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第32回詰将棋全国大会in倉敷 参加記 前編

全国大会、行ってまいりました。
詰パラに載せるための公式なレポートを書くことになっていますが、おもちゃ箱にはTESTUさんの写真多数の詳細なレポートが載るため、どう差別化を図るのかが重要なところ。
で、それに加えて今回はブログの参加記ということで、こちらはプライベートを中心に。

前日7/16
22:10 夜行バスで新宿発
貧乏学生ゆえ遠征には夜行バスが定跡です。ハードスケジュールではありますが体力はなんとかもたせます。

7/17
9:20 倉敷駅着
2か月前の詰備会以来の倉敷。美観地区は観光済みです。

10:00 会場入り
☆入口がどこかちょっと迷いました。別館のほうだったので。
受付には創棋会のT永さん。
運営委員長の平井さんにご挨拶し、会場のコンセントを借りることに成功。
レポートを引き受けた際の唯一の交換条件でした 笑。
会場の準備はすでに完了しているようで、準備の様子も詰パラレポートにしようと思っていたのですが一足遅かったようです。
今年の大会記念詰将棋は船江先生。去年の難解作とはうって変わって僕でも暗算で解けるちょうどいい難度でした。
書籍コーナーは、新刊の『解答選手権2016年鑑』『星河』、そして遅れて到着した『しろかわ』。そのほかにもレア本がたくさん。
スタッフ権限で年鑑をいただき、そして赤羽さんの『信濃路』が著者サイン入りで1000円だったので購入。
作品集はたくさん集めたいのですが、いずれ機を見て……。
大会スタッフの長谷川さん、全国大会は初参加。壇上でパフォーマンスをするそうで。

「現在、電波時計で10時58分52秒です。11時より受付開始です」とのコールが。
11:00 受付開始
☆この時間になると人も増え始めました。大阪のたこ研メンバーも次々に到着。
レポートの題材にならないかといろいろ声をかけていきました。
司会はお馴染みI黒さん(★)。「☆何回目ですか?」「★12回目かな」
写真を撮ろうとしましたが「★プライベートなんで」と。

★まもなく開会しますのでご着席になってお待ちください。
12:30 開会
★それでは開始させて頂きます。
ただいまより第32回詰将棋全国大会を開催します。
本年も司会を仰せつかりました。I黒と申します。
何回やっても緊張するので。楽しくやっていけましたら。

主催者挨拶
平井と申します。遠路来ていただいた方々ありがとうございます。
朝は雨の予報で心配しましたがもって安心です。
現在ざっと90名くらいの参加。
非常に感謝しています。
私事ですが、今年で還暦です。柳田会長も還暦で、今日が誕生日ですか?
この日に倉敷で開催できましてよかったです。
創棋会には小間使いを頼んでしまいましたがスタッフは少ないので大目に見てください。

本日誕生日の柳田会長より挨拶いただきます。
懇親会で還暦パーティーというところでしたがネタばらしがありました。
中国地方では初めての開催となります。
美観地区、大山記念館も見ていただいたらと。
倉敷市文化振興財団と共催で会場費がタダになりました。(一同おおーっ)
棋士の先生もご多忙の中、谷川会長にも来ていただきました。
連盟には解答選手権のご後援もいただき人数も増えました。
私が会長に就任してから挨拶は短くという方針でしたが、でも今回だけは岡山に縁があって、少ししゃべります。
もとなりまさとうさんという、女流棋士親睦会などなんでもきちゃう方がいまして
郵便局につとめてらっしゃったんですが、その方と親交があり、
今回お墓参りをしてきました。
なかたよしふみさんをアマプロ選に出せないかというもとなりさんからの電話がありまして
偵察に行った窪田先生が10連勝 メンバーチェンジ その時にでてきたのが北浜先生五段
そのような思い出がある場所が岡山で
私はこの地で全国大会が開催できるのが非常に楽しみです。
☆(ちょっとどういう流れだったのかよくわかりませんでしたが個人的に縁のあるところらしいです)

★プロ棋士の先生からご挨拶です。
谷川先生
大山先生のふるさとにお越しくださいまして熱く御礼申し上げます。
名古屋以来の参加です。
倉敷藤花戦の表彰式で毎年来ています。
藤花荘という和室があって、そのホールで公開対局が行われます。
アイシアターには大盤解説会で10回くらい来ております。
今回ある大会関係者から電話が来て、出欠の確認をされたのですが、ところで場所はご存知ですかと訊かれまして絶句しました。話のネタを作ってくださってさすが編集長だなと。
私も倉敷で一度対局しています。何の対局だったかご存知だったら挙手お願いします。
「20年前の竜王戦77桂!」やっぱりT口さんですね
☆T口さんに扇子をプレゼント。
☆事務局の方にサイン入り『月下推敲』をプレゼン。ト
あの対局は竜王戦勝利のための重要な一歩で、思い入れのある場所です。
改めまして厚く御礼を申し上げます。
詰将棋だけでなく、倉敷を観光していっていただけたらと、倉敷市の伊藤市長にかわりましてお願いいたします。
今日が素晴らしい一日になるよう願っています。

本日の会場をよくご存知の編集長から挨拶です。
一週間ほど前に電話しました水上です。
私も倉敷くるのは初めてでして。
サラリーマン時代に福武書店、今のベネッセに日帰りで来たっきりです。
明日以降観光で大原美術館とかに。
昨日後楽園に行ったんですが、それが終了(☆閉園?)20分前で。
これで全国大会(に私が参加するの)も25回超えていると思うんですが、マンネリになってきたかなという気持ちもあるんです。それでも地方大会のときはワクワクする。
べつに名古屋東京大阪がつまらないと思っているわけではないんですが。それなりの鮮度をもって平井さん以下取り組んでいただけていると思うんで。
今日も一日楽しんで頂ければ幸いです。

★本日祝電を頂戴しています
「実行委員のご努力に御礼。次回詰四会は8/21です」たくぼんさんより
ご寄付賜った方々はホワイトボードに。
田島さんが看寿賞の賞金を寄付されていました。

★お手元の資料の説明
事務局のA畠さんより

A畠といいます。よろしくお願いします。
「最初にお読みください」配布物がすべてあるかどうかご確認いただきましてもし足りなかったら腕章をつけている者に。
用紙のご提出について。船江先生の懸賞詰将棋はだいたい午後15:00くらい。休憩時間までにお入れください。
アマ連の握り詰は皆さんに解いてもらいつつ解説をしたいと思います。上位3作を選んでいただいて投票用紙に書き入れて同じ入口の投票箱に。
アンケート用紙は記念撮影の準備閉会後にできるだけ多くの方にご提出願います。
大山名人クイズ、これにつきましては懇親会参加者の方のみ提出可能です。最後の問題は懇親会で発表します。カンニングOKです。

