第φ回裏短コン「飽食のドラゴン」

19位
飽食のドラゴン
梶谷和宏

点数012345678910
人数0351041134110

正解42 誤解1 無解2
得点2.29
人気投票 なし
ベストタイトル投票:1人



作者
24竜という詰棋理に反する手に対し、玉方も詰棋理に無さそうな銀打で抵抗。飛車を食べて腹が一杯の竜はそれ以上食することはやめ、自軍の角の行き場を作るためカラ捨てをするというストーリーです。

★ご本人曰く、「誰にも存在を意識されていない一介の詰将棋ファン」こと梶谷さん。企画に参加していただき感謝です。

★初形からのそれっぽい手はなく、いきなり飛を取るところから始まります。応手が問題。
★同銀で33が空き、香筋も通ってくるので、やむなしの43飛。54玉として取り逃がした感がありますが、ここからの3手が見えるかどうかです。66桂、63玉、45角。これで詰んでいるというのは驚きですね。
★2手目同香でも、また合駒しても常にこの筋がつきまといそうです……さあどう受ける?
★慎重に考えると、最後の45角を阻止するために、34銀打合、34銀移動合、34金合が候補に上がります。順に潰していきましょう。
★まず弱そうな34銀移動合。これは同龍、同香で、以下例の筋で詰みますね。
★次に銀打合。一瞬手が止まりますが……。好手がありました。35龍!で銀をそらし、そしてやっぱり先ほどの手順で詰み。
★最後に金合ですが……。35龍では同金で依然として45に利いているので失敗。ここは金が斜め後ろに利かないことを利用して33龍!が正着。同玉に43飛と打つことができ、以下詰みです。
★というわけで2手目34銀打合が正解となります。この3種類の合駒に対して龍を捨てる場所が3箇所あるというのがおもしろいですね。

もラン
2手目に金合なら33を、移動ならそのまま食べに行くのが面白い。作意は飛車だけで満足ということか。

★なかなか珍しいと思うのですが、でも作者の狙いはそこじゃなくて単純に序の3手だということらしいです……。

まつきち
初手が苦しいが35龍捨てが入って救われる。二手目銀合限定はお見事。詰め上がりも意表を突く。もう一手好手があればいいのだが。

野々村禎彦
最終形と2手目△34金合▲33龍以下の変化は良いが、初手大駒取りは大減価事項。

太刀岡甫
初手の駒取りは気になるが、金合の割り切り方や、一見詰んでいるように見えない透かし詰の味は良い。

★作者は解図ソフトを持っていないということで、ちゃんと変化も自分で読んで「作ってるな」感が伝わってきます。

河童生
初手への応手は34銀合、ここが作者の主眼手? でも、僕の好みは最後の一手。

齋藤光寿
何とも不思議な応酬。

★35龍を褒めた評が多いです。

馬屋原剛
初手の駒取は痛いが35竜は面白い。

EOG
銀合に35龍はいいが、その前提が駒取りではねえ。

Pathfinder
銀合に対してすぐに捨てる感触が好きです。

ミーナ
左辺に逃げられたときの詰形がみえるかどうか。取らずに銀合が奥の手ならば、竜捨てが阿吽の呼吸。作者は景山さん(ゴメン。知りません)

黄楊一輝
2手目、取れないんですね。

後藤 満
3手目が鍵。飛車を取った後、すぐに捨てる龍。タイトルがヒント?

前田康熙
序の攻防がよい。

ほっと
どうしても初手の駒取りや5手目以降のベタベタが気になる。
「合駒を発生させた駒が、2手後にその合駒によって取られる」は珍しい筋かと思ったが、こんな前例あり。
1984年10月 中原信治氏作

★オオサキさんのブログに載ってる作品ですね。→2016年詰将棋全国大会参加記
「 」内の条件だけだと普通によくある(5作は軽く思い浮かぶ)ので、そこでは希少価値は主張できませんけど、中原作は筋違い角の使い方も含めて今回の梶谷作をよりスマートに表現している印象がありますね。

三輪勝昭
んーん。初手が……。
金合は43飛、54玉、34龍は長いと思ったら、33龍で簡単か。

松尾 裕
初手が駒取りというのがなあ。

tsumegaeru
初手の駒取りは痛い。


有吉弘敏
検討済だとは思いますが、短編で駒取は避けたいので、攻方34桂、24龍配置にして初手42桂成ぐらいで入りたいですね。

名無し名人
24龍、34桂の形で初手42桂成にすれば駒取りは解消できるけど、このタイトルはまさか駒取りが狙い?
作者予想=太刀岡甫さん。初手駒取りにするような作家じゃないと思うけど、消去法でこうなってしまった。わからん。

