第φ回裏短コン「出現マジック」

ただ今、アリさんマークで引っ越しの真っ最中(のはず)です。下町いいですよね。
※この記事は予約投稿です。

3位
出現マジック
三輪勝昭

点数012345678910
人数000003861167

正解42 誤解0 無解3
得点2.75
人気投票 1位:2人 2位:6人 3位:7人
ベストタイトル投票:0人



作者
狙いはタイトル通り、初形から香筋を止めるために玉方駒53銀を発生させる事です。かなり難易度の高い事をしたつもりです。
角合を売り切れにしているのが不満ですが、角合の方が限定させ易いのですが44同飛成、同玉、34龍、53玉で44角の余詰筋がきつ過ぎます。
この作品のタイトルだと、ワーストタイトル賞は狙えそうにないのが残念です。

★各所でお馴染み三輪さん。もはや紹介不要。

★落ち着いた初形ですが、どこから手を出していいのか迷うところ。例えばちょっとひねって48飛と打ってみても、46歩合とされて継続手が浮かばないというか何をやればいいものやらという感じ。今回の裏短コンの中でも解くのがかなり難しい作品です。
★43飛とこちらから打ってみます。44歩合でさてどうする。ここからの5手1組の手順が見えないと永遠に解けません。26桂が明らかに34に利かせるくらいしか働かないことに注目して、44玉型に34龍までの詰上りを考えると、53を埋める必要があります。そのための54銀~53金の連続尻捨! 53同香となったところで44飛成と食いちぎれば詰んでいます。
★これがわかれば53金を取るために44は銀合に確定。違う迫り方を考えねば……と再び頭を悩ませる羽目になりますが、実は先ほどの手順で最後45飛成という決め手がありました。腹金までの詰上り。

齋藤光寿
筋が見えずに苦労した。作意が閃いた瞬間は詰め将棋をやってて良かったと思いました。

★素晴らしい賛辞。

久保紀貴
8手進んだ局面は初形+53銀。まさに出現マジックだ。それを実現する手順も見事なもので、素晴らしいの一言。作者予想は三輪さん。

馬屋原剛
筋が見えず一番最後に解けた。筋がいい捨駒を連発していたら、マジックのように銀が出現した。うまくできている。

奥鳥羽生
タイトル通り原形から53に香の遮断駒を出現させるマジック。

金少桂
初形と8手目の局面の対比が全て。何度見比べても不思議なものです。

EOG
53金が浮かばず結構苦労した。

松尾 裕
香の効きを止める駒を出現させる。

kisy
「名勢子」と迷ったのですが、三輪さんがこの作を僕にグイグイ勧めるので、三輪さん作だと睨んでいます(笑)
初形に銀が現れるという狙いはわかりやすく、タイトルもピッタリなので好感度up!

★三輪さん……。

江市 滋
手筋ものだが、54銀の一手がなかなか浮ばず、ちょっと時間がかかった。

名無し名人
今回最も解図に時間がかかった。空中から突如銀が現れる離れ技。森田手筋などとは違った手筋物風味の表現が面白い。不動駒が気になるが、7手目34龍を消すのに19角は絶対。銀合に限定するために角を2枚使う必要があるし、結構ギリギリの配置か。作者予想=三輪勝昭さん。ヒントをもらったのでこれだと思うんだけど(笑)

山下誠
合駒で打った銀を逆用する。1九角の存在が曲者。

★初手から85飛!、65歩!、同飛、55銀合!、44金、同玉、34龍、53玉、54金、同銀、33龍、43銀!、54銀、同玉、「55飛」以下の筋や(19角がいれば最後55飛を取れる)、初手から42飛、44金合!、47龍、「46合」、35金!、同歩、34銀、54玉、44飛成、同玉、43金、54玉、55金の筋(19角がいれば46合のところ46角成!)など、ひじょうに際どいところで働いてきます。

ほっと
19角が苦しいが、手順は素晴らしい。

桂花
合駒制限は気になるが、うまく決まっている。

★角合売り切れに対する唯一の不満。作者も気にしているようですが、むしろ19角は巧く置いたなと思います。前述の通り紛れがおもしろいですし、名無し名人さんの仰るとおり手順構成の上で原理的に必要ですからね。