★本日の午前中に行われました全詰連の幹事会の報告をI股さん。
幹事のI股です。
今回は幹事が全員11名フル出演でめったにないことでした。
今度新たに普及部を作りまして、子供、将棋覚えたての子たちに進めていこうとしています。
M宅さん中心になって今後の報告を考えていく予定です。

12:50 表彰式
★柳田委員長よろしくお願いします

もう説明がスタンバっていますが。
今年もまた大量6作ということで解説の持ち時間どれだけでしたっけ。
7月号で詳細に出ております。

先に表彰状と賞金をお渡ししたいと思いますので。
片山知(さとし)殿 高校に発表されました15手詰は最優秀に~ここに称します。
山路大輔殿
岡村孝雄殿
広瀬稔殿

★カメラお持ちの方シャッターチャンスなので。
受賞者が一列に並びました。
★もう少し、笑いましょうか。

柳田会長「インタビューしてるんだよね、最近」
★「あぁ……しま…すか」


片山知と申します。
本日このような日を迎えて、たいへん嬉しく関係者の皆様ありがとうございました。
今回賞をいただいたこの1作しか発表してないんで、私らしい作だとかなんとも言えないんですけど。
作者的にも手筋モノで、最近では新鮮かと思います。
このようなイベントに参加するのも初めてなので親睦を深められましたらと思います。

こんにちは 山路大輔と申します。
私は単なる趣向作品として出したものだったのですが(私は趣向作が好きなので)。
作家目線の受賞だという意見もありますが、今度は解答者目線でも評価される作品をと考えています。
とり研を9/17(土)に開きたいと思います。ぜひご参加を。

岡村です。
中国地方初めての全国大会おめでとうございます。
先祖代々中国地方に住んでいたもので。
延慶の年代、宗看と看寿の、魚釣りの年代です。(☆看寿の放った名手、魚釣りの底歩のことだと思われます)
その時代からうちの先祖は 宗看・看寿の時代にルーツを持つ煙詰で受賞できてよかったです。

広瀬稔です。
本作は思った以上に反響があって。
自分は周りの刺激がないと意欲が続かないんですけど、それがあったおかげで本作も完成しました。
今後も看寿賞作家だからといって肩を張らずに創作を続けていきたいと思います。

13:00
柳田さんの解説が20分間

まず短編の片山さんの作品。
2手目同角が意外にめんどくさい。11金から33馬で。
同飛と取らせて13歩が手筋。
32飛は合駒請求ですが角の利きに打って捨駒。
銀合は見たことある気がしたが初の手筋らしいです。
田舎の一の字の収束にきれいにつながる。
既存の収束なわけですがまだまだいいものができる余地があるんだなと。

山路さんの作品。
玉が22にいれば。
桂は王手をした場所とは違う場所に成り捨てる。44桂は邪魔駒になる。
少し難しいところがありまして2手目32玉と逃げる手は36に金があるので割り切れている。
四桂連打から四桂成捨。今までだれもやったことない構想でした。
このようなことを横型でやると駄目。自分の作品に縦型がありまして。すっかり忘れてたんですが。



☆1977年1月、近代将棋発表だと情報提供いただきました。

岡村さんの理論上最短手数の煙詰。
☆トラブル発生。柿木の棋譜で分岐があると連続再生ができない。周りのアドバイスを得てようやく解消されたようで。
2手で1枚消さなければいけないわけです。
捨駒を取るか王手で逃げたときに玉方の駒を取るかしかありませんが。
新ヶ江さんの伏龍79手が最短でした。
で、最短を実現しても(手順が単調になりがちで)おもしろくないんじゃないかと思ってましてね。
でもこれは普通の煙詰よりおもしろい。
74歩のところの変化が複雑怪奇。
93銀の不利打ちがあり、
二歩消去が入っている。
収束は朝霧に似てるという指摘もありましたが違いますね。
最短手数のために実に苦戦していると思います。

田島秀男作1つ目。四桂合~四桂成捨の趣向。
これを繰り返すなんてよく思いつきましたよねえ。
16桂合してますからねなんとも恐ろしい。
こんなものをモジュール化して繰り返しにするだなんて誰が考えるんでしょうかねえ。

え? 巻き?

はい次です。
これもぱーっと並べていきますけどね。
角2枚の場所の組み合わせで 47に桂馬を打って、そのため歩を動けないように。
33のと金がブラになっている 14角がにいるときか質駒を狙っているときかしかできない。
と金知恵の輪で519手ができるとは想像もしなかったものなんですが。(☆橋本孝治作品ェ……)
4分の1手はがし=微分剥がしになっているという。
そう言われてみればそう。そんなものが世の中にあるとは思いもしなかったんですが。
逐一説明しているときりがない。
配布物に解説の冊子も入っていますけどそれ見てもよくわかんないんで。私もよくわかんなかったんで。
しかもこれ手順完全限定の記録じゃないかと。知恵の輪を戻るという迂回はありますけど(☆同一局面への回帰なので不問ということでしょう)。
久留島喜内の江戸時代の作品、これもよくできている。
☆金知恵の輪の初出は妙案69番でよかったはず。

伊藤正さんの作品で長手数の金知恵の輪があり、実は余詰があったんですが。
こちら
と金と金が交互になっているのが解答書きやすくていいよね。
この255手でさえちょっと衝撃的だったけどね。
これが500手を超える機構になりうるとは。
☆図面は馬屋原さんから情報提供。詰将棋一番星のサイトより。いずれにせよ長手数の金知恵の輪はほかにもありますがこれを全国大会の場で取り上げた意図とは?

広瀬稔さん
時計回りに金銀8枚を連打して。
45、55、64の3地点に金銀の選択肢があるのが難しい。
不動駒かどうとかの話がありましたがそういう次元の話ではない。
広瀬行夫さんという方がそういう趣向を発表していますが、(時計回りではないので、)たぶん普通7種合から順列7種合に発展したくらいの価値があるということで。
いっさい無駄手なくまとめた。

以上で駆け足でしたが解説を終わらせていただきます。
どうも失礼しました。

どうもわかりやすい解説ありがとうございました。

つづいて七條賞 水上さん
毎年行っております七條賞。
なかなか(受賞者に)お越しいただけないんですが。
今回は2位になりましたK賀さんにお越しいただいています。
K賀さん前の方に。
正式な賞状のほうはあらかじめお送りしておりますので、この紙を読ませていただきます。
もうK賀さんは常連でして4年前の松本大会でも。

18歳の時から初めて72歳です。ずーっと詰将棋を。
歳と関係なく、頭もぼけず。
棋力は衰えていますけど、継続は力なり。
解答者に力を与えてくださった七條賞。
解く方と作る方は輪であると思います。

