第φ回裏短コン「灯篭流し」

21位
灯篭流し
小林尚樹

点数012345678910
人数34758641420

正解44 誤解0 無解1
得点2.26
人気投票 1位:1人 2位:0人 3位:0人
ベストタイトル投票:8人(首位!)



作者
風情を詰棋にしようとしていた頃。

★昨年に続いての登場、小林さん。いろいろお世話になってます。

★おそらく今回25作中、最も易しい作品。
★開王手で追い詰めていくのは見えていますが、最後だけちょっと変調。これ、どこか途中で横によろけた場合はフラ盤の分岐手順のとおりに早詰となるんですね。
★なお初手97金は94玉で、86金、83玉、75金、72玉で以下81に潜られて失敗。

★タイトルの「灯篭流し」が手順にぴったりマッチしていて、今回のベストタイトル賞に。お見事!
★みなさんやっぱりこういうタイトルが好きなんですね。

有吉弘敏
最初は、金を97に動かしました。

すみしん
難しい作品だらけの中で、この作品には癒されました。ただ、もう少し手順にひねりがあると嬉しいですね。タイトルと手順は最高にマッチしてます!

奥鳥羽生
最後に破調。

EOG
当然最初は7手で詰めた。

梶谷和宏
二艘の小舟が盤上を漂うというイメージですかね。

松尾 裕
楽しい詰将棋。。

kisy
趣深い・・・。

占魚亭
いい……とてもいい。いいとしか言いようがない。

★うっとりされた方続出ですが、厳しめ評もあります。まず第一に、

馬屋原剛
最終手余詰は痛い。

★最後53金、51玉、62飛成の最終手余詰。狙いが濁るという意味で気になるところ。

まつきち
7手詰かと思った…。本作の最終手余詰は痛いのでは?

ほっと
情景が浮かぶ手順。しかし最終手余詰は発生しないように作ってほしい。

園川彼方
変化や紛れを考えてみると奥が深い。欲を言えば3手以上の最終手余詰は消したい所。

園城寺怜
最終手余詰がかなり気になる。駒の移動が一直線でないのも減価事項。

黄楊一輝
不思議な感覚。最終手余詰残念。

後藤 満
狙いは簡明、手順は単調。収束のキズ(?)も気になる

不透明人間
最終手余詰が気になる。

久保紀貴
この手順は今更という感じ。最終手余詰もこの場合は気になる。作者予想は小林さん。

★的中!
★それにしてもこんなに最終手余詰をツッコまれるものなんですね……。寛容派は次のお2人。

金少桂
今回の裏短コンの癒し枠。配置もすっきりだし、こういうくるくるが1作あると非常にほっとする。変化もくるくるで楽しい。
最終手余詰が少し気になるが、配置を汚してまで消すほどではないと思うのでこの図を支持。

ミーナ
静かに流れる灯籠の後を追いかける。最後は、しがらみにかかって回収。ゴミになっちゃうからね。
5枚目の香(飛車)はこの位置が絶対で、どの香と取り替えても余詰みます。最終手余詰は問題ありません。
作者は奥鳥羽生さん。

★飛車の位置が限定(笑)なのはちょっとおもしろいですね。
★しかし、実はそういうのを覆す指摘が。

江市 滋
左に一路寄せて、小駒図式にしてはいけない理由が分からなかった。

★これなんですよね。作者によれば推敲したら盤面駒数が10枚になってしまったので、わざわざ9筋を追加して2枚増やしたとのこと。そこまで無理しなくても……と。

三輪勝昭
最後53玉は52玉にしたいけど、変化を割り切るのが難しいのかな。この作意は3枚の桂配置で上手く変化が割切れている。
作者予想=divD作。あれっ、いない(笑)。
まあ、divD作なら最後53玉は52玉にするはずなので、氏とは予想はしないけど。

★あれ、三輪さん、3枚の桂配置に完全にだまされていらっしゃる 笑。

名無し名人
今回のくるくる枠。意外と作図難易度高そう。6手目の破調をどう見るか…。
作者予想=おかもとさん。「香龍会で最終手余詰をダメ出しされた」とツイートしていたから。

虹色のルモ
金の動きが川の流れのように一瞬揺らぐところが可愛い。

おかもと
できれば最後まで斜めに流したかった。

★破調の捉え方が人それぞれ。

野々村禎彦
玉が後退せず寄れる地点を探す2手延ばしパズル。骨組みだけだが解後感は良い。

まっつぁんこ
何か出るのかと思ったが(笑)

景山英貴
この手順好き。青木裕一さん。

tsumegaeru
印象的な初形。玉の動きと金の動きが、どことなく対称っぽい。

山下誠
灯篭の流れが最後に少々淀むのは残念。

大瀬戸
川面を流れる2つの灯篭が触れ合い、別れていくさまが目に浮かぶようだ。

原田椅子
タイトルはいいけど、手順はそうでもない。

青木裕一
裏短コンというよりくるくる。
不透明人間さんが毎年、これくらいのを作ってくるイメージ。

太刀岡甫
発想は安易かもしれないが、飛車の位置によって手順が完全限定されている点は面白い。

桂花
捨合でも出そうで、出ない。

Pathfinder
金の流れゆくさまはまさに灯篭流しにふさわしい。

河童生
上部に逃げる王。6手目、53王と逃げるのが小賢しい。

齋藤光寿
ひたすら癒された。下の桂馬3枚がいい働きをしてますね。

竹中健一
見た瞬間解ける配置!

オオサキ
変化おもしろい。

前田康熙
狙いがよく分からず。最終3手?

もラン
やや物足りない。

ぶじょー部長
どのタイミングで玉が横にスライドするか。それだけの問題?

hiro
灯籠の金が斜めに動いていく、楽しい手順。呉一郎氏作「セント・ヴィタス・ダンス」(詰将棋パラダイス1990年12月号)を連想しました。最後の方に破調があり、正解の自信はありません。

★呉一郎は「新たなる殺意」でおなじみの片山さんのペンネームのうちのひとつ。
★たまたま当時の詰パラが手元にあったので繙きました。



呉一郎作
「セント・ヴィタス・ダンス」
詰パラ1990年12月

★短編競作展は現在の短コンの前身。23作中4位の成績です。
★いい作品ですねえ……。


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御礼

ベストタイトルありがとうございます。
この作品は、タイトルを考えてから創ったものですが、それなりにうまくいったようでホッとしています。
最終手余詰は今まで考えたことありませんでしたが、ここまで指摘されると、もはや時代的に無視できないのかな、と思い始めましています。
解いてくださった皆さん、コメントを寄せてくださった皆さん、そして鈴川さん、ありがとうございました。

No title

狙いが灯篭流しであるだけに、最終手余詰でその美しさが損なわれたという見方が強いでしょうね。
通常ならここまで言われることはないですけど、昨年の「明けの明星」「折れた槍」に近いものがあります。
それでも情景を詰将棋にという狙いは成功しており、お見事です。

灯籠流し

ベストタイトル賞おめでとうございます
私も多分一票入れたんじゃなかったかな

ワンオペ、マジック、キャスリングも悩んだのですけどね

No title

タイトルから狙って作った作品はやっぱり裏短コンにぴったりですよね。
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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
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