詰パラ 入選142回 高等学校

詰将棋パラダイス2018年5月号
高等学校

高23 入選142回
東京都 鈴川優希


誤9 無10
A48 B5 C1
平均2.87

北岡正○―4段跳びも驚きだが、序の伏線と馬捨という完璧な表現にまた驚く。
竹中健○―ただの4段跳ねではなく、作意も見事! 作品として完成度が高いと思う。



玉方桂4段跳ねは、EOGさんのブログsomeone like youに「続・玉方桂四段跳ね」としてまとめられている。
これによると作例としては19作あり、そのうち短編は8作。7段目の桂跳ねが不成に限定されておらず4段跳ねが希望限定になっているものを除くと6作となり、この条件はそれなりに希少価値がある。
本作は駒取りをせずに跳ねさせているのが大きな特徴。不成移動捨合や序の伏線も加わって、手順の密度としてはかなり高い。
2018年上半期賞を受賞。



さて、これは2018年12月のちえのわ雑文集に書いたのだが、本作には改作図がある。


手順の密度としてはこちらもいい勝負をしている。特に85歩中合なんて手は普通はなかなか入らない。
4段跳ねと打歩詰テーマがうまく融合できていて、原図よりも「本格派」の、格調高い仕上がりになっていると思う。

もともと改作に取り掛かったのは、原図の詰上りで27角や39桂が働いていないというよりも、攻駒の利きが過剰になってしまっていて美しくないと感じたため。収束での56馬も、捨駒ではあるもののあまり味がよくない。
それに比べて改作図は、両王手で決める気持ちよさがある。
配置は少し悪くなったが、手順成立のために精一杯働いているので、妥協の結果とかそういうわけではない。

もし発表前にこの改作図を得られていたら、迷った末にこっちで発表したのだと思う。

詰パラ 入選141回 短期大学

詰将棋パラダイス2018年2月号
短期大学

短8 入選141回 29・4投
東京都 鈴川優希


誤1 無11
A31 B6 C1
平均2.78

山○誠―2枚の銀を繰りながら馬で網を絞っていく。職人芸を堪能した。
○島敏嗣―7手目37歩が指し辛いが巧手。龍の横利きが通り、駒が綺麗に捌けた。
太刀○甫―変化が難解だが、詰上りは信じられないくらい綺麗。



2018年発表の自作ではこれがベストだと思っている。
三輪さんのブログに本作についての考察があったので、合わせて読んでほしいのである(笑)。
そちらに書かれていることが完全に実際の創作過程そのままなので、特に語ることがない。
不成移動中合だって、念じれば出てくる。

熱心家の方は、収束の7手詰で玉方32銀を省いた図からいろいろ逆算を試してみるといいかも知れない。
この図が一番いい、というのが鈴川の結論だったが、もしよりよい図に辿り着いた方はぜひ発表を。

Kifu for JS (ver. 2.0.0)をブログに貼り付ける

このブログで動く将棋盤として使わせていただいているKifu for JS。
JavaScriptのみで動いているので、スマホでも表示できます。

以前は動く将棋盤といえば勝田将棋盤やKifu for Java、ブログに載せるならkif2swfやフラ盤などが主流でしたが、JavaやFlashはサポートが停止されることになっており(注:あまり詳しくないので正確には違うかも)、これらはすべて将来的に閲覧できなくなる可能性が高いです。
そういうわけで各所の詰将棋サイトでは、Kifu for JSの導入が少しずつ進んできているようです。

このブログで2年ほど前に、Kifu for JSをブログに貼り付けるという記事を書きました。
当時はKifu for JSを実際に使っているサイトがほぼ皆無で、この記事をきっかけにおそらく少しずつ広まっていったのではないかと思います。
使い方が少し難しく、このブログでも初めはかなり不格好な見た目になってしまっています。

しかしそれからKifu for JSがバージョン2.0.0にアップデートされ、大幅に使いやすくなりました。
そこでもう一度、ブログへの貼り付け方をここにまとめておきたいと思います。