(水上さん)いい言葉をいただきました。
T井くん、今日は私も谷川会長にいじられたんでそんな気分にはなれないですね。
(☆毎年、七條賞の代理表彰はT井さんが恒例です)

続いて門脇賞
今年で5回目 北村健一さんから

詰将棋会のために使ってもらいたいと門脇夫人から。
20回くらいならもちそうです。
そのうち水上家からも寄付が来るのではないかと。100回くらいまで続けたいと。
金子清志さん
詰将棋に深い理解と愛情
東京詰将棋工房は多くのファンを育てる礎となりました。
あなたの詰将棋会に対する功績を讃え賞を贈ります。

金子でございます。
詰パラで詰工房は300回と書きましたが、あれは詰工房と名前が変わる前からのカウントです。
(世話人が)私になってからは25年。昔は参加数が4、5人だったこともありました。
もともと私がズボラでなにもしなかったんですが、お叱りいただきまして。
今は人が集まっている状況が人を呼んでいるので私が何もする必要はないんですが。
今後もお世話をしていきたいと思います。

(北村さん)ぜひ関東地区に行かれる方は詰工房に予定をあわせてみてください。

★わたくし連覇ならずと。あ、そういうことではないですね。
(☆I黒さんは去年の受賞者。ちょうど去年は司会者ではなかったのですが)

10回参加者の表彰
プレゼンターはI俣さん。

昨年10回参加を達成していたのですが事務局側の手違いで漏れていたので真っ先に
K泉さん(11回参加)
A川さん
O野さん
岡村さん
北浜プロ
中村さん
以上の5名+1名です。
メダルを授与。

若干進行余裕ありますのでお一言ずつ。
K泉です。11回参加記念ということで。一回り重いのいただけたみたいで。
A川です。これ(メダル)重いです。私は解かない作らないで怠慢ですが、集めてるデータベースと保存会というちょっと変わった楽しみ方をしています。今後も毎年出ていきたいと。
O野です。安南詰将棋をほそぼそと作って。さぶさんという亡くなられた方がいますが、その人の本を作って後ろで売ってます。
岡村孝雄です。メダルが重いという話。実際看寿賞の賞状よりも重いなあ。はじめて出てから30年目でようやく10回。これからもぼちぼち参加します。
北浜です。初参加は横浜で二次会から。松本のとき奨励会と重なって行けなかったんですが。倉敷に来るのがはじめてで棋士として恥ずかしいんですが。真っ先に大山先生にご挨拶に行きました。今後は早く入選10回を達成したいと。
中村です。はじめては大阪。数えてみると各大会それぞれ思い出があって これからも増やしていきながら思い出を積み重ねていきたいと思います。
真ん中で記念撮影。

★懇親会終わるまで毎年恒例ですのでメダルを付けていてください。なんだったら家に帰るまででも大丈夫です。

後編へ続く。

第307回詰工房参加記

2か月ぶりの工房参加です。

3時頃にきゅりあんに到着すると、馬屋原さんとikironさんから唐突に、僕に見てもらいたい作があるとのこと。
とりあえず図面を見てしばらく考えていたら、最近詰パラに発表した自作の改作であるとわかりました。ただ、その自作にどう接合するのかに苦戦 笑。
細かい変化紛れを調べてみると、なんとも都合よく割り切れている模様。
この改作は、いただきです。
まだ結果稿待ちなので、いずれこのブログで紹介したいと思います。

今月の春霞賞候補作にエントリーされたのは、短大若島作(不利合駒)、創棋会野曽原作(セルフブロック)、デパート中村作(玉方6種連続不成)、デパート武島作(香香香香先香香香香歩)。
中村作は本間作からの発展ということでどう捉えるかが問題ですが、5から6にしたことが大きい。1から2とは意味が違うわけで。構図が似ているのは、似させているというよりスペースがないのでそもそも必然でしょう。
若島作は、この作者がまた不利合駒、ということで新規性が求められると思いますが、同じ箇所で打歩詰にしてしまうところ(普通?)や75銀打と85銀打の違いなどで完成度が高いなあと。
悩みましたが、若島作に投票。
全体としては票が割れましたが中村作が選ばれました。

Hiroさんも来られてたようですが、お会いできず。
あとは、Y原さんから名刺をいただいたり、前回から工房参加のS水さんに名刺をお渡ししたり。

二次会では、ikironさんとTETSUさんがeurekaの是非について激論を展開。
ご存知かと思いますが、eurekaはTETSUさんがプログラミングを用いて創作した作品の作者名としているもの。このあたりを参照しましょう。
詰将棋創作プログラミング
飛角図式の全検可能性
コンピューターによって自分の分野を掘り尽くされ、詰将棋界を去る人?
飛角図式リストを公開するテロ行為?
詰将棋作家の頭脳を再現したプログラム?
技術者か芸術家、どちらの譲歩?
馬屋原さんの倫理観?
などなど……。議論しあって約2時間。
詰パラ10月号あたりのちえのわ雑文集で、ikironさんに主張点を書いていただくつもりでいます。

ikironさんの新作を見せてもらい、これはikiron作品ナンバー1だなと。
青木さんの新作2題。たま研用とのこと。(次のたま研、僕は参加できない可能性高し……)
自作。自信のあるものを。
そして最後にA級順位戦の解き残しに挑戦しましたが、その場では解けず、帰宅してからどうしても気になって柿木に……。

戦利品。昭和25年5月号の旧パラ。
平成7年2月号将棋世界付録、北川邦男短編集。

kyupara.jpg

とある方のデパート投稿用紙。ペーパーナプキンに書くというのは新構想。(情報保護済み)

papertoukou.jpg

第26回詰備会参加記+上田さんと話す会

おちおちしているうちに2週間前のことになってしまいました 笑。

7月の詰将棋全国大会は倉敷で行われますが、実行委員長の平井さんから詰パラに載せるレポートの依頼を受けております。
当日になってスタッフの方々との面識がない……というのではちょっと困りますし、せっかくのゴールデンウィークなので、詰備会への参加を決意しました。

2日の夜行バスで新宿から岡山へ。
午前中は暇があったので、倉敷の美観地区まで観光に行きました。

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さすが観光地という感じで、賑わっていました。
ここで全国大会があるというのも、またいいものですね。

詰備会の会場は岡山だったので午後に舞い戻ったところ、すでにたくさんの方が集合の模様。(ここらへんは詰工房とは違うところ 笑。)
平井さんにご挨拶し、作品展用の詰将棋を投稿。

裏短コンで作品を頂いた小林さんとも初対面。
divDさんにお会いするのはいつかの詰工房以来で、1回転モノの連作や、大学に投稿した作品を利波さんと解いていました。
他にも将棋世界の作品を解いていたら今話題の手筋がしれっと現れたり。