虹色のルモ
なかったはずの5三の地点に銀が現れあら不思議。
5五金と打って詰むではありませんか、マジックのようです。

おかもと
なるほど、53銀が出現するわけですね。

まつきち
8手進むと、忽然と初形に銀が現れる。タイトルは納得。手順も限定打、限定合に金銀の連捨てで、最後に飛車が消えるのも良い。

野々村禎彦
▲45飛成が盲点になり悩んだが、小ぢんまりした手順の割に余詰消し駒が多すぎる。

まっつぁんこ
気が付けば簡単だけど見えなかったので時間がかかった。

景山英貴
現れたのは銀。名無し名人さん。

tsumegaeru
初形から53銀だけが出現する正にマジック。3手目5手目が焦点打になっているのも良い。

大瀬戸
手際鮮やか。

原田椅子
銀を出現させて香道を止めるマジック。

青木裕一
53に玉形の銀が発生すれば腹金で1手詰。
Pathfinderさんと太刀岡さんで迷いましたが、予想は太刀岡さんで。

太刀岡甫
これが一番難しかった。54銀→53金という見たことのない捨て方で合駒を動かし、初手の飛も捨ててしまう見事な手順。鈴川優希さん作と予想。

★こんなの作りたい……。
★ちなみに裏短コンでは僕も全作に評点をつけて計算にも加味していますが、今回唯一10点をつけたのは本作でした。

ミーナ
出現するのはきっと銀だ。もう何度も見たはずなのに、この新しさはどうだ。
近すぎる飛車に53金。ここに打ちますか。19角が影の主役。よく置いたもの。
作者は有吉さん。

Pathfinder
香利きがなければ55金まで。8手かけて銀を発生させる構想も素晴らしいが、初手に打った飛車を捨てて決めるのも見事。

★僕の大好きな手筋です。

河童生
8手指して、表題の意を知りました。見事な手捌き(手順)に喝采、拍手。

黄楊一輝
まさにマジック。全く自信ないけど、一応青木さんと予想してみます。

後藤 満
34龍を含みに退路を封鎖する手順の完成度は高い。何故か初手の飛車は打ちづらい。

不透明人間
ふつう。

すみしん
すばらしい作品と思います。初形と8手目を比較してみると、まさに銀の出現マジック、作品単体でもすばらしいのに、タイトルと作品も綺麗にマッチして正に傑作かと思います。

竹中健一
タイトルを見て意味が分かった…うまくできていますね!

園川彼方
初手が見えず悩まされた。8手目の盤面を初形と比べると53銀が「出現」している。

オオサキ
タイトル以外良い。もっと気の利いたタイトルがあれば更に高評価だった。

★しかしこの直球タイトルのおかげで9割以上の方には狙いが伝わった感があるので、これは成功していると思います。
★凝るとそれだけ伝わりにくくなるという面もあるので……「王≠玉」「偽りの恋人達」しかり……。

前田康熙
これはいい手筋ものだと思いました。

もラン
初形に53銀が現れているのに後で気づく。

園城寺怜
初形と8手目の局面を比べると、53銀が盤上に出現している。微小変化をスマートに表現。

ぶじょー部長
55金を実現するまでの大変な苦労。

占魚亭
銀の出現マジック。鮮やかな手業です。

有吉弘敏
限定打・限定合・54銀の感触など構成はうまい。

作者
10点!自作は評価から除外なので何点でも付けれます(笑)。
玉方駒原形発生で1手詰になるのは、いまだかつてないはず。
作者予想で三輪勝昭作と沢山の人に当ててもらいたいけど、難しいと思う。

★確かに、初形から出現させて1手詰という作品は記憶にないですね。

★普通、合駒発生という狙いでは玉の退路を埋めるというのが目的になることが多いですが、この作品では香筋を止めるという斬新な意味づけで実現に成功。しかも合駒地点と結果的に出現した地点が違うというのがおもしろい。
★ちょっと考えればわかりますが、この「遮る」+「合駒移動」だと、当然合駒を移動させる手が捨駒になるので、創作難易度はかなり高いですね。

★むしろ、これは狙いが後からついてきたんじゃないかと睨んでいるんですけど。

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タイトルから

この作品はタイトル→狙い→手順の順に創っています。
手順からこの狙いが出来ると閃いたのではありませんよ。
タイトルは初めから決めていたので、味のあるタイトルは考える気がありませんでした。
考えても浮かびませんが(笑)。
手順は普通の詰将棋でしかないので、自分の作品にタイトルを付けるのは嫌いなんだけど、この作品はこのタイトルでここに発表するしかないと思いました。
おかげで、最初に投稿さした作品の発表先がなくなってしまいました。

No title

狙いから作ってこの図に収まったとは驚きです。
作図力の高さが充分に表れていると思います。

差し替え前の作品は、タイトルが悪すぎるのでそれをなくせばどこにでも発表できるでしょう 笑。

最初の投稿図のタイトルは

最初の投稿図のタイトルも狙いを直接言ったものです。
あれは狙い自体がつまらないと思います。
だから狙いのつまらなさを、タイトルのダサさに批判が行く事を狙ったタイトルなんで、計算ずくなんですよ(笑)。

No title

その通りですね 笑。

マジック

初形と8手目で銀が出現しているマジック、現れた銀のお陰で一手詰の局面になっている。何度見比べても何度並べても不思議、理屈をきちんと理解して吸収したいです。

No title

局面の微小変化を題材とした作品の中でも新しい表現だと思います。
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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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