なおブログはFC2を想定していますが、他のブログでもおそらく同様にできると思います。



1. Kifu for JSをダウンロード
配布ページに行き、右側の緑色の「Clone or Download」ボタンをクリックして「Download ZIP」を選択。ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
また、配布ページの中央あたり、「4 releases」のタブをクリック。下にスクロールしていき「kifu-for-js-2.0.0.min.js」というファイルをクリックしてダウンロードします。

2. jQueryをダウンロード
jQueryの配布サイトに行き、「Download jQuery」というオレンジ色のボタンをクリック。
「Download the compressed, production jQuery 3.3.1」というファイルを保存します。右クリックから「名前を付けてリンク先を保存」などでいけるはずです。
もし新しいバージョンが出ていたならそれでもいいかも知れません(?)。

3. ファイルを整理
ダウンロードしたファイルから必要なものを選んで整理します。
まず1つフォルダを作ります。「Kifu for JS貼り付け用」など、適当に名前を付けておきます。
1.でダウンロードして解凍したフォルダから、「css」フォルダの中にある「kifuforjs.css」というファイルをコピーし、さっき作った「Kifu for JS貼り付け用」フォルダ内に貼り付けます。
また同様に、1.でダウンロードした「kifu-for-js-2.0.0.min.js」および、2.でダウンロードした「jquery-3.3.1.min.js」も、「Kifu for JS貼り付け用」フォルダ内に移動しておきます。

4. ブログにスクリプトをアップロード
FC2ブログで言えば「ファイルのアップロード」です。ブログに写真を載せるときなどと同じ操作です。
「Kifu for JS貼り付け用」フォルダに入れた「kifuforjs.css」「kifu-for-js-2.0.0.min.js」「jquery-3.3.1.min.js」の3つのファイルを、ブログのサーバー上にアップロードします。
このとき、FC2ブログだとファイル名に拡張子以外で「.(ピリオド)」が含まれているとエラーが起きるので、「kifu-for-js-2.0.0.min.js」は「kifu-for-js-2.js」に、「jquery-3.3.1.min.js」は「jquery3-3-1.js」などに、それぞれ適当に名前を変更しておくといいでしょう。

5. 載せたい棋譜をテキストファイルで作成、アップロード
柿木将棋を使うなら、載せたい棋譜を開いて、「編集」→「棋譜のコピー」→「KIF形式」。これを「メモ帳」などの適当なテキストエディタに貼り付けます。
お好みで棋譜情報を編集します。例として、「開始日時」「終了日時」「手合割」の行を削除。また、「先手:」「後手:」のところも、詰将棋なら関係ないので削除しておきます。
サンプルとして、こんな感じです→「kifuforjs-sample
拡張子を「.txt」にして保存したら、これもまた4. と同じくブログのサーバーにアップロードします。

6. ブログにKifu for JSを読み込ませる
この部分は、他にもやり方があると思いますが、いろいろ実験した結果この方法が一番不具合がなかったです。
ブログのHTMLを編集します。FC2ブログで言えば、管理画面の左袖の「設定」→「テンプレートの設定」。
「〇〇のHTML編集」というところがあると思いますが、そこのコードで、最初のほうに<head>と</head>で挟まれたある程度広い領域があるはずです。
その領域の終わりのところ、すなわち</head>の直前に、以下のコードをコピペして挿入してください。

<!--Kifu for JS貼り付け用 ここから-->
<script src="https://blog-----jquery3-3-1.js"></script>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="https://blog-----kifuforjs.css" />
<script src="https://blog-----kifu-for-js-2.js" charset="utf-8"></script>
<script>var Kifu = KifuForJS;</script>
<!--Kifu for JS貼り付け用 ここまで-->

その際、赤字青字緑字の部分を、4. でアップロードした3つのファイル「jquery3-3-1.js」「kifuforjs.css」「kifu-for-js-2.js」のweb上のURLに書き換えておきます。このURLはFC2ブログで言えば先ほどファイルをアップロードした際に「ファイル情報」のところに表示されているはずです。
HTML編集が終わったら、「更新」ボタンを押します。