今回の詰備会、遠隔地からの参加者が多かったようで、17名の盛況。
このブログによく解答頂いている、指将棋強豪の長谷川さんとも初対面でした。

詰備会公式報告は、詰将棋劇場のサイトで。

二次会では中村さんと、最近の構想作の位置づけについて話したり。
特に構想作は過去の系譜を踏まえた上で語ることが重要である、その作品単独では価値が見えてこない、でも自分が作りたい詰将棋は作品自体で美しさが見いだせるものだ、など。
ピカソの〈ゲルニカ〉は、時代背景などを考慮した上で初めて名画となるわけで。
あとは、看寿賞の話題ですかね。詳しくは書けませんが……。
昔の大学将棋部の話も聞けました。遠い先輩にあたります。

その後、創棋会メンバーと大阪まで電車で移動。
禁じられた遊び手筋の記事でも作品を紹介したYYZさん、創作は休止中らしいのですが会合にはよく参加されるようで、また短編の数々を見たいなあと思ったり。

その夜はネットカフェ泊。
さすがGW、満席です。

翌朝、道頓堀まで散歩し、たこ焼きを食べてきました 笑。

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観光メインというわけではありませんよ?

大阪将棋会館のあたりをうろついていると、待ち合わせしていた集団とばったり遭遇。
ikironさん、h160seさん、tsumegaeruさんという、関西を代表する若手詰キストの面子です。
その後、上田さんと合流し、喫茶店でひたすら詰将棋について話す会が始まりです。途中から、一昨年の解答選手権の作品が記憶に新しい佐々木さんも加わりました。

僕がちょっとした構想作を作ったので見てもらったら、その系譜の作品を次々教えていただいたり。
上田さんから、詰将棋の構想作史を塗り替える大発見の情報が。詳しくは、来年発売の「この詰2017」をお読みください。
某大作家の投稿用紙を見せてもらったところ、途中図が1000図を超えていたり。
「京都三羽烏」の話を聞いたり。(誰のことかわかりますよね?)

3時間以上居座ってしまったので、場所を変えてサイゼリヤへ 笑。
それにしても、僕と上田さん以外のメンバーは2日前にも「たこ研」で集まっていたようで、よくもまあ話すネタが尽きないものだなあと。
tsumegaeruさんのネタから話が広がって、こんな作品が話題に出ました。



『極光21』収録の上田さんの作品。
メインの53龍移動中合を出発点として、その龍を翻弄させるように作るのは順当かもしれませんが、序にも動かしておく逆算をするのも巧い。
そして特筆すべきは、54香の限定打。
56香だと、まずいったん55歩合!(43玉のとき55桂を打たれるのを防ぐ)として、続く53銀合が限定!
分岐を追ってもらうとわかりますが、41飛成に42龍!の移動合を同龍と取らせないことを見越しています。これを同桂成と取るのは、取り返さずに33玉!で逃れる寸法です。
作意でメインの移動中合入り翻弄を演じた龍を、紛れでも移動捨合で使うとは……。
さらに、作家的視点で見ると、84馬の配置が絶妙。51、62、73に利かせる余詰防止が主な役割ですが、57にも利いていることで紛れの56香をあたかも限定打のように見せかけるミスリード。加えて、55歩合~53歩合の分岐を追ってもらうとわかりますが、最後84に玉を逃がさない壁駒になることで、この変化を詰ませるようにして、銀合を限定にしている!!

上田さんがいかに深遠に考えて創作しているかが、この作品からだけでも伺えます。

大阪駅で上田さん佐々木さんと別れてから、僕の夜行バスの時間までまだちょっとあったので、若者でお蕎麦を食べていました。
h160seさんが詰将棋にハマった経緯はなかなか衝撃的でした。
三段リーグ所属の有望作家の、色紙詰将棋がTwitterに上がっていたので、解いてみると素晴らしい作品。
5月号詰パラの小学校と目ぼしい作品を解いたり。

夜行バスの発着場まで見送っていただいて、皆さんにたいへんにお世話になりました。
また全国大会でお会いしましょう。


今回、夜行バス→ネットカフェ→夜行バスという強行スケジュールだったので、東京に戻った翌日は一日中寝ておりました 笑。

第305回詰工房参加記

4/30のことなので、もう半月ほど経ってしまいましたが、とりあえず会合参加記はすべて書くつもりなので。
いつもの詰工房です。

今回は春霞賞の選考があるため、いつもより30分ほど早く安武利太さんのプレゼンがスタート。
候補作一覧はこちら
すべての作品をスライドでさらっと鑑賞したあとに、参加者全員の投票(3作まで)によって受賞作を決めました。
どの作品が選ばれたかはまだ秘密なようで。いずれ詰パラに掲載されるでしょう。
作品集『春霞』の森田氏にちなんだ賞ですので、構想の斬新さを優先したいところだと思いました。
僕はいろいろ悩んで3、12、13に投票しました。
特に12は今流行の「取らせ合駒」になっているのではと思い、光を当てたかった作品。オオサキさんにしては妥協していませんし。

その次に、月間候補作の投票。
はじめはエントリーなしでしたが、青木さんの「巻尺」は僕は構想作と思いましたので、投票しました。
いつかの詰工房で実際に解図した作品で、ひじょうに印象に残っていて、随一の構想と思います。

空いた時間で角さんとちょっと交渉。まあなにかというと、自分の作品集についてです。
来年の全国大会に間に合うように制作することで落ち着きました。
従来の作品集とは一線を画すものを執筆したいと思っています。(と、大風呂敷を広げてみる)

小林さんがいらっしゃっていて、ご本人からいただいたもの。
将棋世界の付録ですが、知る人ぞ知る名著。
名無しさんのブログで紹介されていたような。

kobayashi.jpg

そしてこちらも貴重な資料。
詰工房にもかつてKOBOという会誌があり、それを見せていただきました。
清水さんという方が個人で発行していたのですが、かなりのページ数がある号もあります。
詰工房の発展に伴い、経費などがかさんで廃刊になってしまったようですが。

kobo.jpg

あとは、角さん主導の短編名作選の話題ですかね。
こちらも来夏発行予定です。
1976年からの40年間で、受賞はしなかったけれど……という隠れた名作を200作まとめるという、贅沢な本です。一家に一冊は必須?
半期賞作品集はまた別に発行するようです。
詳しくは詰将棋メモにまとめてあります。

第13回解答選手権初級・一般戦

先日の土曜のことなので、更新が遅くなってしまいましたが、運営チームの中ではいまだに成績やアンケートの集計などが続いている状況です。
僕はスタッフの肩書だけでなにもしていないのですが 笑。

会場のオリンピック記念センターは去年と同じで、新宿から小田急で2駅の便利なところ。僕は自宅から自転車で30~40分くらいでした。

写真などは速報ブログにこれでもかというほど載っておりますので、こちらでは必要ないですね。
なお、チャンピオン戦とは違って実況班がいないので、このブログは自宅待機スタッフの池田さんが更新してくださっています。

