましたね(笑)

No title

>名無し名人さん
これはシンプルでいい作品。
もちろん舞台を小さくすれば中合の変化がなくなることには気づいていましたが、やっぱり限定打感を出すためには遠ざけることは必須だろうと思って掘り下げて考えませんでした。
もともとの発想がこの形なのだとしたら、巧い作図だと思います。変同が発生してる発表図に比べたら、こっちのほうがずっといいでしょうね。

ちなみに現在スマホ詰パラとは僕は距離を保ってますが、アプリとして運営がなされていることに関しては詰将棋の歴史の中でも偉業だと思っています。嫌いと単純に言ってしまうのとは違う感じです。

スマホ詰パラ

この作品は誤評価申告でドンドン評価が下がる事を期待しています(笑)。

スマホ詰パラは底辺層拡大に多大に貢献していると思います。
だけど、詰将棋の創作の僕が一番面白いと思っている事は失われていると感じています。
こう言った詰将棋アプリは知識がある人なら誰でも出来て、もっと作られても不思議じゃないと思います。
ユーザーを増やせば、広告で収入は見込めると思いますが、手間を考えると運営に魅力がないのであまりやる人はいないと思ってます。
僕はスマホ詰パラよりもっと良いアプリを誰か作らないかなと期待しています。
その反面、いい加減なアプリを作られて詰将棋の価値が下がるのを恐れています。
スマホ詰パラは僕は不満35%くらいあるんだけど、こんだけ良い物を最初にしてはよく作ったと評価しています。

No title

>三輪さん
スマホ詰パラのこれ以上のことは本記事の話題がそれますので、ご自身のブログでなさってください 笑。

因果

なんとなく解いた事の有るような作品と思ったら似たような作品がスマホパラにも有ったのですね、その割には相当苦戦したのですが(泣)先に壁を作ってから角を誘導、上が作為か下が作為かなんて悩みながら応募しました。

No title

飛の遠打の筋自体は無双、図巧の時代からですからね。どう新しさを出すかですね。
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、進学とともに東京へ。現在、20歳学生。詰工房などの会合へしばしば顔を出します。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログカテゴリーからどうぞ。

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難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

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自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量かも?

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詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。

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