竹中健一
初手が駒取りじゃなければ最高なんだけど…

園川彼方
見えづらい詰上がりに意表を突かれたが、初手駒取りが残念。

久保紀貴
龍の動きが面白い。詰上がりも珍しい形だが、初手駒取りはいただけない。作者予想は景山さん。

占魚亭
初手に意外性があればいいのだが……。

★やはり初手駒取りを嫌う評多し。

不透明人間
初手が駒取りだと100%非難される。By munetoki

★詰あるbotじゃないですか 笑。

金少桂
飛を食べて満腹のドラゴンは銀を食べ残したんですね。
初手の露骨な駒取りをタイトルでごまかした感は否めない。微妙に見えにくい詰め上がりには味がある。

★うーん確かにタイトルでごまかした印象はあるかも……。以下、タイトルに対するツッコミです。

奥鳥羽生
強引に相手に食わせるドラゴン。

虹色のルモ
余詰防止の8一桂の配置とか凄く練られてるなぁと感心しました、欲を言えばもう一枚くらい竜に食べて欲しかったかも。

まっつぁんこ
もういっこ食わないと飽食とは言えないのでは?(笑)

景山英貴
飽食というなら2枚は食らいたいね。ミーナさん。

山下誠
3五龍はお腹一杯というわけ。後半が今一つ。

小林尚樹
初手がタイトルに?どうせなら2枚食わせたい(笑)

青木裕一
タイトルから2枚ぐらい取るのだと思いました。
作者予想は野々村さん。

オオサキ
そんなに食べてない。軽食のドラゴン。

★軽食w

kisy
43飛からの詰み筋が見えれば、龍の斜め引きが見える。

おかもと
2手目の変化に作意が現われるのはやっぱりマイナス。

大瀬戸
ぷいっ。

原田椅子
詰上がりの面白さは買うが、他は今一つ。

桂花
やや追い詰の感。

すみしん
63に玉が逃げるのをどう防ぐかと考えていましたが、なるほど43飛に45角ですか。

園城寺怜
不思議な感触。34銀打合で2手延命するのがヤケクソ合駒みたい。

ぶじょー部長
6筋から左の駒の残念感が(

江市 滋
えーと……。何がやりたかったんでしょうか?

★無骨でもいいので、もっと「これは!」という狙いが表現できていたらいいなあと思います。

コメントの投稿

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皆様に感謝

担当者様、投稿時の余詰めチェックから丁寧な解説まで本当にありがとうございました。不評は覚悟の上でしたが解いてくださった皆様にも感謝です。実は本作よりさらに異常(?)な9手詰めが手元にあり、どちらを投稿しようか迷いました。次回の9手詰め裏短コンには、そちらの作でチャレンジします(笑)。

No title

こちらこそ、この機会に参加していただいてありがたいです。
ぜひ、またお待ちしています。

No title

梶谷さんは2012年ころからコンスタントに投稿があり、
私にとっては常連さんです。
ところで、鈴川さん、「またお待ちしてます」ってことは、
次もやるって宣言ですね!

次もやります

ミーナさん。
「そう言ったからには次もやります。」
鈴川君の代わりに返事をしておきました(笑)。

No title

この形式での裏短コンは「役目を終えた」とみなして終わりとし、次回は違う形でやっていけたらいいと思います。(電王戦かな?)
まあ、何かしらやりますよ。

ブログ出題

短編コンクールとかの枠にとらわれずブログ出題は続けると言う事ですね。
あー、良かった。
僕は鈴川君のあの許容範囲ギリギリの誇大広告がたまらなく好きだったものですから(笑)。

No title

鈴川さんが就職活動等で継続が困難になったら、是非三輪さんにお願いします。でも「易しい中編」とのダブル担当だと大変か(笑)

No title

まあ、来年のことは当時の状況によって判断しますよ……。
もう今年でした 笑。
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管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、進学とともに東京へ。現在、20歳学生。詰工房などの会合へしばしば顔を出します。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

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2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

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2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログカテゴリーからどうぞ。

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