柳田さんの競技説明。毎度ながら「変別は×」のルール説明が大変そうで、次からは例題などを入れておいたほうがいいのかなと思ったり。
13:30分から1分遅れて競技開始。

初級戦問題はこちら

1問目、慣れた方には一目18角かもしれませんが、63角成、36歩合、同馬、16玉、18馬、26歩、17馬、25玉というキワドい紛れあり。
2問目、3問目は3手詰の一般公募作が極端に少なく、スタッフによる作品で。
4問目、他の選考委員からは「典型的」との声が聞こえたのですが、初手飛成は僕としては意外でした。
5問目、簡単な合駒問題。僕が選手として解いていたら2手目26飛成で誤解していたかも?
6問目、さすがに骨のある問題だったかもしれません。

各問の平均点によれば、難しかった問題は順に6-4-3-5-1-2とのこと。(企業秘密? これくらいなら問題ないかなあ)
3分の1ほどの方が全問正解されて、初級戦はこのくらいの難易度がちょうどいいでしょうか。
成績表の印刷が間に合わなかったのはたいへん申し訳ありませんでした。当日の朝にプリンターを落として、調子が悪かったようです。
間の時間は柳田さんの合駒講座が行われました。
全題正解者には認定証が配られました。
東京会場のトップは8分退出でしたが、大阪では2分退出というツワモノが。

そしてすぐに一般戦へ。
僕の宣伝効果で、東大将棋部の同期から2人の刺客がやってきました 笑。
15:10から予定通り60分の競技開始。

一般戦問題はこちら

1問目、香筋を遮る32銀生が第一感ですが、12銀生が正解。4手目22玉として最後の棋譜表記に迷った方もいたようです。解答選手権では、判別がつくようにしてあれば絶対に○なので、自信のない方は23銀成(34)などと書くのが安全なのではないでしょうか。
2問目、4手目までは見えても最後の3手が……という理由で僕が推した作品 笑。
3問目、なかなかの難関だったようで、43桂に対して32玉、21銀、23玉、41馬が駒余りでピッタリ割りきれています。作者は9歳とのこと。(これも企業秘密か……? まあたぶん年鑑にも書かれるし……)
4問目、浦野プロ。桂の打場所が限られているので易しいかも。
5問目、2手目同桂「右」を間違えた方が多数。「左」では36飛以下早いので変別解となってしまい×です。一般戦で唯一の中段玉ということもあり、指将棋派の方にとっては解きにくかったかも。
6問目、いくらでも類作がありそうな形をしていますが、実はこれが珍しい筋。金合のところ飛合は同角成、同馬、43飛以下の駒余り順があり、変別解となりますが、ここに落ちた方はあまりいませんでした。逆に序の4手を一致させて部分点を稼いだ方がちらほら。

平均点によれば難度は5-3-6-4-2-1の順で、スタッフ内での予想と一致しました。
東京会場でのトップは、スマホ詰パラに作品を出していて、この前の裏短コンにも解答をもらった将棋部員。15分退出でしたが、3問目に6分も考えてしまったと語っていました。
全体成績では、札幌会場に11分退出の猛者がいました。
なお、もう一人のうちの将棋部員、というか部長は、1、3、4を誤解しておりましたね。
成績集計ができるまでは柳田さんによる中合の講座。
プリンターも復活したようで、なによりでした。

打ち上げは近くのお店で、九州からお仕事で来られていた前大学院担当にも挨拶できました。
諸事情あって夜中までお付き合いできずすみません。>若手の方

第13回解答選手権チャンピオン戦

いまさらな気がしますが、一応記録として。

会場は東京タワーの真下。今年はなかなか会場を確保するのに苦労したようです。

DSC_1973.jpg

競技説明をする柳田会長。

基本的に挨拶など面倒なものは一切カットですぐに競技開始です。

第1ラウンド問題はこちら

僕は試験場内でずっと後ろから見守っていました。
プロ棋士や奨励会員は座席が前のほうで、しかもほとんど暗算なので、ほとんど様子はわからなかったのですが。

30分すぎたあたりで会場後ろ半分を見回してみると、1番はすでにほとんどの方が解けていて、2番を盤に並べて考えている人が3割、2番が解けて3番を考えている人が2割、2番をパスして3番を考えている人が3割といった感じ。
2番、なかなか難しかったようで、ある方の解答の様子を見守っていたところ、45中合、同香、53玉のところで手が止まっていて、そこでしばらくしてあっと気づいて詰め上げ、最後に2手目の変化を確認していました。
3番は意外に初手が難しかったみたいです。
某短大担当は、73角成~62馬のところを82角成~71馬としてしまい、「いやあれは誤記ですよ~符号間違えただけですよ~」と仰っていましたがまんまと作者の罠にはまっているといった感じ。
4番は、取りかかったら考えやすかったようで、要するに25桂が見えればいいのですが、さっと見破っていた方もちらほらいた印象。1ラウンド中4番だけ正解の方もいました。
5番は初手とその変化が厄介で、あとはこの作者得意の……という作品。筋に入ればいいのですが、玉が43にいる状態での46香などの紛れがあり、やはり難しかった様子。
前デパート担当者、僕が最初に後ろから見ていた時はすでに5番を考えていて、さすが有力解答者と思っていたのですが、そのあと1番に戻って悪戦苦闘しており???
1番は4手目28玉の変化での18金や、5手目が見えにくいという意見が多かったです。

1ラウンド終了で昼食休憩。
大阪会場では藤井三段が驚異的な成績を収めたようで、その話題で持ち切りといったところ。
東京会場での満点者は5名。第2ラウンドでも全問正解すれば優勝のチャンスは充分にあります。

第2ラウンド問題はこちら

こちらはラスボス10番が控えているので、それ以外はやや軽めの選題。
しかし後ろから見ていても6番に苦戦してなかなか先に進む方がおらず、ちょっと心配になっていました。序の2手がなかなか難しかったようです。
7番に差し掛かっても、それをサラリと解けた方は少なく、ずっと考えているか飛ばして8番に進むかといったところ。
角筋が通っていない状態での23香成が見えにくいとのこと。プロ棋士含め実力解答者が何名もここで手順前後して落ちていました。
8番は中合のタイミングと場所で疑心暗鬼にならなければどうということはない問題で、ぜひ解いてもらいたいところ。が、34歩合の手順前後で誤解者ちらほら。
9番は前回の解答選手権からの持ち越しになった作品。やはり双玉は名物ですからね。正解率は高め。32香成、同歩を入れておかないと最後再び捨合されて逃れるのが注意点でしょうか。
10番。選題時には1人解けるかどうかという予想でした。作意に限りなく近づいていたとしても15歩の有無に関係した変化を読みきらないと正解どころか部分点にも至らないという恐ろしい作品です。
詰将棋作家のひとり言のブログで解説されています。17が銀なので26銀上に抵抗があること、15歩が余詰防ぎに見えること、変化処理ための駒がゼロだということなど、まさにそのとおりといった感じ。
結局、正解者はゼロでした。(大阪会場で集計ミスがあったようで、申し訳ありませんでした)