7. 盤面を表示する
ブログで記事を書いてみましょう。記事中に次のコードをコピペすれば、その位置に動く盤が表示できるはずです。

<script>Kifu.load("https://blog-----kifuforjs-sample.txt");</script>

ここで、ピンク字のところは、5. でアップロードしたテキストファイルのURLになります。



以上となります。動く将棋盤が表示されたでしょうか?
しかし、実はこれだけだとうまくいかない場合があります。
それは、Kifu for JSのcssが、ブログのcssと干渉して、レイアウトが崩れてしまう場合です。
これに関しては、その部分をcssを編集して解消するくらいしか、今のところ方法が分かりません。

参考までに、このブログで現在使っているcssを公開しておきます。→「kifuforjs_revised12.css
以前おかもとさんにいただいたサンプルを、鈴川が微調整して新たに作ったものです。
よく背景のカラーが割り込んできてしまっているものを見かけますが、その類のものはこれで解消できるはずです。
また棋譜コメントの枠が広すぎたのも調整したりしています。
試してみたい方は、このcssを保存して、もとの「kifuforjs.css」と差し替えてみてください。
その際、6.青字の部分を書き換えるのを忘れないようにしましょう。

貼り付け例

詳しい方はよりよい方法を教えていただけたらありがたいです。
また、この記事に書いていること自体に間違いがある場合も、お気軽にご指摘ください。

詰パラ 入選140回 中学校

詰将棋パラダイス2018年2月号
中学校

中9 入選140回
東京都 鈴川優希


誤0 無8
A75 B24 C6
平均2.65

竹○健一―64飛成でぴったり捕まっているのがうまいです!
原田○実―なるほどこういう詰上りがあるのか。



64飛成一点勝負。この一手を映えさせるために、63飛を打ってと金の移動合というお膳立てがある。
配置も最小限なので、まあ悪くはない出来映え。

詰パラ 入選139回 同人室

詰将棋パラダイス2017年12月号
同人室

② 入選139回
東京都 鈴川優希


誤4 無9
A10 B14 C3
平均2.25

鈴○彊―角に桂合、飛にも桂合。持駒桂を捨てて、取った桂で決めてゆく順良し。
松田○次―3手目14桂がこの時しかない。



「限定打2回」の課題。在庫にちょうどあったので投稿した。2回目の44角短打も限定打とすれば3回である。
44角、14桂、52飛のタイミングと合駒の組み合わせを考えるのがちょっと難しい。

ところが、初手55角で余詰。もっとしっかり検討するべきだった。
結果稿では、なぜか「作品的に問題はない」と解説されているが、議論の余地なく余詰だと思う。
まあ、余詰では入選取消にならないので、特にその後に影響はないのだけれど。
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About
my cubeへようこそ。詰将棋のブログです。駒を並べてアートが表現できるって素敵なことじゃありませんか? 詰キストの方もビギナーの方も楽しんでいってください。

Author:鈴川優希
主に月刊誌「詰将棋パラダイス」に作品を発表している詰将棋作家。東京在住の学生です。詰将棋は小学生の頃から作り始め、2009年5月に詰パラ初入選。2015年12月に最年少同人入り(入選100回)。小~院すべての詰将棋学校で半期賞受賞経験あり。2016年4月より詰パラ連載「ちえのわ雑文集」の世話役に就任しました。原稿随時募集中です。

裏短編コンクール
2015年(第n回)・2016年(第φ回)に開催。使用駒数11枚以上、タイトル必須という条件で募集した作品を出題し、解答者に評価してもらうという企画です。結果発表はニコ生で行いました。作品の結果稿はブログ右袖のカテゴリーからご覧いただけます。なお、この裏短コンはほっとさんのブログ「詰将棋考察ノート」に受け継がれました。

今週の詰将棋・
詰将棋ウィークリー

今週の詰将棋は2009年7月からの2年間100題。詰将棋ウィークリーは1012年3月からの50週は幻想咲花さんとのコラボ、それ以降は鈴川単独の出題で2014年3月まで、#100をもって終了しました。解答していただいた方に感謝します。
※81puzzler閉鎖につき詰将棋ウィークリーの記事にはリンク切れが多いです。

解付き出題
自作を解付きで並べていくだけ。現在#120をもって休止中。在庫整理の意味合いが強いので質より量です。

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