優勝は大阪会場の藤井三段。2位も奨励会員の黒川三段。3位は解答選手権創始者の若島さんということで、プロ棋士入賞ならず。

今年は難易度やバランスなどを考えてもいい選題だったのではないかと思います。
ちなみに問題の選考は初級戦・一般戦含めすべて2/14の秘密会議で行ったのですが、「若者はせっかくのバレンタインなのに詰将棋なんてやってていいんですか?」と心配されてはーーーキレそ~~~~ (°~°)となっていました。
来る4/9、初級戦・一般戦ともにお楽しみください。

打ち上げの席では行方先生に2月号高校発表作を褒めて頂いたり、田島秀男の裏話を聞いたり、女流アマ名人(同い年)と伊藤果先生の作品を解いたりしていました。
僕が今まで解答選手権に作品を投稿したことがなかったのは、短評がもらえないことが理由の一つだったのですが、宴会で直接コメントをもらえるということもわかり、次回あたりは……と思っています。もちろん、それに適した作品ができればの話。

第304回詰工房+第9回えび研参加記

またまたブログではお久し振りです。

まず一つお知らせとして。詰パラHPのほうに告知がされていますが、詰パラで新連載が始まります。題して、「ちえのわ雑文集」。僕は世話役の肩書きで担当していきます。4月号が出次第、このブログでもPRしていきます。

さて、3月の詰工房に行ってきました。僕が到着したころには、詰パラ今月号の振り返りがスライドでなされている最中でした。僕も短コンに関してはニコ生のほうでやっていたので、だいたいは把握している内容でした。
それにしてもデパートの相馬作は素晴らしい出来だと思います。

今月の春霞賞候補作は該当なしとの結果に。短コン志賀作はやっぱり伝達に苦労しているようでした。
僕としては短コン山路作が構想作としてノミネートされていてもいいかなと思ったのですが。
なお、香打に金中合をしてその後ろにまた香を打つ過去作をTETSUさんが全検索されていましたが、驚くほど少なかったです。三百人一局集の収録作になかなかおもしろい作品がありました。(作者忘れてしまいました……)

その後は、プロ棋士の順位戦の話題や解答選手権の話題(ポスター裏の佐世保会場のシルエットが鹿児島になっているミス)をしているうちに、すぐに時間がきて、いつもの二次会に移行となりました。

そこでの話題はあんまり覚えていませんが、デパートおよび大学への投稿の打診が行われていました。やっぱり図面用紙もしくは携帯型将棋セットがあると話題における詰将棋の密度が濃くなるようです。

二次会を早抜けして、そのままえび研の開始。メンバーは肉饂飩子さん、青木さん、馬屋原さん、ikironさんはいつものメンバーといった感じで、仙台からこちらに引っ越しされたHiroさん、青森からお越しの青のKKさん、そして終電で姿を現す相馬さんです。

デパートで知恵の輪特集を6月号でするそうですが、実は在庫が1作もないという 笑。なんという見切り発車。
そこで青木さんから早速提供がありました。あと4作どうするのでしょうか。(僕もできたら作りたいのですが)
Hiroさんから、田島秀男の古時計は早詰だったという情報あり。そのうち記事を書くかも?
なお、前日の夜もえび研第一部があって、角さんと「古時計は回りはじめた」の論文の筆者が参戦しそちらは盤を取り出さず普通の飲みになっていただとか。そして古時計の話も出ていただとか。

今回のえび研は、とにかく作品の見せあいが大部分を占め、夜を明かしました。
やはり皆さんの作っているところを見ると意欲が湧くというのはあると思います。
深夜に相馬さん到着。青のKKさんと同郷とのことで、昔のことやチェスのことなどを話していたようです。

ikironさん「最近は詰将棋は作られているんですか?」
相馬さん「作図はしていないけど、作ってはいる」
僕「???」

5時くらいになったら、僕は睡魔に襲われたので座布団を敷いて仮眠をとりました。しかし寝ることはえび研の禁忌で、それを犯してしまったがために首を寝違えたみたいでした。

それからは馬屋原さんを中心に長編トーク。この詰2017の記事募集ということで、長編詰将棋の系統分析のことなど。
僕はまったく知らなかったのですが、「再帰連取り」と「呼び出しハガシ」の違いを教えてもらいました。長編作家にとっては自明だったようですが、以前K谷さんがこの二つは本質的には同じだと仰っていたようで。
どちらもn(n+1)/2型であるのは同じですが、再帰連取りは中合駒をハガシにかかる一方で、呼び出しハガシはあくまで狙いの駒がその周の最後にはがされる、という違いのようです。

あとは、馬屋原さんの「ガチャポン」を再鑑賞して、その画期的な構想に感心したり、最小公倍数原理について考えたり。
攻方玉方ともに不可逆な1/n手型趣向を二つ用意して組み合わせれば、最小公倍数原理が成立するようで。すでに拡大盤では実現されているとか。
あとは詰パラで不詰となり作意未発表の田島秀男「立方体」が、それに近い表現をしているとか。
ikironさんはそれを聞いて長編を作ろうと意気込んでいたようでした。

というわけで、肉饂飩子さん、毎度のことながらたいへんお世話になりました。

次回のえび研はまたたま研と機を同じくしてでしょうかね。たま研課題は10回を記念して10にちなんだ作品だそうです。

第302回詰工房参加記

今月24日、いつものきゅりあんに行き詰工房に参加してきました。

15時くらいの到着で、スクリーンにはTETSUさんにより年賀詰が並べられている最中。
サ→ルの立体曲詰など、ほんとうによく作れるものだと思います。
年に1作しか作らない方々は、年賀詰に魂を込めているようです。
ただ年賀状を書くのではなくメールで送られてくるというのはちょっとおもしろかったです 笑。
趣向手順が取り入れられている橋本作と相馬作に投票してきました。

そして引き続き、春霞賞候補作の選出。
今月は7作も並んでいました。

小学校オオサキ作。先打突歩詰に関しては借り猫かもツメガエルの詰将棋ブログにおもしろい記事がありますね。僕としては先打突歩詰は局面の対比を狙いにしたもので、構想作とはちょっと違うと思っています。
高校青木作、大学青木作。ともに打診中合の形。2014年の解答選手権でも青木さんはこの形で創作していて、そちらは打診中合を動かす狙いでした。しかしどうやらこの一連の作品に関係はないようで、それぞれ独立した構想から生まれたらしいです。僕は高校作が完成度高いと思ったので一票。
他には、中学オオサキ作、高校齋藤作、大学三輪作、デパート若島作が選考対象になりましたが、結果としては青木作が2作とも候補作として決定しました。

そして「ポルカ」とデパート田島作の鑑賞会。僕は長編はスルーしてしまうので、こういう機会があるのは嬉しいことです。

二次会はいつもより人が少なく10人。同じ日にチェスのイベントがあったようで、その関係のようですね。
高校有吉作の変別はどう扱うか、という議論。TETSUさんの詰将棋メモにいろいろ書いてあります。
僕は単純に、変別解答はバツだと考えています。作家的視点と思われるかもしれませんが。
玉方は「攻方が最善手順(=短手数、持駒節約。この順に優先)で攻めてきたとき」に最善手順(=長手数、持駒使わせ。この順に優先)で応じるべきだという考え方に基づいています。

他には、TETSUさんが"自炊"した詰棋書のデータを見せてもらったりしていました。あの膨大な量は一見の価値ありです。

来月は工房にはおそらく参加できないかと思われ、残念。

第9回たま研+えび研参加記

一昨日から昨日にかけて、会合に参加してきました。

11:00~17:00 えび研第一部
18:00~22:30 たま研新年会+二次会
23:00~12:00 えび研第二部

という日程。
また忘備録としてツイートしていたので、それを追う感じで行きますか。

向海老
10:39


Twitterしてたら乗り過ごしたンゴw
10:43


11:00をめどに到着するはずが、乗り過ごしました。

えび着。Hiroさんが仙台からいらっしゃっている。
11:56


来る時間がみなバラバラだということで、正午近くなりましたがまだHiroさんだけ。→ブログ
えび研の参加者書き忘れてましたね。肉饂飩子さん主催で、仙台からHiroさん、大阪からikironさん、そしていつもの詰工房若手メンバーのオオサキさん、青木さん、馬屋原さん、そして鈴川です。

「飛角図式が大嫌い」
12:18


某所発表の作品に対する某氏のコメント。

駒場付近の雀荘
12:19


「らんぶるの時代」に登場する方が通っていたところ。まだあるのでしょうか。大学に近いのでそのうち探してみます。

林真理子と安達康二
12:27


「夢の車輪」著者の故安達康二さんと、直木賞作家の林真理子さんとの意外な関係。

T島H男の旧作を発掘
13:58


詰将棋収集家のHiroさんからもたらされた資料。近代将棋に載っていた、おそらく同一人物の作品を鑑賞。しかし作意がつぶれている上に微妙なタイトルが。入選回数などから証拠を調べようとするも、近代将棋のカウントはいい加減だということが判明。

おそらくこのあたりで青木さんと馬屋原さんが来られたような。

「私の複写技術が未熟なために」
15:25


Hiroさん、ものすごく謙虚な方でした。

国会図書館のコピーは1枚15円
15:25


国会図書館で近代将棋などの情報を集めているらしいです。

蛇と巻尺
15:25


今月のデパートに載っている青木さんの作品を鑑賞。それと同時に蛇(二匹目)という作品も話題に出る。

般若一族で疲れた
15:28


「般若一族全作品」の解説を書いた肉饂飩子さん。近代将棋からの引用を一切持ってこなかったのは、その当時国会図書館が整理中だったかららしい。

白紙解答10年続ける
18:32


ここからは町田で行われたたま研に移動しました。先に到着されていたS藤さんとお話。

彩棋会幹事と兄弟
18:32


これもS藤さんのこと。

たま研の課題作は、「二種不成」。
締切直前まで作品が集まらず、しかしギリギリで投稿されて8作集まった模様。
レジュメと投票用紙が配られた後、乾杯からしばらくして、スライドで手順を鑑賞しました。
誰の作品が掲載されるかはまだ内緒。

たま研新年会はえび研やのんびり会のようなものとは違って、気楽な雰囲気であっという間に過ぎてしまいました。

全員で二次会は魚民に移動。なんと、去年夏のたま研二次会と同じお店、同じ部屋。
皆さんかなり酔っていたようで、めちゃくちゃ賑やかでした。
僕は飲んでおりませんが。

オオサキさん、ikironさんを加えて二次会を早めに脱出してコンビニへ。
オオサキさんが牛乳1Lパックやインスタントなめこ汁などを購入する奇怪な行動に出る。
僕はアルフォートを。

コンクール荒らし。賞金稼ぎ。禁忌。はやづみ。まどマギ八ツ橋。
23:23


えび研第二部最初の話題がこの辺り。最初二つは馬屋原さんのこと。禁忌は錦旗書のこと。

牛乳に名前を書く。アルフォート。
23:23


Hiroさんも牛乳250mLパックを買っていたのですが、冷蔵庫に入れる際に名前を書いておりました。
僕はアルフォートを一人で食べてました。

競馬式に間接打診中合。
23:25


位置エネルギーのエッセンス
23:26


O本さんの不成作品集に、間接打診中合の作品があって、「位置エネルギー」のヒントを得たとのこと。

小林作とかぶった。
23:30


たま研で作品を求められて出したところ、その場で小林敏樹作に似ているとの指摘を受ける。
えび宅には小林敏樹作品集が置いてあったので、それで確認。
見つけてしまいました。



87年詰パラ7月号。
確かに似ている……。これは知らずに発表していたらと考えると怖いですね……。(フラ盤左下から選択して比較)

葛餅にきな粉をかけるか黒蜜をかけるかは手順前後
23:58


蕨餅A
23:58


ikironさんのお土産にABC評価が下されました。

「めちゃくちゃおもしろいですよ?」
0:23


某氏が自作を披露して、それに対する作者コメント。

詰コインを取っておくのはエリクサーを使わないことと同じ
0:39


スマホ詰パラの話題。僕はFFはわからないので何とも言えないのですが。
ここからポケモンの話題になるも、僕はこちらもわからず。

煙は解説したくない
1:21


これはオフレコ。

タイトル被り
1:21


被せたタイトルをつけることは法に触れるのか。商標のあるもののタイトルはだめか。

「そんなこと言ったら詰将棋やってる時間がもったいない」
「他にやりたいことあります?」
「就職、結婚、出産……」
1:26


「収束をつけるのに悩む時間がもったいない」から発展した話題。

詰将棋エッセンシャル
3:07


この詰2017企画?

「Iとは儚いものですね」
3:47


初形Iの1手詰は余詰に潰れてしまった。

世界が変わる
5:11


肉饂飩子さんの作品を勝手に改作。

構想が成立していることは構想作の必要条件
6:48


だから、構想作は構想以外の部分で頑張らなければいけない。

クリティカル・スクエアを飛び越える
7:33


何の話でしたっけこれ。

牛乳を買ったけど牛乳が好きじゃない
7:37


酔から覚めたオオサキさん、自分が牛乳1Lを買ったことを覚えていない。
他にも買ったおにぎりなどを放置してオオサキさんは離脱。それをありがたく朝食としました。

えび研からブログ更新
10:50


いつものグダグダタイムですが……僕は裏短コンのまとめ記事を書いて更新しました。

皆さんは日曜の将棋番組を見ていましたね。
このへんでえび宅離脱。
いつもの海鮮定食のお店で昼食として、解散となりました。

今回のえび研最後の話題はこちら。

今年の抱負は
「納得いく作を3つ」
「デパート」
「今月で5作仕上げる」
「とりあえず半期賞」
「ひっそりと活動続ける」
「解答。投稿。順位戦」
12:11

作者当ていけるか
12:12


まあ新年会ですからね。
作者当ての答えは、上から、ikiron、馬屋原、鈴川、青木、Hiro、肉饂飩の各氏でした。

おまけ。

えび研から帰っていままでずっと寝てた
翌6:25


僕はもう老人作家になってしまったので、徹夜は体力的に厳しいですね 笑。

というわけで、肉饂飩子さんはじめ、皆さんお世話になりました。
また次回のたま研の前後にでも、こうして集まりましょう。

第301回詰工房+第83回のんびり会参加記

新年明けましておめでとうございます。
年賀詰どころか年賀状さえ作る暇がなかった年末でした。
とは言っても、何もないのは寂しいので戯作を一つ。



鈴川優希のイニシャルの立体曲詰ということで、まあ笑ってください。

さて、本題に入りますが詰工房の参加記。一応4月にはじめてお邪魔して以来、毎月参加しております。
今回、その報告は安武利太さんのブログに先を越されてしまいましたが 笑。

yumenosharin.jpg


今回のメインは、看寿賞作NHK詰で有名な故安達康二さんの作品集、「夢の車輪」。
安達さんの同僚の黒川さんの尽力で2年をかけて出版に漕ぎ着けたということです。
250部しか出していないということで、この機会に購入しました。
作品集の書評、いろいろ溜まっているのですが、これもそのうち更新しようと思っています。

その後は青木さんの新作を解図したり、持ち込んだSurfaceで「折れた槍」の結果稿を更新したりしました。

今回の春霞賞候補は、大学オオサキ作、短大青木作、デパートdivD作と、そこに大学マジカルカーペットを加えての投票となりました。
マジカルカーペットは最初は候補外でしたが、肉饂飩子さんの提案により構想作として扱われることに。ただ、僕からは「これは構想作のコンテクストで評価すると価値が下がる」と選考会中に提言させて頂きました 笑。
僕は打診中合2回のdivD作を工房で解いていて思い入れが強かったのでこれに投票しましたが、多数決でオオサキ作近接連合が選出されました。
ちなみに春霞賞選考の際には、その月の詰パラ結果発表作から注目作を選んで鑑賞するのが恒例となっていますが、今月は鈴川の結果発表がたくさんあったので、まとめて紹介してくださいました。

その後はいつも二次会に参加するのですが、今回は先約が。
知る人ぞ知る詰将棋会合、のんびり会が上野アメ横で行われるので、そこに幹事のオオサキさんからお誘い頂いていました。ちゃんとブログも存在する由緒ある会合です。
なんだか、どこまでの話題をここで書くかとっても迷うのですが 笑。

そういえばマイナーな会合と言えば以前h160seさんの帰国を祝ったモツ鍋会のこともブログに書きそびれましたね。先月6日に三軒茶屋でssさん企画でh160seさん他6人くらいが集まったのでした。インドネシアのフィールドワークの話を聞けましたよ。

それはさておき、今回ののんびり会では今までまったく面識がなかった全邦釘さんや流さん、糟谷さんなどのメンバーとお話しできました。ikironさん、雲虚空さんなど、遠方からの参加も。
宴会中に、「詰将棋ガチ勢」はTETSUさん携行のデータベース&創作プログラムの周りに集まり、テーブルの上に盤も出しながら語っていました。ただ、僕はガチ勢ではないのでそっちには交われず、全さん中心に大学や研究の話をしておりました。
話題としては、
Twitterが情報源の7割
大学の留年数
ソシュール記号論と詰将棋
裏短コン
詰将棋界にイケメンが必要
手羽先
ミドルブロック
などなど。

のんびり会二次会はたぶんそのまま全員が移動 笑。話題は
現竜王夫妻が知り合ったのはのんびり会
36過ぎた今ならテニサー
いのてつさんがいないとエンジンがかからない
東大来たら遊びまくるから東工大を薦めた
詰パラに見切りをつける
全さんが唯一覚えている発表作

終電の時間となったのでほとんど解散になりましたが、全さん糟谷さん、そして宿なしのikironさんで朝までが確定。池袋のHUBに連れて行ってもらいました。
詰将棋の話題に再びソシュールが登場。僕はレヴィ・ストロースを出して対抗。
これからの詰将棋は数学ではなく哲学ですね。ここで出た話題を通して詰将棋フィロソフィアを目指したいと思ったものでした。

3時閉店だったのでまた店を替えて糟谷さんikironさんと始発まで話すことに。
糟谷さんの新構想をいくつか
新しい概念の創出に意味があるのであって収束などいらない
ikironさんの理想の長編
糟谷さんのサイトにそのうち解説が載る?

それにしても初対面の方々とこれだけ長い時間しゃべっていられるのは驚きというほかありません。
詰将棋のこととしても今後の自分のことにしてもたいへん有益な会でした。
僕がお酒を飲めたらもっといいんでしょうけどね 笑。
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my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

管理者:鈴川優希
月刊誌「詰将棋パラダイス」を活動拠点とする詰将棋作家。石川県のド田舎育ちですが、大学進学とともに東京へ。詰工房などの会合に顔を出したり、解答選手権などのイベントを運営したりしてます。詰将棋は小学生の時から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回達成)。半期賞受賞6回。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任。現在、第一作品集を執筆中。出版は今夏を予定していましたが果たして……。

第n回裏短編コンクール
2015年11月に開催した企画で、7手詰を募集して17作を出題しました。45名もの方に解答していただき感謝です。順位発表はニコ生で放送するという新しい試み。

第φ回裏短編コンクール
2016年、裏短コン2回目の開催。9手詰25作出題の大盛況でした。結果稿はいずれもブログ右袖のカテゴリーからどうぞ。

たのしく、うつくしく。
難解? 複雑? そんなものとは無縁な「易しいからこそ楽しい」作品を紹介していく連載です。不定期更新。

解付き出題
自作を解付きで出していた企画で、現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答して頂いた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

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